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- カテゴリ:小学生 中学生
- 発売日:2004/10/09
- 出版社: 講談社
- レーベル: YA! ENTERTAINMENT
- サイズ:19cm/205p
- 利用対象:小学生 中学生
- ISBN:4-06-212585-4
紙の本
No.6 #3 (YA!entertainment)
著者 あさの あつこ (著)
「NO.6」の研究員に連れ去られた沙布。ネズミはその事実を紫苑に隠す。彼らは成功率がほとんどない仲間の救出に向かうのか、それとも…? 疾走する近未来サバイバル小説第3弾。...
No.6 #3 (YA!entertainment)
紙の本 |
セット商品 |
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商品説明
「NO.6」の研究員に連れ去られた沙布。ネズミはその事実を紫苑に隠す。彼らは成功率がほとんどない仲間の救出に向かうのか、それとも…? 疾走する近未来サバイバル小説第3弾。【「TRC MARC」の商品解説】
おまえさんの負けだよ。ここじゃ、守らなきゃならないものを持っちまったやつは生き残れないのさ。そういうおまえも、無事に春を越せるのか……。
「西ブロック」でイヌカシに仕事を紹介された紫苑。「NO.6」の研究員に連れ去られた沙布。紫苑の母・火藍からの緊急メッセージを受け取ったネズミはその事実を紫苑に隠す。ネズミの心の葛藤……。彼らは成功率がほとんどない仲間の救出に向かうのか?それとも……。疾走する近未来サバイバル小説 待望の第3弾!
【商品解説】
著者紹介
あさの あつこ
- 略歴
- 〈あさのあつこ〉岡山県生まれ。「バッテリー」で第35回野間児童文芸賞を受賞。著書に「テレパシー少女「蘭」事件ノート」シリーズなど。
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紙の本
いずれは…現在でも…
2004/11/26 12:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テノール - この投稿者のレビュー一覧を見る
#1.2を読み、楽しみにして#3をついに手にしていっきに読み終わり、ウーンとうなっているところです。#2のあとがきで、どう進むべきか、あさのさん自身の悩みが伝わってきて、私自身も自分だったら…と考えてきました。そういう意味では、やっぱり、性急には突き進めないんだと、納得しているところです。紫苑が、ネズミも含めて、死ぬことなく、No.6を変えていけることが、特にヤングを含む児童書という枠で考えると展望の中に入っていると良いと思います。ただ、#1から感じていましたが、No6も西ブロックも、決して、もう近未来ということでなく、現在地球上に存在しているのではないかと思うのです。人間どうしが、大切にしあえない、考えられないような事象が山と起こっている現在、ある意味でこれは、現在に警鐘を鳴らしているんだと思うのです。現在をみつめ、明るい未来を考える若者を育てる力をこの本はもっていると思います。#4を期待しています。
紙の本
細かな心の動きを書いてあるのは素晴らしい。でも待ちに待って進んだのがほんの数日なのはちょっとガッカリ。
2004/12/14 13:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
壁1つで「No.6」と他の地域は裕福と貧困、生と死に分けられている。
ネズミに助けられた紫苑が今いる西ブロックでは誰もが「生き延びる」ことに必死。他人の心配などしたこともない人々ばかり。
甘いと言われようが飢えに苦しむ子供がいれば手を差し出してしまう。当然のように食べ物は奪われ逆に痛い目に合う…それでも紫苑は変わらずにいる。
そんな紫苑と出会うことでイヌカシもネズミ同様に少しずつ変わっていくのだった。
さて今回中心となるのはネズミの心の動き。
「No.6」を憎み崩壊を目指すネズミにとって紫苑は危険な存在。頭では切り離せと警告が鳴っているのにあの晩、窓を開けた紫苑に出会ってしまったネズミは、紫苑を忘れられずまた離れられない運命だとも感じている。
物語の設定はかなり面白い、近未来を設定していながら現代にも少し当てはまる部分もある。
ただ#2と比べるとそれぞれの心理描写が丁寧に書かれている分物語が全く進まない。これがかなりじれったい。
沙布が拉致されてから3日程度の事柄が一冊に書かれているためこの巻を飛ばして読んでも物語が通じるのではないかと思うくらい進展自体は全くない。
必要といえば必要な彼らの心の動き、躊躇いなのだが、ここまで綿密にネズミの心の葛藤を書かれると後の展開が一通りしかなくなってしまうような気がしてしまうのだが…。
紫苑はNo.6の人々を救うことを望み、ネズミはNo.6の人も含め全てをを破壊することを望む。
いつか対立しなくてはいけない二人、そしてそこが一番の見所なのにこの時点で既に答えが出ているのではないだろうか。
また個人的に何が不満かと言うと「あとがき」で著者は「テロリスト」の言葉を前回から使っている。果たしてネズミは「テロリスト」に当てはまるのだろうか?
おそらくネズミ自身の生まれの秘密やNo.6誕生の秘密・蜂に関することなど謎が解けるたびに違った風景を見せてくれるのだろう。この部分はかなり期待しているのだが、何分次作が出るまでにまたかなり間があるのが辛い。
期待して読んで物語が進まないのは辛いので出来たら次作ではもう少し物語が進んで欲しいものだ。