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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 7件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.2
  • 出版社: 岩波書店
  • サイズ:20cm/285p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-002208-3

紙の本

ミゲル・ストリート

著者 V.S.ナイポール (著),小沢 自然 (訳),小野 正嗣 (訳)

「名前のないモノ」ばかりつくっている大工、「世界で一番すばらしい詩」を書き続けている詩人…。ストリートで繰り広げられる、風変わりで少し切ない物語の数々。ノーベル賞作家ナイ...

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ミゲル・ストリート

税込 2,420 22pt

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商品説明

「名前のないモノ」ばかりつくっている大工、「世界で一番すばらしい詩」を書き続けている詩人…。ストリートで繰り広げられる、風変わりで少し切ない物語の数々。ノーベル賞作家ナイポールの実質上の処女作。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

ボガート 1-10
名前のないモノ 11-21
ジョージとピンクの家 22-34

著者紹介

V.S.ナイポール

略歴
〈ナイポール〉1932年カリブ海の島トリニダードで生まれる。オックスフォード大学卒業。「自由の国にて」でブッカー賞受賞。2001年ノーベル文学賞受賞。

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (4件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

2001年ノーベル文学賞受賞者

2018/05/24 04:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

少年の目を通した、下町の風景が味わい深かったです。列強諸国に翻弄されながらも、したたかに生き続ける小国のエネルギーを感じました。

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紙の本

カリブ海トリニダード島出身のインド人作家、ノーベル賞受賞ナイポールの処女作。「吹きだまり」のような生まれ故郷へ向ける、暖かで冷ややかなまなざし。

2005/04/04 15:01

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 世界中に「吹きだまり」と呼ばれるストリートがあり——それはおそらく高度成長前の日本であればそこかしこに見られた通りでもあって——だが、これはその場所をアンタッチャブル扱いするどこかすかした人びとが侮蔑を込めて呼ぶ言葉であってはならず、そこに少しでも縁のある人びとが「どうせ」と自嘲するように、それでも言いようのない愛おしさを込めて口にする言葉でなくてはならない。
 なぜなら「吹きだまり」は、縁のあった人びとにとって、いつかはパラダイスだったと思い出される自治的でエネルギーあふれるシェルターのような存在であり、一本向うに控えるような暗黒街と呼ばれる通りの面々からは牽制されて、悠々とした自由な空気に包まれているため。

 17篇の短い小説を、建物と建物の間に張ったロープに吊るした洗濯物みたいにひらひらつなぎ合わせたこの本は、カリブ海に浮かぶトリニダードという、そうバカにしたちっぽけさでもない島に生まれた2001年ノーベル賞作家ナイポールの自伝的小説で、尚且つ処女作。島を出て旧宗主国の英国にて大学教育を受けた彼は、本作のようなユーモアたっぷりの小説も書くが、元々はインド人であり、アジアやイスラム諸国への取材を元に、第三世界の問題や変化をエッセイの形で多く出版する。ジャーナリスティック——これをどう解釈するかという問題もあるが、そういう志向と視座のある作家だと特徴づけられるようだ。

 少年期から青年期にかけての語り手の「僕」——面白いことは思い切り面白く感じ、ちょっとした歪みがとんでもない歪みに映って見えるそのような年ごろの子どもや若者にとって、小説に登場する極端に個性的な人物たちは意図的にデフォルメされたものというわけではなく、ごく普通に観察される、そのように感じそのように見られたままのキャラクターに違いないのだろう。
 仕立て屋を名乗りながら何も仕立てない、大工と名乗りながら家具ひとつ作らない、詩人でありながらひと月に1行しか書かない、それでもどうにか楽しく生活している不思議な人たちがいる。住民に何かを授ける立場でありながら、どこか外れた説教師、教養学士、花火技術士など。
 17篇にそれぞれの主役がいて、「僕」がストリート在住のうちに彼らの身に起こったこと、彼らの変化が書かれているのだが、どれも最後にオチ的なものや後日談が控えていて、その部分でくすり笑わされたり、驚かされたり、ほろり切なくされたりする。

 ただ、ペーソスもある愉快な小説として表面的には進んで行くものの、終盤に入ると「このままでいいのか」という問題意識が少しずつ影を落として行く。その疑問は、作者が自分自身へ向けて投げかけるものであると同時に、「酒を飲む以外に何もできない島トリニダード」への刃にもなっている。懐かしく愛おしい存在としてノスタルジックに生まれ故郷は閉じられるのではなく、ナイポールの「ストリート」観は、この紹介文の冒頭に書いたお目出度いものとはかなり様子が異なる。どこか飄々とした登場人物たちの物語が、その観点の登場でかなりきしむ感じがある。読む私に戸惑いを残しながら、「僕」は青年期の先へ、英国へと旅立って行ってしまう。

 

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