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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.6 5件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2004/11/09
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/358p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-366450-5

紙の本

文学の徴候

著者 斎藤 環 (著)

「ひきこもり」を専門とする精神科医が、日本文学の「いま」を精神分析! 創造の源泉とは何か? 大江健三郎、金原ひとみ、町田康、村上春樹、柳美里など、日本を代表する作家達の作...

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文学の徴候

税込 2,200 20pt

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商品説明

「ひきこもり」を専門とする精神科医が、日本文学の「いま」を精神分析! 創造の源泉とは何か? 大江健三郎、金原ひとみ、町田康、村上春樹、柳美里など、日本を代表する作家達の作品を診断する、画期的で超斬新な文芸評論。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

斎藤 環

略歴
〈斎藤環〉1961年岩手県生まれ。筑波大学医学研究科博士課程修了。爽風会佐々木病院医師。専門は思春期・青年期の精神病理および病跡学。著書に「社会的ひきこもり」など。

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.6

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

熱い!日本文学

2006/01/25 00:49

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nanako17girls - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ひきこもり臨床医」であり、「オタク」でもある著者が文芸評論をする。斎藤環は「自称ラカン萌え」である。そう、彼の最大の武器は「精神分析」だ!その精神分析を使い、文芸作品を批評する。例えば阿部和重の「ニッポニア・ニッポン」を「解離」「交換人格」というキーワードで読み解く。「ことば」を「ことば」により分析を試みる。一風変わった批評をオーソドックな作品で語る。ブンガクなんて興味がない、精神分析なんて古臭い。そんな読者におすすめだ。本を読むことは面倒くさい、しかし、それでしか味わえない快楽も存在する。この一冊は現代文学の入門書ともいえる(かも?)

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紙の本

ジャック・ラカンの思想で現代日本の小説を読み解いた鋭利な文芸批評

2004/11/17 21:23

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブルース - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、「引きこもり」論などで最近活発な言論活動をしている精神科医による文芸批評集である。
この『文学の徴候』の中で扱われている作家は、滝本竜彦、佐藤友哉という作家歴2〜3年の新人作家から、柳美里・町田康などの話題作家、川上弘美・小川洋子などの中堅作家、そして古井由吉・大江健三郎・石原慎太郎などの大御所作家まで23人。驚くべき多彩なライインナップである。

 著者は、これらの作家の作品を、(1)フランス現代思想家のジャック・ラカンの思想、(2)境界例・解離・分裂気質・神経症・中心気質などの精神病理学の概念、(3)著者の専門分野の「ひきこもり論」、(4)「病因論ドライブ」などの知見を駆使して分析している。
このうち、(1)のラカンの思想は、難解で有名であるが、一言で言えば、様々な誤解を受けているフロイトの精神分析を再構築して現代に甦らせることを目指している現代思想である。最近では、映画の分析に応用され成果をあげている。
(4)の「病因論ドライブ」は耳慣れない言葉であるが、著者の言葉を引用すると、「作家の内面にも生い立ちにも、あるいは単純に時代や社会の側にも所属するとは定めがたい、むしろ実態があるかどうかもさだたでないような創造性の一つのファクター」ということになる。

 本書は、以上のような先端的な手法・知見を取り入れて文学作品を分析しているので、今まで漠然としか感じていなかった作品の素晴らしさが明確になり、また従来見逃されていた作品の隠されていた面も明らかにされていて、斬新な批評となっている。とりわけ、柳美里の「境界例的」な世界を探った第一章、「男根中心主義」を無化する笙野頼子について書かれた第十五章、古井由吉の内因性文学の素晴らしさを記述した第十六章、「中心気質者」としての石原慎太郎を論じた第十九章などは見事な批評となっている。旧来の印象批評では到底このような鋭利な分析は不可能であったであろう。知的な刺激と発見に満ちた本である。
 
 ただ、惜しむらくは、ラカンの思想が当然のごとく使われていて、この思想家にあまり馴染みがない読者には戸惑いを与える恐れがあること、取り上げられている作家の中には精神分析の対象となりにくいのか論じ方に精彩を欠いている箇所が所々見受けられることである。前者について言えば、初心者の為に、巻末に、ラカン思想の簡単な説明や用語解説をするなどの工夫があっても良かったのではないかと思われる。例えば、「象徴界・想像界」「大文字a」「サントーム」「ファロセントリズム」などの特殊な用語を示されてすぐに理解できる読者がどれくらいいるであろうか。
後者については、保阪和志・島田雅彦や批評家の鎌田哲哉などを論じた章などはアプローチが上手くいかず、論旨が不明になったり必要以上に難解になっているように思われる。編集の段階で思い切って削るなどの処理ができなかったものかと惜しまれる。

 本書は以上のような瑕疵があるが、今年読んだ本のうち、読み応えのあったものの筆頭に挙げることができる。文芸批評や現代思想に関心のある読者に是非一読を薦めたい。
最後に、本書のタイポグラフィー(活字)について触れておきたい。本書のタイポグラフィーは実に見事である。普段は何気なく読んでいるタイポグラフィーであるが、本書のように難解な書物の場合、目に優しく組まれていて見た目も美しいタイポグラフィーはことの他有り難い。

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紙の本

目次

2004/10/17 19:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

1.境界例のドライブ 柳美里
2.ひきこもり文学は可能か 滝本竜彦、佐藤友哉
3.解難と関係をつなぐ「声」 赤坂真理
4.人格障害のリアリズム 舞城王太郎 
5.江ピファニー対アファニシス 中原昌也
6.ビート或いは詩への欲動 町田康
7.「ライ麦畑」の去勢のために 村上春樹
8.饒舌さと「ニヤニヤ笑い」 阿部和重
9.抵抗する猫システム 保坂和志
10.「天皇萌え」の論理 島田雅彦
11.身体を回避する虚溝 川上弘美
12.移行対象としての「おたく」 大塚英志
13.「怒り」の批評をめぐって 鎌田哲哉
14.増殖する欠損 小川洋子 
15.妄想戦士ルサンチマン 笙野頼子
16.内因性の文学 古井由吉
17.外傷性の論理 大西巨人
18.「私小説」と神経症 大江健三郎
19.書き下ろし 石原慎太郎
20.あとがき 村上龍、金原ひとみ

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2005/10/17 21:12

投稿元:ブクログ

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2013/03/29 01:28

投稿元:ブクログ

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