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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2004.12
- 出版社: 岩手日報社
- サイズ:21cm/191p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-87201-356-5
紙の本
手のひらの仕事 岩手・秋田・青森 匠の技を伝える逸品
著者 奥山 淳志 (写真・文)
北東北の風土をめぐり、素朴で美しき手仕事と出会う。職人の手のぬくもりを伝えるフォト・エッセイ集。花巻人形、角館樺細工、津軽塗等、玩具から暮らしの道具まで、北東北を代表する...
手のひらの仕事 岩手・秋田・青森 匠の技を伝える逸品
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商品説明
北東北の風土をめぐり、素朴で美しき手仕事と出会う。職人の手のぬくもりを伝えるフォト・エッセイ集。花巻人形、角館樺細工、津軽塗等、玩具から暮らしの道具まで、北東北を代表する伝統工芸全28品を紹介。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
写真も文章も、心うたれます
2005/02/17 22:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いづみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は、工芸品に特に興味をもっていたわけではありませんでした。ひょんなことから、この本を手にして、この本に出会えたことに感謝する気持ちになってしまいました。
ひとつひとつの作品に、職人の思い入れがとてもよくあらわれている本でした。
何度作っても未だに未完成だと話す職人の言葉に対し、「“途上”であることは決して途方にくれる代物ではなく、一歩を踏み出す力なのだ」と表現した文章が特に印象に残っています。
手仕事のすばらしさだけでなく、職人の気持ちをとおして、今私たちが考えるべきことを、呼びかけるように表現されている本だと思います。生きるために必要な強さ。日頃、やるべきことをこなすことだけで満足し、ただ淡々と過ごしていた私にとって、自分を見つめなおすことができた一冊でした。
そして写真。作品と、その作品ができるまでの工程を表現しただけではないことは、実際に見てみると理解できると思います。職人たちの顔も実におだやかな顔をしています。
読んでいくうちに、心もあったかくなる本でした。