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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 5件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.7
  • 出版社: 東京創元社
  • レーベル: 創元推理文庫
  • サイズ:15cm/401p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-488-10432-0
文庫

紙の本

エラリー・クイーンの国際事件簿 (創元推理文庫)

著者 エラリー・クイーン (著),飯城 勇三 (訳)

エラリー・クイーンの国際事件簿 (創元推理文庫)

税込 990 9pt

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収録作品一覧

エラリー・クイーンの国際事件簿 11-195
私の好きな犯罪実話 197-224
事件の中の女 225-389

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

クイーンが帝銀事件について書いてる、それだけでも驚き。でも、日本の事件を書かせたら清張には及ばないかな・・・

2005/11/27 20:22

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「美味なる犯罪を求めて世界を周遊する、ミステリ作家兼名探偵エラリー・クイーン。カジノの完全犯罪や論理的と言えなくもない豪州の死、はたまたアルジェで解けた上海の殺人・・・・・・。行く先々で供される珍事件、難事件に舌鼓を打つ『エラリー・クイーンの国際事件簿』に、作品集『事件の中の女』と短編「テイラー事件」「あるドン・ファンの死」を配する、巨匠クイーンの犯罪小説集。」
カバーイラスト/デザイン●森山由海
カバーの内容案内にもあるように、全体は大きく3つに分かれますが、この本での配列は紹介とは少し異なります。まず20話からなる『エラリー・クイーンの国際事件簿』があって、次に「テイラー事件」「あるドン・ファンの死」の2話を収めた「私の好きな犯罪実話」があって、最後が19話からなる『事件の中の女』となります。
解説は訳者でもある飯城勇三、クイーンの研究家とありますが、解説の人材としては可もなく不可もなしといった感じで、むしろちょっと褒めすぎかな、という印象があります。それはやはり、この本が基本的に犯罪実話集であって、その手のものであれば他の人にもっと優れたものがあるため、ちょっと無理をしているからでしょう。
ちょっと物足りないようなことを書いたのは他でもありません、実質380頁くらいのなかに、41もの犯罪譚、各話は平均10頁にも満たないのですから掘り下げをするというよりは、全体をざっと見渡す、そういうった印象があります。ただし、犯人逮捕、或は迷宮入りの経緯ははっきり書いてありますから不満はありませんが、読んでいて、あれ、こんなに一冊が短かった?と思う人も多いでしょう。ちなみに『エラリー・クイーンの国際事件簿』が約180頁、『事件の中の女』も170頁ほどです。
数が多いので、細かい内容には触れませんが、『国際事件簿』では、日本の帝銀事件を扱った第二話 日本「東京の大銀行強盗」、先日も指紋のことを読んだばかりなので、お馴染みの名前が出てきて興味深かった第四話 アルゼンチン「ブエノスアイレスの屠畜人」、地方の人の願いがちょっと楽しい第五話 ルーマニア「アダモリスの詐欺師」をあげましょう。
ハリウッドを舞台にしたいかにもアメリカらしい「テイラー事件」は、自分でも小説にしたいですし、エラリー・クイーン誕生秘話とでもいう「あるドン・ファンの死」を読むと、昔読んだヴァン・ダインの名作をもう一度手にしたくなります。
『事件の中の女』では、親の子殺しが日常化している現在だったら全く異なる判決となったであろう「検察側の証人」、夢が事件を解決に導いたものの、何故、夢がと首をひねる「夢探偵」、美女の幸運が、結局は最後に運命に呑み込まれてしまう「驚くべきパターソン夫人」もいいです。
読み返す価値はありそうです。ディテールがないため、却って想像力を刺激される点がいいのかもしれません。松本清張の実話集などは、短いものはいいのですが、長くなるとやたら資料の羅列、裁判記録の写しなどが増えて、読んでいて「また同じことを書いて」と飽きさせる部分があります。少なくともそれはありません。ここまで起承転結をつけなくても、と思うものもありますが、それが事実なのですから、古い言いまわしは正しいのだなあと実感。でも、犯罪自体はありふれたものが多い気がします。

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紙の本

「濃厚な時間」のための一冊、、、、<エラリー・クインの国際事件簿

2007/04/21 15:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴぃたぁ・パンダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者の「エラリー・クイーン」と言う人は、実在しない。なぜなら、ペンネームだからである。
「Ray’s ミステリ批評 」いうhpの記事で、エラリー・クイ−ン について、色々と研究されているので、ご一読をお勧めしたい。
経歴の記載にもれているようだが、二人はいとこ同士のようだ。だから、長く共同作業が出来た面もあると、推察される。
読み始めてから、読み終わるまで、結構長い時間をかけてしまった。
短編集なのだが、会社からの帰り道にのみ読んでいたのだが、1編読むと、満足するので、かなり時間が掛かってしまった。
ある意味、古典ミステリに入るだろうが、トリック等は、決して色あせはしていないので、読み飽きると言う事は無い。
ぜひともお勧めの1冊である。
http://ameblo.jp/ye0329/entry-10020233488.html

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紙の本

本当にあった嘘みたいなお話

2023/11/25 14:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:今井 - この投稿者のレビュー一覧を見る

いろいろな国の話が載っていて面白い。まさに国際事件簿。◯分後に意外な結末みたいだった。実話もあったが、本当にあった話?ちょっと盛ってない?てくらい現実離れしてて、事実は小説よりも奇なりを地で行っていた。

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2009/05/24 11:15

投稿元:ブクログ

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2011/11/27 13:12

投稿元:ブクログ

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