紙の本
幕開けにして金字塔
2019/03/06 18:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
京極作品の素晴らしい入り口であり、そして衝撃作!
何度読み直しても色褪せないほど内容ぎっしり。
まさにオススメ!
電子書籍
名作と聞いて
2019/10/05 22:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:クルクル - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近にミステリーを読み始めて、島田荘司と綾辻行人を読んだ。色々と調べると京極夏彦の名前を至るところで耳に入った。いざ、有名な百鬼夜行シリーズを読んでみるとおどろおどろしさと読み応えをあわせた、最高の一冊だった。
電子書籍
素晴らしい
2016/10/28 12:17
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投稿者:げどう - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり京極ワールドは素晴らしいと思います。
何度読んでも飽きません。
オススメの1冊です。
紙の本
科学者ではなく陰陽師が論理を展開するところが巧みな「ひねり」になっている
2005/08/10 22:02
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る
(上下巻通じての書評です)初めて京極夏彦を読んだ。しかも、映画のほうを先に見てしまってから。
自分のブログ上の映画評で僕は、何の根拠もなく「『映画化』としては大成功だったのではないか」と書いたのだが、読み終わってからもその思いは変わらない。
確かに大幅に間引かれてしまった下巻の後半部分について京極ファンは残念がるのかもしれないが、2時間の映画として成立させるためには仕方のないことだろう。それよりも惜しまれるのは上巻の冒頭で延々と続く中禅寺秋彦(京極堂)の長口舌が映画の中ではかなり端折られていたことだろう。ここで展開される論理がなんとも面白い。そして、この論理がこの本の全編を貫いている。
妊娠20ヶ月の女性とか呪いとか憑き物落としなどという、一見おどろおどろしい心霊めいたものを並べながら、それを論理で解きほぐして行くという手法がとても新鮮だった。しかも、その論理を展開するのが科学者ではなく陰陽師というのが非常に巧みな「ひねり」になっている。
僕はトリックや謎解きにほとんど興味のない人間で、ミステリを読むときにもそういう事柄ではなく「人物が描けているか」とか「文章に切れ味があるか」などに専ら目を奪われる。だが、そういう観点から言っても、なかなか満足の行く出来栄えだった。
謎解きの好悪については正統派ミステリ・ファンの評者に委ねたいと思う。
by yama-a 賢い言葉のWeb
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最初は
2021/08/29 21:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
妊娠20か月と聞いて、てっきり、そんなバカなこと無いだろうとツッコミをいれたくなりました。でも、ソウではなくて……妖怪とか……色々……。これは、読まないとわからないですね……
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さすが上下巻、気になるところで終わってます(笑)
とりあえず上巻は分からないことだらけ、色々考えてしまいました。
買う時は絶対に上下巻一気に買うべきだと思います。
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友達から進められて読み始めたら途端にどっぷりと「京極ワールド」に嵌ってしまった... 京極堂の屁理屈っぷりが、屁理屈じゃないように思えてくるほど物事の見解が鋭い。台詞が長めだけど無駄に長いわけじゃない。不思議なほど、彼の意見はすんなり入ってくるのよねー・・・。
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友達から進められて読み始めたら途端にどっぷりと「京極ワールド」に嵌ってしまった...
京極堂の屁理屈っぷりが、屁理屈じゃないように思えてくるほど物事の見解が鋭い。台詞が長めだけど無駄に長いわけじゃない。不思議なほど、彼の意見はすんなり入ってくるのよねー・・・。
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1冊にすると長いんですが、分冊なので読みやすいです。
やっぱり面白いですよー。独特な世界観と雰囲気。引き込まれます。
京極堂さんの話は確かに長いですが、それでもちゃんと読んでおいた方がいいですよ。
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友達に薦められて読んだ本であるが、推理小説でありながら著者の教養の高さと薀蓄の豊富さに感心させられた。
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分冊版になって初めて京極氏の作品を読みました。
分厚いから読むの大変そうだと思ったのも束の間の作品でした。『姑獲鳥の夏』は京極作品を初めて読む人が読むのに適した話かもしれないです。最初はやっぱり読むのに苦労しましたが、話が佳境に来ると読み耽ってました。
古典の大好きな私には結構好きな話です★
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メチャクチャ面白かった。
前回読んだ「陰摩羅鬼の瑕」よりも、ページ数は遥かに少ない(それでも分厚い)のに、それよりも読みでがあるように感じた。濃厚な感じ、かな。
前回で京極作品の他のも読みたくなったので、どうせ読むならシリーズの最初からだろうと思い、これを選択した。
イマイチよく理解できなかった探偵の榎木津の事や、関口や京極堂達との相関関係がよくわかって良かった。
このシリーズの面白さは、やっぱりこの主要人物達のキャラクターの妙味にあるね。
それぞれに個性的なキャラクターは実に面白い。
あと、設定年代と言うか時代背景が戦後の混乱期が済んで、高度成長期に入る直前の、団塊の世代が生まれた頃。
古い因習がもたらす、一見、非科学的とも思える事件を、「世の中に起きる事に、不思議なことは何一つない」と言って、
古本屋の主人にして、神主兼憑物落としなんて、これまた科学的とは思えない肩書きを持つ京極堂が科学的に脳の仕組みを通して、古くから言い伝えられてきた事柄を分析解説して、事件の謎を見事に解いていく。
今回は姑獲鳥(ウブメ)と言う、鬼子母神的な色あいをもつ妖怪ともお化けともつかない伝承がメインテーマになっていて、古くから家に伝わる呪縛の為にさながら地獄絵のような話が最終的には明かされていくわけなんだけれど、とにかく面白くて、すっかり嵌ってしまい、
夢中になって読んでしまいました。
とにかく、面白かった。その一言に尽きる感じ。
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ミステリーといえるのかどうか・・・雰囲気は夢枕獏氏の「陰陽師」に似ている。あれこれの薀蓄が多岐に渡っていて、(覚えていれば)いつか役に立ちそうなんだけど膨大すぎて覚えられない。映画をまだ見ていないので楽しみ。
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あの分厚さに躊躇していた為、分冊になってやっと読むことが出来た。70ページ近くを費やしてやっと本題に入ったのには流石に笑った。ミステリーというよりモダンホラーの方が近いか。06.07.07
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個性的な登場人物たちの考えや行動が面白いミステリー小説。古本屋の主、京極堂が事件の真相を明らかにしていく様がまた面白かったです。脳・意識・霊・不思議なことに興味ある人は是非。
出版社 / 著者からの内容紹介
「二十箇月もの間子供を身籠っていることができると思うかい?」。昭和27年の夏、三文文士の関口巽(せきぐちたつみ)は東京は雑司ケ谷にある久遠寺(くおんじ)医院の娘にまつわる奇怪な噂を耳にする。しかも、密室から煙のように消えたというその夫・牧朗は関口の旧制高校時代の1年先輩だった。ポケットに入る分冊版、刊行開始。
内容(「BOOK」データベースより)
「二十箇月もの間子供を身篭っていることができると思うかい?」。昭和二十七年の夏、三文文士の関口巽は東京は雑司ケ谷にある久遠寺医院の娘にまつわる奇怪な噂を耳にする。しかも、密室から煙のように消えたというその夫・牧朗は関口の旧制高校時代の一年先輩だった。ポケットに入る分冊版、刊行開始。