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紙の本

切れない糸 (創元クライム・クラブ)

著者 坂木 司 (著)

俺、新井和也。家は商店街によくある町のクリーニング屋。目下のところクリーニング品の集荷が俺の主な仕事。毎日、お得意さんの家を訪ねては、衣類を預かってくるというわけ。ところ...

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切れない糸 (創元クライム・クラブ)

税込 1,980 18pt

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商品説明

俺、新井和也。家は商店街によくある町のクリーニング屋。目下のところクリーニング品の集荷が俺の主な仕事。毎日、お得意さんの家を訪ねては、衣類を預かってくるというわけ。ところが、あるお得意さんから預かった衣類は…。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

プロローグ 9-27
グッドバイからはじめよう 29-91
東京、東京 93-178

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みんなのレビュー150件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

謎も衣類もクリーニングいたします

2005/07/02 13:27

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

未解決のまま捜査が打ち切られた難事件を、「迷宮入り」と言う。そして、この難事件を解決する方法や手引きの事を、「アリアドネの糸」とも言う。
これは、古代ギリシャに起因した言葉だ。クレタ島のミノス王が、ミノタウルスのいる迷宮へ、生け贄として王子テセウスをおいやる。愛しい彼を迷宮から出すために、ミノス王の娘アリアドネが糸玉を渡す。彼はその糸を手繰って、無事生還を果たす。
さて、本書の主人公である新井和也は、町のクリーニング屋の息子だ。衣類を扱うのだから、さぞかし糸には詳しかろうと思われるが、これが大間違い。なぜって彼は父親の死で急遽家業を継ぐ事になるまで、全然その気がなかったからだ。糸を見つけるどころか、逆にお客さんにチェックの甘さを指摘されるようでは、名探偵とはほど遠い。但し、全ての衣類にまつわるトラブルは、まず窓口となる彼の所にやって来てしまう。まずは、クリーニング屋に「次のせんたくもの、あらわないで」と頼む子供。困って困って、どうしようもなくなった和也が訪ねるのは、『喫茶ロッキー』でアルバイトをする同級生・沢田直之。彼こそが、真っ暗闇の難事件から抜け出るための、たった一筋の手がかりとなる糸を見つけられる名探偵。
第一話「グッドバイからはじめよう」は、出会いと別れの季節である春、第二話「東京、東京」は活発な夏、第三話「秋祭りの夜」は寂しげな秋、第四話「商店街の歳末」は人恋しくなる冬。四部構成になっている本書は、問題の窓口→和也、解決→直之のパターンで話が進む。そして最初「デモシカクリーニング屋」だった和也が、「アライクリーニングのチャーリーズエンジェル」こと松岡さん、竹田さん、梅本さん、ベテランのシゲさん、そしてお客さんとのふれあいを通じて、少しずつ自覚を持ってゆく。自分の事さえおぼつかなかった和也が、最後にはシゲさんの問題に積極的に関わるようになるのだから、たいしたものだ。成長は和也だけの専売特許ではない。彼よりよっぽど大人で悟っているかに見えた直之も、最終話ではある決断をする。季節の進行と、登場人物それぞれの成長が重なっている。もつれた糸は、ほぐす。切れた糸は、つなげる。人間関係は、こんなにも糸ににている。ただ、糸よりもっと複雑だけれど。否応もなく人と接する職業であるクリーニング屋を主人公にした本書は、タイトルが象徴する『切れない糸』=人との繋がりの大切さを教えてくれる。成長過程にある若者を見守る、下町の商店街の人々の眼差しは、とても暖かい。この暖かさが、今やめったに見られなくなってしまったのが残念だ。
さて、さりげなく本筋に関係ある映画を登場させた著者に、一つお願いがある。
気の早い話だが、文庫化の際には、登場する映画情報を巻末につけて、著者のコメントも入れてもらえないだろうか?

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紙の本

東京にあるムーミン谷

2006/08/08 13:58

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の引きこもり探偵シリーズは未読なので断言してはいけないのでしょうけれど、この小説も同じように安楽椅子探偵もの。
東京の商店街で育った僕・新井和也は、クリーニング店の長男。父親の突然の死によって、就職も決まらない和也は家業を継ぐことに。
店には腕のいいアイロン職人のシゲさん、おおざっぱな母親、「松竹梅トリオ」と呼ばれる明るいカウンター業務のパートのおばさんたち。和也は父親の代わりに、集荷と配達を担当することになります。
クリーニング業は衣服や科学の専門知識が必要だし、愛想もいるし、お客さんと信頼関係も築かなくちゃいけない。
集荷された衣類から、お客さんの謎を解きます。どんなことでお客さんが困っているのか。どんな問題にぶちあたっているのか。
もちろん和也は解決できず、同じ商店街の喫茶店「ロッキー」でアルバイトをしている友人沢田の助けが入ります。沢田が安楽椅子探偵。和也の話や衣服の写真から、推理していきますが、ミステリーを解いたからといってそれで終わりではなく、
「関わった人の『その先』まできちんと考えているような気がする」
と和也がいうように商店街らしく、隣の揉め事にまで首を突っ込んでいきます。
小説はもちろんおもしろい。
安心感のあるミステリーですね。文章も安定しているし、人が死んだり誰かを恨んだりという暗さが全くない。読んでいるとホッとする。ミステリーではなかなか出会えない雰囲気をもっています。
安楽椅子探偵といいましたが、ホームズとワトソンの関係性のほかに、自分のことを語らない根無しの沢田がスナフキンで、和也がムーミンという雰囲気ですね。と思ったら解説で装幀の石川絢士さんが「ムーミン谷だね」とおっしゃっている。ムーミン谷もいろんな事件が起こるんだよね。でもあったかい人たちがいるところ。
第一話 グッドバイからはじめよう
家業を手伝いはじめたばかりの和也は、お得意さんの河野さんの様子が気になり始めます。それまで午前中、奥さんが家にいたのに、夕方、旦那さんが家にいて、荷物を出すようになります。また近所のスーパーで不慣れな買物をしている旦那さんをよく見かけるようになります。
第二話 東京、東京
和也の幼馴染で大学までいっしょだった糸村麻由子は、不動産屋の娘。就職と同時にひとり暮らしを始めた。ところが週末になっても家に帰ってこなくなり、糸村のおばさんからクリーニングのご用聞きのフリをして様子をみてきてほしいと頼まれる。
第三話 秋祭りの夜
お得意さんの渡辺さんは一人暮らしなのに、やたらと派手な女性のドレスをクリーニングに出す。いつも午前中の集荷なので水商売だと思うのだが、もしかして女装系なのか。それにしてはサイズが合わない。
第四話 商店街の歳末
たそがれ時になると商店街を眺めている幽霊が出る、という噂が流れる。一方、アライクリーニング店にも火の用心当番が回ってくる。和也は沢田を誘い、一晩中、商店街を見守る。

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2005/06/03 06:02

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2005/10/11 14:58

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2006/02/02 22:12

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2006/02/16 09:02

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2006/03/28 02:50

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2006/05/24 14:36

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2006/09/07 23:01

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2006/11/14 22:22

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2007/01/14 14:53

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2007/01/15 10:04

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2007/02/26 22:18

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