まず、この文庫版は以前、角川書店からハードカバーで出ていたものの文庫化ではありません。1970年から2003年まで30年以上の時間を費やして書かれた長編を、完結を機に最初の巻から全面的に手を入れたのがこの文庫で、それ以前のオリジナルが角川版ということになるそうです。その経緯は「前書き」に詳しいです。そこには、角川版の訳者が池央 耿で、今回は翻訳者まで変っていることも書かれています。この文庫に「はじめに」、「まえがき」といった、ともに2003年のキングの文章がついているのは、そういう意味なのです。この巻のオリジナル原書が出たのは1982年ですが、1970年には構想が出来はじめていたとあります。キ…
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