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紙の本
羊をめぐる冒険 上 (講談社文庫)
著者 村上 春樹 (著)
【野間文芸新人賞(第4回)】【「TRC MARC」の商品解説】野間文芸新人賞受賞作1通の手紙から羊をめぐる冒険が始まった 消印は1978年5月――北海道発あなたのことは今...
羊をめぐる冒険 上 (講談社文庫)
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- 税込価格:1,430円(13pt)
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商品説明
【野間文芸新人賞(第4回)】【「TRC MARC」の商品解説】
野間文芸新人賞受賞作
1通の手紙から羊をめぐる冒険が始まった 消印は1978年5月――北海道発
あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。その後広告コピーの仕事を通して、耳専門のモデルをしている21歳の女性が新しいガール・フレンドとなった。北海道に渡ったらしい<鼠>の手紙から、ある日羊をめぐる冒険行が始まる。新しい文学の扉をひらいた村上春樹の代表作長編。【商品解説】
目次
- 第一章 1970/11/25
- 第二章 1978/7月
- 第三章 1978/9月
- 第四章 羊をめぐる冒険I
- 第五章 鼠からの手紙とその後日譚
- 第六章 羊をめぐる冒険II
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愛しい
2013/05/24 14:25
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:caorinn beta - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の中での村上春樹は、ここが頂点かな。ここを境にさらに上りつめるそぶりで後退していった、あるいは停滞していった感がある。でもここまでは間違いなく面白い。同年代にはあまり読まれていないけど、この愛しい喪失感は是非周りにも味わってほしい。
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長編作家村上春樹の誕生
2021/07/28 23:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹初の長編作品にして春樹屈指の名作。春樹を雰囲気だけの軽薄な作家としか思っていない人はこの作品を真面目に読んでみるべきだ。戦後日本が戦中日本の延長にあることを喝破したこの作品は、むしろ現在読んだほうがよりその文脈が理解できるかもしれない。
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前二作は中編といえる短いものだったが、これは大作である
2017/02/20 22:19
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
鼠シリーズデビュー作の「風の歌に聴け」「1973年のピンボール」に続く第三弾である。前二作は中編といえる短いものだったが、これは大作である。読み応え十分である。村上春樹は最初の二作はあまり評価していないらしいが、私は結構好きである。でも、この作品を読むとそれが分かるような気がする。
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タイトルが良いですね
2023/06/27 14:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上春樹氏の雰囲気 印象深いキャラクター 魅力的な女性、性描写、全てがコンパクトにあっさり描かれた作品です。個人的には初めて手に取るのにはこれが良いと感じました。
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挽歌としての青春小説
2008/06/04 12:30
8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る
「冒険」ははじまっていく。すぐれて村上春樹的な、翻訳という職業についている主人公は、『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』以来おなじみのキャラクター・鼠とともに、とある冒険に、ある日突然巻き込まれていく。それは、さしあたりポジティブな装いを持ちながら、しかし、ニヒリズムと感傷に彩られて、現実的にはいささかもポジティブではない。だから、こうした物語の展開を「冒険」と呼ぶことは、それ自体イロニーなのだが、イロニーである限りにおいて、『羊をめぐる冒険』をすぐれた小説と呼ぶことができるだろう。もはや「冒険」が成立しないことを自認しながらも「冒険」をタイトルにまで掲げてプロットを組み立て、その実ひたすらに「喪失」をそれとして体現していく筆法は、文字通りの「挽歌」と呼ぶにふさわしく、そうしてたどり着くのがポジティブなゴールとはとても思えないが、それでもプラス・マイナス・ゼロのフラットな地点にはたどり着けるかもしれない。それならば、そこから、出発することができる。そこにこそ、「挽歌」としての青春小説の意義があるのだろう。
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村上作品の代表作!
2016/01/31 11:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、村上作品の中でも初期のものですが、筆者の作風がよく出た傑作です。「私は、今でもあなたが好きよ」という短い手紙を残して、姿を消した妻。主人公の夫は、その行方を追っていきます。その頃、ちょうど新しい女性が彼に接近してきたり、また友人「鼠」から北海道にいるという知らせが届きます。北海道を舞台にした主人公の旅が始まります。