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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.3 14件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.7
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま学芸文庫
  • サイズ:15cm/452p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-480-08868-7
文庫

紙の本

八月の砲声 下 (ちくま学芸文庫)

著者 バーバラ・W.タックマン (著),山室 まりや (訳)

八月の砲声 下 (ちくま学芸文庫)

税込 1,650 15pt

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みんなのレビュー14件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

ドイツは果たして親日国なのか?んなわけ、ねーだろ(笑  日本には、いまだにドイツのことを「かつての同盟国」などと勝手に定義する奴がいる。しかし、本書を読むと、ドイツ人が日本をどのような目で眺めていたか、よく解ろうというものである。

2010/06/10 13:20

14人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドイツ人の発想の中核には「アーリア人絶対優越思想」というのがあって、要するに北ドイツの森の中で育まれているうちに世界で最も優秀で勤勉なチュートン民族が生まれ、それがドイツ人として今に残り、世界を支配しているかに見えるアングロサクソンも実はチュートン人の派生系であって、だからアングロサクソンとドイツ人は世界を分割統治する運命にあって、劣等なるラテン系(フランス、イタリア、その他もろもろ)やスラブ系は、すべてドイツの支配下に入るのが神の意志に沿うということになる。フランス人でさえ劣等なんだから、トルコ人、アラブ人、黒人はもちろん、日本を含むアジア人は全部劣等ということになる。それがドイツ人の基本的な発想だ。だからドイツ人の日本を見る目は基本的に冷たい。ドイツは英米への対抗上ドイツを頼ろう、頼らざるをえないという消去法的ドイツ好きというのは旧陸軍の昔から結構いるが、ドイツ人は基本的に日本人を侮蔑し敵視している。そもそもイギリスと組んでドイツの中国侵略を邪魔したのは他ならぬ日本だ。それだけではない。第一次大戦後、ドイツが辛うじて確保したドイツの中国植民地を奪ったのもドイツだ。だから支那事変の最中、日本に同盟を持ちかけながら、その一方で、ドイツは最後の瞬間まで蒋介石に大規模な軍事援助をし、将校団を送り込んでは中国軍に訓練を施し続けた。上海事変で日本軍に大損害を与えたのはドイツ軍に指導されドイツ製の武器で武装した蒋介石の精鋭たちである。

そんなドイツ人だが、一方で、日本にそこはかとない希望を抱いていたのも事実のようで、欧州で孤立し、腹背に敵を受けて焦燥感を募らせるドイツ人が抱いた希望は、日露戦争の総仕上げをすべく日本がロシアに宣戦布告し、ロシアが大規模な戦力をシベリアに振り向けざるを得なくなって、ドイツの東側からの脅威は減ることであったそうな。開戦の直前、孤立と焦燥を募らせるドイツの首都ベルリンで、時ならぬ「日本バンザイ」の声が巻き起こり、ベルリン市民が日本大使館前に殺到するシーンが本書に出てくる。「日本、ロシアに宣戦布告す」というデマがベルリン市民の間で広まった結果の椿事である。当時の在ベルリン日本大使館員たちは、さぞ驚いたことだろう。

本書を読むと、当時のロシアも退廃と混乱の極みにあって、言わば滅びるべくして滅んだという思いを強くする。何よりいけないのは、権力の中枢にいた絶対君主ニコライ二世が、本当のバカだったという事実だ。父君のアレクサンドル三世には息子ニコライに対する強い教育方針があって、「息子に対し政治だの帝王学だの教えるのは分別がつく30歳を過ぎてからでよい。それまではせいぜい遊んでおくことだ」と息子のニコライに全く政治教育らしい教育をせずほったらかしにしていたという。お蔭でニコライはテニス他のスポーツや享楽しかしらないバカ息子として大きくなった。アレクサンドル三世の最大の失策は、自身の寿命を読み間違えたことで、息子が30歳を超えたらしっかりと後継者として育てるつもりだったのだろうが、息子が26歳のとき、この世を去ってしまう。カワイソウなのはニコライで、お蔭で政治のこともロシア帝国のことも何も知らない、何も知らないが故にすべてにおいて自信のないひ弱な若造のまま皇帝に就任してしまう。そういう君主を頂くロシア帝国の軍部がどういう状況になるかは、大体察しが付こうというものだが、要するにおべんちゃらをいうだけが得意な無能な将軍ほど出世し、正論を吐く有能な将軍ほど左遷させるという状態。これでドイツに勝てるわけがない。何よりロシアが悲惨だったのは通信インフラ、道路インフラの欠如で、これでロシア参謀本部は最後の最後まで自分の軍隊がどこにいて敵がどこにいるか分からない。通信インフラが悲惨なので、ごうを煮やしたロシアの前線司令官は暗号ではなく平文で交信をはじめるが、これがドイツ軍に筒抜けてロシアの司令部よりドイツの司令部のほうがロシア軍の配置を正確に把握することになって、それが最終的にタンネンベルグにおける殲滅戦へと帰結していく。

ドイツが英国を敵に回した最終的な要因は、ドイツが20世紀初頭に行った大海軍の建設(いわゆる英独建艦競争)である。大陸軍国家ドイツは、大海軍は持たないのを旨としてきたが、アルフレット・セイヤー・マハンの『海上権力史論』を読んでいたく感動したカイザーが、それがどういう政治的外交的インパクトを与えるかも考えずに、「ドイッチェラントユーバーアレスするためには大海軍を持たなくてはならない」と言い出したことで始まった。しかし大海軍とは、もともと海上交易の安全を守るために海洋国家がその必要から持つようになった国際社会の公共財なのであって、ろくな海外植民地を持たないドイツが、どうして英国並みの大海軍を持たなければならないのか、その理由は当初から不明だった。それでも海軍大臣の座についたティルピッツは、「これだけ英国を刺激して、それでもドイツが大海軍を建設するということは、きっとその先に、ドイツが大海軍を使ってどのようにして世界の海上覇権を英国から奪取し、それを維持発展させるかについての大戦略があるのだろう」と思っていた。しかし海軍参謀本部はその作戦計画を極秘扱いし、海軍大臣といえども作戦計画は教えられないものとされてきた。しかし国家間の緊張が極限まで高まり、いよいよ明日英国に向けて宣戦布告というその時になると、ついに海軍大臣ティルピッツは参謀総長から作戦計画の全貌を教えてもらうことになった。満を持し、待ち構えるティルピッツに対し、参謀総長は厳かに告げた。「ドイツ海軍に作戦計画はありません」。

ドイツが行った最悪の選択は、過剰とも言えるクラウゼヴィッツ信仰によってもたらされた。クラウゼヴィッツは戦争を悲惨なものにしないためには短期決戦に持ち込むことが重要で、その為には相手に恐怖心を植え付け抗戦意欲を殺ぐことが何よりも重要と述べた。これを真に受けたドイツ人はフランス人やベルギー人に恐怖を植え付けようとゲリラを出した村の住民を組織的に殺戮し、村を焼き払い、歴史ある教会や大学図書館を「見せしめ」として徹底破壊する行為に出た。しかしドイツの思惑とは裏腹に、これは連合国側の抗戦意欲を高め、ホーエンツオレルン家を断絶させ、ドイツ人に戦争の惨禍の犠牲をすべて賠償させるまで戦争は継続されねばならないと決意させる。ドイツは人類の敵であり文明の敵であって、もはやドイツとの間で妥協はないと世界の人々は強く思い込むにいたる。これが過酷なまでのヴェルサイユ講和条約として結実し、ドイツ経済を破滅させ、ヒトラーの台頭を招来するわけだ。

ヨーロッパの人間って、愚かだなあ。ヨーロッパの人間って、悲しいなあ。今もフランスやベルギーの墓地には「1914年、ドイツ人による殺害される」と記した墓碑が大量に存在するという。恨み辛み渦巻く暗黒大陸ヨーロッパの真実、ここに極まれり。

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紙の本

名著

2020/11/12 12:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る

後半もテンションが落ちず面白い。独軍も仏軍もお互いに戦前の計画に囚われて失敗をするわけだが、計画の間違いに途中から気付きながらも変更の決断ができなかった独軍のモルトケと、最後まで間違いに気付けなかったが最終局面で正しい決断ができた仏軍のフォッシュという対比は実に強烈。幕間に挟まれる「ゲーベン号」と「タンネンベルク」のエピソードも含めて、計画の誤りを認めること、修正の決断ができることが勝敗の分岐点だとよくわかる。ミスの少ない方が勝つのである。

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紙の本

第一次世界大戦勃発の知られざる真実を白日の下に晒した驚愕の歴史書です!

2020/04/14 11:12

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、第一次世界大戦がどのように勃発し、その際、世界の政治と外交、軍事で何が決定されていったのかを膨大な史料を読み起こし、今まで知られていなかった真実を白日の下に晒した驚愕の歴史書です。ちくま学芸文庫では、上下巻2巻シリーズで刊行されており、同書はその下巻にあたります。同書下巻では、上巻に続く「戦闘」の章で、「ロレーヌ、アンデンヌ、シャルルロワ、モンスの崩潰」、「コサック兵が来るぞ!」、「タンネンベルク」、「ルーヴァンの火焔」、「公海、封鎖、大中立国」、「退却」、「前線はパリだ」、「フォン・クルック軍の方向転換」、「紳士諸君、マルヌで戦おう」というテーマで語られ、その後、「マルヌ会戦後」という章で締めくくられます。ぜひ、この驚愕の歴史書を読んで、第一次世界大戦の勃発にまつわる真実を学んでは如何でしょうか。

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2012/01/15 22:37

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2013/02/21 08:20

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2019/07/26 17:41

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2015/03/14 14:29

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2017/03/30 23:19

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2020/11/15 15:44

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2023/08/28 16:42

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