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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.4 2件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.9
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:20cm/444p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-309-24323-1
  • 国内送料無料

紙の本

身体なき器官

著者 スラヴォイ・ジジェク (著),長原 豊 (訳)

ドゥルーズvsジジェク、思索する二つの潜勢力の稀有な対決=邂逅から弾けでる出来事とは。思想の戦場の前線から送られた強靱な理論の「毒−薬(ファルマコン)」。【「TRC MA...

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身体なき器官

税込 4,950 45pt

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商品説明

ドゥルーズvsジジェク、思索する二つの潜勢力の稀有な対決=邂逅から弾けでる出来事とは。思想の戦場の前線から送られた強靱な理論の「毒−薬(ファルマコン)」。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

スラヴォイ・ジジェク

略歴
〈ジジェク〉哲学者。著書に「幻想の感染」「脆弱なる絶対」など。

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.4

評価内訳

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紙の本

ジジェクが目にしみる。

2004/11/29 21:29

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ジジェクの最新作、これが予想以上に、ベラボーにフィットしている。いままでいろいろ読んできたジジェク本の中で、ぼくには、いちばんポップで、軽いように思える(ジジェク本比)。

標題はご存知、思想界の藤子不二雄、ドゥルーズ=ガタリの『器官なき身体』をひっくり返したもの(最初はアルトーだよといいたい人に、ツッコミ防止で付記しておく)。

いきなり、こんなことを。

「哲学史におけるあらゆる偉大な『対話』は、多くの場合、誤解である。アリストテレスはプラトンを誤解し、トマス・アクィナスはアリストテレスを誤解し、ヘーゲルはカントとシェリングを誤解し、マルクスはヘーゲルを誤解し、ニーチェはキリストを誤解し、ハイデガーはヘーゲルを誤解したといったように。哲学者が他者に根本的影響を及ぼすとは、この影響が例外なく生産的誤読に根ざしていることを意味しているのだ」

いつものようにスキゾフレニックに、あっちへ飛んでは、こっちを引用。こっちへ飛んでは、あっちを引用。挙句の果てに、お約束の映画評論(ネタバレ要注意の)が挿入されたり。

象徴的去勢について語っているあたりにも興味をひかれた。

「去勢とは、私が直接−無媒介的に私であることと私にこうした「権威」を授与する象徴的権原との、ギャップである。−一部略−ファルスは、私の身体にこびり付きながらも、決してその「有機的一部」となることのない、言い換えれば、その内在的で過剰な代補として執拗な抵抗を続ける、私が身に纏う『身体なき器官』なのである」

ラカン派おなじみのファルスというターム。虚勢という概念。9.11で国際貿易センタービルは破壊されたが、あれはアメリカ帝国主義の去勢といえなくもない。ツインビルだったんで2本のファルスか。ふーむ。

巨人や西武のオーナー失墜も、象徴的去勢の一表象なのかと、風呂敷を広げてみる。

ドーキンスの唱えるミームや遺伝子工学への言及にも鋭さを感じた。

「ペースメーカーや−一部略−遺伝子工学的に栽培された予備器官」により「『断片化された身体』が出現」し、「身体がみずからを愉しむ」ことを掠奪してしまった。それは「自然の終焉」であると。こじつければ、本来天然ものであった(あるいは神が創りたもうた)身体および器官が人工臓器などの代替物やES細胞などの養殖ものの台頭で(医療技術の進歩ともいうが)、身体なき器官はおろか、器官なき身体も通り越し、器官なき器官にさえなろうとしている。

このあたりは森岡正博の『無痛文明論』とリンクしている。

いまさら「哲学的ゾンビ」(人とゾンビはどう違うのか)で机上の空論戦わさなくとも、現実問題としていつ人工臓器などのお世話になるのかはわからないわけで、そんな時代に生を享けたことを、しかと受け止めて。

作者はいう。しかし、ただそれを嘆くのではなく、「宗教的遺産の救済」にすがることなく、「私たちが科学の論理(あるいは倫理−筆者註)に最後まで突き詰める果てに出現するであろう自由の新たな形象であり、それは賭けるに値する自由」、それを獲得しようと。

ひょっとしてぼくのレビューも誤読から生まれたものかもしれない。でも、誤読でも「生産的誤読」と評していただけるなら、それは実に悦ばしい。

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紙の本

目次

2004/08/24 21:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る


邂逅、対話ではなく
 ドゥルーズ

〈潜勢的なこと〉の現実
生成と歴史
生成‐機械
いつか、おそらく、経験一元論の世紀が?
準原因
スピノザを愛せないなんて?
カント、ヘーゲル
ヘーゲル 1‘‘ドゥルーズのおかまを掘る
ヘーゲル 2‘‘認識論から存在論へ……そして認識論へ
ヘーゲル 3‘‘最小限の差異
意味の捻れ
滑稽なヘーゲル的幕間‘‘《Dumb and Dumber》
エディプス的ドゥルーズに向けて
ファルス
ファンタジー
RIS

帰結
1 科学‘‘フロイトとともにある認知主義

自己組織化
ミーム、どこにもミームが
ハイフンつき倫理に抗して
認知的閉鎖?
快楽のちょっとした衝撃

2 芸術‘‘話す首

映画の眼
反プラトンとしてのヒッチコック
眼差しのカット
幻想が砕け散るとき
私、真理が、話します
道徳性を超えて

3 政治‘‘文化革命の訴え

ドゥルーズのヤッピー的読み方
ミクロ・ファシズム
ネトクラシー?
帝国への逆風
革命的文化政治のための毛沢東主席のスローガン「偉大なる文化大革命よ永遠なれ」の永遠の生々しさについて

訳者あとがき

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