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紙の本
軽妙な会話の妙味
2004/11/13 20:02
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投稿者:斜麓駆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジェイン・アン・クレンツ名義,MIRA文庫では2作目。原作は20年前の作だが,あとがきで高田さんが「古さを感じさせない」と言われているように,ロマンスとミステリと両方の面白さを楽しめる一作。
なんといってもヒロインのアビー・リンドンに対して,ヒーローであるトール・ラティマーが優しい性格と乱暴な性格とが交互に出てきたりして,謎めいている。
アマンダ・クイック名義の作品が肉厚で重厚なストーリー展開であるのに対して,前半3章の軽妙な会話でストーリーが展開していくところは,スピード感もあり,謎もありで,赤川次郎作品のような痛快な感じさえするところは買いである。クレンツ名義の真骨頂はココにあるのかもしれないし,訳者高田恵子さんの名訳のおかげかもしれない。