天国からはじまる物語

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人間が死んだらどうなるんだろう？という内容の本で只今読み中です。まだ半分も読んでないけど面白いと言い切れます。

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「どんな運命であれ、これがわたしの人生なのだ。」与えられているものを精一杯生きる。心に沁みるいい本だった。

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人が死んだら〜、とか天国の世界が描かれてて
とても面白かった！今、大切な人と生きていられる事が
どれだけかけがえのないもので、
大切なんだと気付かせてもらった

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070622読了。救われる物語。自分から逃げない。今を一生懸命に生きる。そういうことです。静かに、良いお話。図書館のヤングアダルトコーナーで見つけました。子供向け？内容は、16歳を目前に交通事故で死んでしまった女の子の、その後の話。セイディがかわいい！

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16歳の誕生日を前に交通事故で死んでしまった女の子の物語。この作品は天国の設定がおもしろかった。＜ドコカ＞（天国のこと）での時間は人を若返らせていきます。自分の積み重ねてきた時間がゼロになったとき、再び生まれ変わる。もう自分は永遠に16歳にはなれないんだと少女が思う場面がとても印象的でした。

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すごく大切な何かを教えてくれるような作品。

読み終わった後に大事な人が恋しくなるような
そんな切なくも温かい話。

こんな世界があるなら本当に良いと思う。

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なんていうか…面白かったなぁ。単純に面白かった。
何が強く胸に残るでもなく、誰が特別愛しく思えたわけでもないけれど。
なんて面白い発想のかたまりなんだろう。いろいろなレビューを見る限り単なるハートフルストーリーだと思っていただけに、なんかいい意味で不意を突かれました。

内容的には、16歳の女の子、リジーが交通事故で死んでしまい、目覚めたらタイタニック号みたいな（これは私の想像）船に乗っていました、的なお話でした。
船の行き先は天国でも地獄でもなく、《ドコカ》。
この世によく似た世界で、決定的に違うのは住民（死人）は歳をとるのではなく、年々若返っていくということ。
そして最後は赤ん坊になり、またこの世に送り出される。
リジーは《ドコカ》で様々な人々に出会い、人生とは何か、恋とは何か、死とは何か、大きなことを辛い経験をとおして学んでいく。
切ないでもなく、嬉しいでもなく。
なんというか…とりあえず、興味を持ったら読んでほしい。

死後の世界というのは誰も知らないだけに、強く興味をひかれるものだけれど、若返るなんて想像したこともなかった。
アレックス・シアラーの「青空のむこう」は想像どおりの“あの世”だったし、私自身の書いた「あの日の忘れ物」はあまり死後の世界を詳しく書いていない。今となっては何書きたかったのか覚えてないし。
今回はより新鮮な“あの世”を見れたような気がする。
“あの世”の物語はやっぱり興味がある。優しい物語も怖い物語も。
これからも探してみよう(゜∀゜)
何気なく手に取ってよかった。
読んでよかった。

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すごくせつないけれどもしかしたら天国ってこんな風なのかしら？…と思わせてくれる本。
今を大事に思える。

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「青空のむこう」を読んだあとすぐに読んだので、
どちらも死後の世界の物語で、色々な世界があるんだなと感じました。
でもどちらも前向きに考えさせられる物語でした。

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死後の世界をテーマにした本はたくさんあります。当然死んだ人が戻ってきたことはないので、実際どうなのか、そもそもあるのかないのかすら誰にもわかりません。ですから、江原さんのようなスピリチュアルな能力を持つ人による著書は別として、こういった小説は想像の世界にすぎません。

ただ、自分が死んだら昔死んだ人に会える、とはよく言われますね。わたしは、この本に書いてあるように死者に会えるなら、すごく良いなぁと思います。むしろ、こんなシステムならかえって楽しみになってくるくらい。

この本は、bk1の「おすすめの本」の中に挙げられていたもの。いかにも「泣かせちゃる！」なタイトルは気に入らなかったものの、なぜだか妙に気になったので、図書館で借りてみたのでした。読み終えた今、とくに泣かせるためにつけたタイトルでもなさそうだとわかり、タイトルに深く納得しています。そして読んで良かったと思っています。ちなみに原題は Elsewhere 。この邦訳の中では＜ドコカ＞となっているところですね。

主人公は、16歳を目前にして交通事故で死んでしまったエリザベス、通称リズ。ふと目覚めると船に乗っていて、他にも知らない人たちがたくさん乗っています。はじめは自分が死んだことにまったく気付いていませんでしたが、一通の招待状が届き、そこへ行ってみて初めて事実を知ることになる。そしてその舟はやがて＜ドコカ＞に到着します。

この＜ドコカ＞、すごく素敵な場所なんです。リズをはじめとして、自分の死を受け入れられない他の人たちは、どうしても地上を恋しく思うばかりなんですが、やがてそれではいけない、そうしていても仕方ないと思うようになっていく。それから魂が成長していくんですね。そう、死後も＜ドコカ＞で生き、成長し続けるんです。しかも若返りながら。そしてそこで出会った人と恋をしながら。この辺がもう、切ない。

リズの気持ちはものすごく共感できます。エターニム硬貨をたくさん握って＜見晴らし台＞に入り浸り、地上に生きている家族や友達のその後を見ていたいという気持ちはとくに、胸が痛みます。でも一方で、＜ドコカ＞では、地上では会うことのなかった祖母のベティや、船の上で会ったミュージシャンのカーティス、また他の死者たちとの前向きな触れ合いに、読んでいるこちらも気持ちが明るくなっていくことも事実。死は決して後ろ向きの暗いものではないし、永遠にそこにとどまるものでもない。だからこそ「死後の生活」が楽しめるんです。

＜ドコカ＞では、フランク・ロイド・ライト設計の図書館が建ち、ナタリー・ウッドがヒロインでリバー・フェニックスが相手役の恋愛映画が上映され、ピカソは絵を描き続け、マリリン・モンローは精神科医になり、ジョン・レノンは庭師になっています。どうですか、ワクワクしてきませんか。こんな世界が待っているなら、死ぬことなんて全然怖くありませんね。

本書はヤングアダルトが対象なので、非常に読みやすいです。翻訳ものに特有の読みづらさもまったくありません。スラスラと読めるから、＜ドコカ＞へとスッと入っていけちゃいますよ。

この作家の著書は、本書の前に、Margarettown という本が出ていますが、こちらはまだ邦訳はないようです。新作の Memories of a Teenage Amnesiac は、今年の4月に邦訳『失くした記憶の物語』として発売されており、今読んでいるところ。今後も新作が出たら読みます。

読了日：2008年6月12日(木)

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体は成長せずとも、精神的な成長はある。
それでもこの年頃の子供にとって、身体的成長はちょうど同じ年代の私には重要な事だと思えます。物語の最後に書いてありますが、地上とは違って死が訪れず、自分にどのくらいの時間が残っているのかわかる所が逆に悲しいようなむなしいような気持ちになります。そして、記憶していたことを若返っていくにつれて忘れてしまうことを恐れる、その恐怖心すらも忘れてしまうなんて、悲しいにも程がありました。

＜ドコカ＞でどんなに良い出会いをしても地上ですれ違っても分からない、＜ドコカ＞での人生の終わりは今の自分の人生の終わりと考えるととてもむなしい気持ちになりました。

とても心に響く、そんな話です。
でも少し無理矢理な部分があったかな･･･。

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帯で読者モニターが言っていたような「強い感動」は襲ってこなかったかな。でも、死後の世界でも生前と同じように（多少の違いはあるけど）生きられる（死んでるけど）、そんな風に考えられるのは幸せなことなのかも・・・。