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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.6 7件
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  • カテゴリ:小学生
  • 発行年月:2005.9
  • 出版社: 新日本出版社
  • サイズ:25cm/31p
  • 利用対象:小学生
  • ISBN:4-406-03211-8
絵本

紙の本

紅玉

著者 後藤 竜二 (文),高田 三郎 (絵)

りんごの季節になると父はきまってぼくらにおなじ話を語り聞かせた。りんご畑がおそわれた。手当たりしだいにりんごをもぎとってさわいでいた。川向こうの炭鉱で働かされていた朝鮮と...

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紅玉

税込 1,540 14pt

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戦争を知る絵本 7巻セット

  • 税込価格:11,330103pt
  • 発送可能日:購入できません

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商品説明

りんごの季節になると父はきまってぼくらにおなじ話を語り聞かせた。りんご畑がおそわれた。手当たりしだいにりんごをもぎとってさわいでいた。川向こうの炭鉱で働かされていた朝鮮と中国の人びとの群れだった…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

後藤 竜二

略歴
〈後藤竜二〉1943年北海道生まれ。早稲田大学文学部卒業。日本児童文学者協会会員。
〈高田三郎〉1941年北海道生まれ。神奈川大学卒業。

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

1945年北海道美唄。終戦直後のりんご畑で起こった、「父」と強制連行労働者たちとの間の苦い出来事を、兄が油彩、弟が言葉で表現した絵本。本年度、課題図書選定。

2006/06/16 12:06

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「りんごの季節になると 父はきまってぼくらに おなじ話を語り聞かせた。」——表紙を開くと、カバー袖の白地に、こうある。そして見返しをめくると、前扉に同じ文が置かれ、画家の兄と作家の弟が再現する父の体験が始まる。
 1945年、戦地から戻ることができた兄弟の父は、例年と変わることなく実った赤いりんごの収穫をたのしみに、木の板でりんご箱を作りつづけている。いよいよ翌日に収穫を控えた日、りんご畑は襲撃される。犯人は川向こうの炭坑で働く朝鮮と中国の人びと。日本の軍隊に無理やり連れてこられ、充分な食事も与えられず、スコップでなぐられながら石炭を掘り出している人たちであった。
 父の脳裡には戦時の記憶がよみがえる。コーリャン畑の広がる中国大陸で、作物や家畜をあたりまえのように略奪する自分の仲間たち。
(りんごぐらい、なんだ!)と思いながらも、村の人たちの呼び止める声を背に父は畑へと向かう。叫びながら押し寄せてくる骨と皮ばかりの労働者たちに、父はカタコトの中国語で話しかける……。
 炭坑での強制連行労働を掘り起こした児童文学には、九州の筑豊で少女時代を過ごした坂井ひろ子氏作品『むくげの花は咲いていますか』(解放出版社)がある。ふるさとの風景のなかにひっそり眠る暗黒の歴史を突き詰めていこうという厳しい姿勢により、苦労して元坑夫から聞き出した話をまとめた力作である。迫力のある文体で、すごいものを一気に読んでしまったという強烈な読後感だった。
 一方、この『紅玉』は、『九月の口伝』(汐文社)という児童文学として後藤竜二氏がまとめていた素材を絵本化したものであるが、兄弟で父から長年聞いてきた個人的な体験を、静かな事実の語り伝えそのままに再現しようとしたに違いない。文にも絵にも抑制が利いている。しかし、タッチのひと筆ひと筆に、余分な描写や感情移入を省いた選り抜かれた言葉のひとつひとつに、ふたりが父から受け継いだ、その日の血の高ぶりを感じ取ることができる。
 ふるさとで繰り広げられていた強制労働という事実に加え、戦地での体験を経て帰ってきた父の身にふりかかったこと——この偶然がもたらした特異な悲劇の重層性、また、特異な体験の「語り」を語り伝えるという重層的なあり方が強烈な刻印を残す。たとえ表現は抑えられたものであっても……。
 絵について少し書き足したい。キメが荒いタッチという言い方で良いのか分からないが、線描なく輪郭のはっきりしない絵なのに「何だ、このリアリティは!」と見開きごとに驚かされる。印刷すれば原画の明度・彩度は落ちているはずなのだが、おそらく細心の注意が払われて作業が進められたものだろう。初雪を冠した山のグラデーション、野の黄みどり、もぎ落とされたりんごの赤いつや、立ち去る人びとの向こうに広がる茜空など、とてもバランスよく色が出ている。そして、労働者たちのリーダー格の男性の姿。どれだけの試行錯誤ののちに、画家がこれを描き上げたのだろうか。どのようにして、この目の表現に達したのだろうか。
 余談も含むが、後藤竜二氏はあさのあつこ氏の師匠的な存在である。『バッテリー』を読んだとき、『14歳−Fight!』に雰囲気が似ているなと思えた。ファンタジー・ブームの陰で、かつて次々と発表され評価されていたリアリズムの児童文学はなりを潜めている感もなくはない。それはさておき、長篇とは異なるけれども『紅玉』は、後藤竜二氏の原点という意味でも、高田氏の美しい画の数々を得たことにより、氏の新しい代表作となったのではないだろうか。

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紙の本

何を思う

2017/04/23 21:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を手にとらなかったら知りえなかったお話。戦争から70年以上たったこの時代にどれだけ響くかわからないけれど、戦争とは勝った国も負けた国も、普通に暮らしている人々の身も心も深い傷をつくってしまうのだ。
実際に体験された方の言葉から感じることは多い。ひろく何度でもよんでいきたい本。

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2008/05/11 07:47

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2008/05/17 22:56

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2018/12/18 01:08

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2020/11/15 20:56

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2022/04/11 10:05

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