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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.7 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.6
  • 出版社: 河出書房新社
  • サイズ:20cm/373,41p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-309-24316-9
  • 国内送料無料

紙の本

青少年に有害! 子どもの「性」に怯える社会

著者 ジュディス・レヴァイン (著),藤田 真利子 (訳)

セックスは青少年に有害か? 子どもの「性」に対して過剰に反応するアメリカ社会。この保護主義的な政策が現実にはどれほど子どもたちに害を与えているかを実例を挙げながら検証する...

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青少年に有害! 子どもの「性」に怯える社会

税込 3,190 29pt

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商品説明

セックスは青少年に有害か? 子どもの「性」に対して過剰に反応するアメリカ社会。この保護主義的な政策が現実にはどれほど子どもたちに害を与えているかを実例を挙げながら検証する。第23回ロサンゼルス・タイムズ賞受賞。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ジュディス・レヴァイン

略歴
〈レヴァイン〉女性の問題を研究するジャーナリストであり作家。表現の自由や性教育のために活動し、全国作家連盟、フェミニストのグループ「ノー・モア・ナイス・ガールズ」を設立。

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.7

評価内訳

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紙の本

「有害」排除の先に見えてくるもの

2005/04/10 17:56

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:後藤和智 - この投稿者のレビュー一覧を見る

20世紀の終わり、米国では、特に性的な情報に関して、「青少年に有害」という根拠から、さまざまな規制が敷かれた。学校教育の現場においては「純潔」さらには「禁欲」の名の下に性教育が一切禁じられ、少しでも性教育をしようものならすぐさま「禁欲」教育を支持する保守派に糾弾される。また、メディアは小児性愛者に異常なまでに「犯罪者」だとか「犯罪的」だとかいうレッテルを貼り付け、その実態とは異なる危険なイメージを煽った。
米国における多くの親たちが、青少年の性行為に対して尋常ならぬ危機感を抱いていたのである。青少年の性行為は危険な者であると広く認識され、少しでも子供に「性的な」兆候が見られると、それは直接に性犯罪につながる、と指摘されるようになり、児童ポルノ規制を含む、子供の「性的な」兆候を現れさせないためにさまざまな規制の網が掛けられた。さらに、本来であればちょっと性的に逸脱した行為、とみなされるものであっても重大な性犯罪と裁かれてしまうことも生じてしまった。子供が「欲望」を抱く、ということは禁忌とされ、性行為に対する危険度や罪悪感ばかりが、子供に叩き込まれる。米国の「禁欲」体制は、保守派からフェミニストまで、かなり広範の支持を受けていた。ちなみに米国においては、1970年代までは性行為に関しては比較的寛容であったし、性教育の必要性も広く理解されていた。
このような、子供に対する過激な「禁欲」体制は、青少年における「性」の問題を解決するどころか、さらに悪化させた。例えば、性的交渉に対する知識がないばかりに、10代における性病の感染率は増加し、無防備な性交渉が横行するようになった。また、「禁欲」主義者が夢想したのとは反対に、「性的な」情報に接したから、あるいは「性的な」妄想を抱いたからといって、性犯罪が激増したわけではなかった。「禁欲」体制がことごとく整合性を欠いているものであることを、本書は告発している。
本書は、「青少年に有害」という大義の下に青少年の「性」をタブー視し、そしてそれが青少年問題に対する無理解(それは短絡的な「理解」である)を加速させる米国社会の実態を描いている。しかし、このような状況は、米国に限らず、我が国にも見出すことができるのではないか。
近年、我が国においても性教育への批判が起こっており、一部の保守派はその糾弾にいそしむばかりである。その裏で10代の性に関する問題が深刻化しているにもかかわらず、だ。また、「右」から「左」まで多くの人が、児童ポルノを性犯罪や女性への人権侵害を誘発するものとして規制を求めることに賛同している。性に関わるものでなくとも、ゲーム、インターネット、携帯電話などが青少年の内面(すなわち「心」)を破壊するといった言説がまことしやかに流通している。
本書から、「有害」を徹底的に排除した先にあるものが見えてくるようだ。「有害」とタブー視し青少年から「隔離」することによって、本来なら得られるような人生経験や、本来なされるべき教育すらも受けられなくなってしまう。著者はラディカル・フェミニズムの立場を採っているため、本書の主張には一部賛同できないものあるけれども、青少年の内面を統制するための思索が張り巡らされた後に来る社会について危惧している人は必読である。本書で描かれる米国の事例は、決して他人事ではない。
評者のブログはこちら

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紙の本

コトは「深刻」を遥かに通り越して「滑稽」の域に達している。

2005/09/20 11:33

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る

頻発したイマワしい事件を受けて,日本でも「性犯罪の前歴のあるヒトの住所を世間に公開しろ」という議論が沸き起こったことは記憶に新しい。が,その「先進国」(これはモチロン皮肉で使ってます)であるアメリカで今何が起こっているか。この本を読むと,もはやコトは「深刻」を遥かに通り越して「滑稽」の域に達しているらしい。
一例,ニューヨークで6歳の息子が裸で写っているフィルムを現像に出した父親が「フォトマット」従業員の通報によって逮捕された。息子は「虐待の証拠を探すため」当局によって裸にされ,何の証拠も見つからなかったにも関わらず,父親は2ヶ月間自分の家に近づくことを禁止され……。バカ? と言いたくなるけど警察はこうした「成果」によって性犯罪から子供を守れると言ってるのだ。
ネオコンの台頭に呼応して(煽動されて,とも言えるが)全米にその勢力を伸ばしつつあるキリスト教右派は,基本的に「子供は『性』から隔離しておけば安全」という立場を取る。しかしレヴァインは,そうして情報から遠ざけられた子供達もいずれは誰かとセックスをするのだし,統計的にはそれが「危険なセックス」になる確率が高い,という。保守的な教育を受けた少女は「相手を信頼していることを示すためにコンドームを要求できない」のだ。そして彼女は,妊娠中絶を攻撃しておきながら生まれてしまってから医療保険に入れない子供が増えることには無関心だとブッシュ政権を批判する。この辺,どこやらの国の「少子化対策」にも通底するものがあるかな。
実はこれを読んでいる最中のある日,BBCが制作した「『テロとの戦い』の真実」というドキュメンタリーを観た。そこで語られた「テロリストかも知れない人物なら証拠もなしに身柄を拘束してもかまわない」というロジックが,上に書いた息子の写真で逮捕された父親の話とピッタリ重なるのに笑ってしまった。こんなウスラ寒い笑い,オレも笑いたかぁないんだが。

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2021/07/20 11:35

投稿元:ブクログ

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