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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2005/08/25
  • 出版社: 角川書店
  • レーベル: 角川文庫
  • サイズ:15cm/385p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-04-879301-2

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文庫

紙の本

水の時計 (角川文庫)

著者 初野 晴 (著)

【横溝正史ミステリ大賞(第22回)】【「TRC MARC」の商品解説】脳死と判定されながら、月明かりの夜に限り話すことのできる少女・葉月。彼女が最期に望んだのは自らの臓器...

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水の時計 (角川文庫)

税込 792 7pt

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水の時計

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商品説明

【横溝正史ミステリ大賞(第22回)】【「TRC MARC」の商品解説】

脳死と判定されながら、月明かりの夜に限り話すことのできる少女・葉月。彼女が最期に望んだのは自らの臓器を、移植を必要とする人々に分け与えることだった。第22回横溝正史ミステリ大賞受賞作。【商品解説】

著者紹介

初野 晴

略歴
1973年静岡市生まれ。法政大学工学部卒。2002年『水の時計』で第22回横溝正史ミステリ大賞を受賞、デビュー。著書に『漆黒の王子』がある。

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みんなのレビュー109件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

泣きました。幸福の王子を現代に甦らせた物語です。

2017/12/27 10:00

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

オスカー・ワイルドの幸福の王子は、多くの方がご存知だと思います。
読んだことはなくても、ざっくりと聞かれたことはありませんか。
この本の最初にもあらすじが引用されています。
こんなお話でした。

>オスカー・ワイルド「幸福の王子」より。
>とある町の中央に、金箔に覆われ、両目は蒼いサファイア、
>剣の柄にルビィをあしらった王子の像が建っていました。

> 一羽のつばめがこの町に着いたとき、高い円柱の上の像が
>目にとまりました。つばめが像の横に舞い下り、眠
>りにつこうとしたところ、大きな水のしずくが体にかかったのです。
>それは、王子の像が流した涙だったのです。
>なぜ泣いているのかとつばめが聞くと、王子は、町の醜さが、
>みじめさが見えてしまうと言うのです。
>生きていた頃は幸福の王子と呼ばれ、実際幸福だったのに、
>像となって初めて気付いた自分の町。

>王子はつばめに頼みます。町の困っている人達のために、
>身体の一部分を持っていって欲しいと。
>つばめは頼まれるまま王子の身体から運び続けるのでした。

ここで書くのをやめておきますが、この本の引用ではラストまで
きちんと書かれています。そして物語は、幸福の王子を
なぞるように、舞台を現代に置きかえて進んでいくのです。

主人公は高村すばる。暴走族ルート・ゼロの幹部の一人です。
幹部は三人いて、内部分裂が起きつつあります。
分裂に呼応して、ルート・ゼロは暴力性を増しているのです。
物語は、暴力事件を起こした次の日、すばるが現場に
戻ろうとするところから始まります。

「ここから先に進むと逮捕されますよ」

すばるが振り向くと、タキシード調の背広に銀縁眼鏡の
初老の男が立っていました。眼鏡の奥にはふくろうのような
目つきが光り、体じゅうの線という線がまっすぐで、
白い手袋をしてます。まるでアダムスファミリーに出てくるような
フランケン似の執事みたいな男です。

すばるは現場に置き忘れた財布を取りに来たのです。
滞納していた先月分の家賃が入っています。
男はすばるに無造作に金を渡すと、ついてくるように促します。
シルバーに輝くベンツのドアロックを外し、すばるに身振りで
やんわりと決断を迫ります。助手席のシートの上には、
なぜかすばるの財布がありました。

この男は敵なのか味方なのか。
判然としないまま車に乗り込み、すばるは現場を離れます。
男が告げます。
「行き先は、南丘聖隷病院になります」

つい導入部分をやたらと詳しく書いてしまいましたが、
自分のこころのブレーキがきっと働いているのに違いありません。
それくらい、物語の内容を書きたくないんですね。

幸福の王子と暴走族と執事と病院。

どんな関係があるのでしょうか。
ぜひ驚いて、どきどきして、胸をかきむしられて下さい。
そして水の時計の意味が分かり、物語のピースが全てはまると、
涙でページがめくれなくなってしまうのです。

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電子書籍

現代版 幸福の王子

2017/05/25 22:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

重いテーマもユニークな雰囲気で書き上げる初野さん。

本書も脳死と臓器提供を通して、生死とはなにか、人と人との関わりについて考えさせられる作品です。

もしかしてこれは夢の中ではないか、そうであったらいいのにと思わされる幻想的なシーンがこの作品の魅力の1つではないでしょうか。

提供を重ねていく中で、昴の価値観や昴と葉月の関係に徐々に変化が生じる様子も読みどころです。

私の価値観を変えてくれた大好きな作品です。

本書を読み、今一度生死や人間関係について考えてみてはいかがでしょうか。

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紙の本

幸福の王子、ふたたび

2007/09/19 21:19

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

臓器提供・移植問題。平和で優秀な医者と設備をもつ生活基準も安定しているこの国で、どうにも出来ない病気がいまだある。新薬の投入、臓器移植、新設備の普及、石橋を叩いてわたる医療機関のTOPにはたんまり時間はあっても、切にそれを望んでいる病人やその家族には時間が無い。日本は政治だってナンだって、いつだって満場一致を目指す奇特なお国なのだ。

本書では「生きている」のと「死んでいる」のとの境界線と命の意味と、それを誰が決めることが出来るのか?が問われている。
医学的に脳死とされて、植物人間状態のお嬢様・葉月。しかし月明かりという条件下でのみ機材を通して「しゃべる」ことが出来る。生も死も自分で選ぶことが出来ない彼女が、唯一その身体でできること、それは臓器提供という違法行為である。その運び屋にいわゆるバイク便として彼女が抜擢したのは暴走族の少年・高橋昴だった。
冒頭に記される「幸福の王子」はあまりに有名な童話。王子(葉月)とツバメ(昴)の現代版の形をしているが、ココには童話には無い王子=葉月自身の生に対する執着と存在理由の追及とがその行動の原動になっている。
決して慈悲や哀れみではなく、ボランティア精神でもない。彼女を動かしたものはあくまで彼女自身であり、無駄に孤独を演じてきた過去への後悔である。
人間としての死も、社会的な生ももてずに時計が止まったままの葉月にとって、この生が意味あるものとして存在するための唯一の方法が、身体のパーツを分け与える・・・臓器移植である。なぜ運び屋に暴走族のチンピラを抜擢したのか?彼女は何者なのか?そのあたりはミステリーの要素をきちんと持っている。
「与える自由と与えない自由ーそれは私(葉月)が守る,だから貰う自由と貰わない自由 それはお前(昴)の目で確かめて、私に聞かせて欲しい。」

「幸福の王子」のように王子が始終ツバメに指示を出すのではなく、葉月はただその身を提供するだけで完結している。あとはそれがどこの誰に届こうとそれは関係ない、ただ(人生において同じ境遇を背負ったという意味で)自分の分身である昴にその選択をゆだねた。生きていて欲しいと願われる立場にある人のもとに、彼は臓器を運び続ける。作品としてはその数々の臓器移植のうち4編だけをピックアップされ、その章の中では被移植者やその彼(女)を想うものを中心に物語が展開する。

文章について言えばテンポがあり読みやすいタッチで、みずみずしい感性がにじむ、これがデビュー作とは恐れ入った。ただ滑出しも各々のオムニバスもイイ出来なのに、葉月の月光の下会話が可能になるいう「水の時計」についてや、なぜ昴なのかなど、あまりに葉月の言葉が少なく過去の描写が足りず、プロットを説明されただけという感じがしてしまう。その構成・プロットを物語にして大いに語るのが小説だろう?と思ってしまうのがちょっと残念だ。
しかしいい作品であることには間違いない。
生と死の境界を見つめるということは、どうやって日々をすごしどうしていることが生きることなのか、改めて考えさせられる。
どうにも生きている感じがない、などと弱言をはいている多くの弱者に読んで欲しい。

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紙の本

湖面に湛えられた月のように

2010/05/14 22:11

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:伊織 - この投稿者のレビュー一覧を見る

読後、ストーリー的には違うんですが、内包している雰囲気が断片的にですが、浅倉卓哉さんの「四日間の奇蹟」に近いものがあるなぁと感じました。


「脳死」、「臓器移植」という重たく、そして繊細なテーマを扱いながらも冒頭に出てきたオスカー・ワイルドの「幸福の王子」の持つ物語のイメージを壊すことなく、むしろそれを使うことによって「幸福の王子」と「水の時計」という両書を見事に際立たせています。
どちらも死ぬことなく、活かされていてあっちを思い出せばこっちも一緒に思い出してしまう、そんなイメージでしょうか。
見事に重ね合わせながら進んでいく展開は秀逸です。


そして主人公・すばると葉月との関係といった謎が散らばっていて、ミステリーとしても読めはするんですが、これも前出の「四日間の~」と同様に薄めの味付けになっています。
オムニバス形式の構成で、作中の人物たちがそれぞれに背景となるものを抱えていて読ませられます。
欲を言えば、すばるが運び屋をする運搬シーンを盛り込んで欲しかったですね。
せっかく冒頭部分で特殊な機械を使うというような説明があったので、尚更です。


何箇所か引っかかったりする部分もありましたが、惹きつけられる作品であることに変わりはありません。
全体的に幻想的でそれこそ湖面に月を湛えたような、静かだけれども印象に残る作品でした。
すばると葉月が痛々しい。ツバメの巣の描写の意味を考えると…。
この本に興味を持たれて読んだ方は是非、その意味を考えてみてください。





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