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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.4
  • 出版社: すばる舎
  • サイズ:19cm/367p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-88399-347-7

紙の本

熱い書評から親しむ感動の名著

著者 bk1with熱い書評プロジェクト (著)

心から本を愛する者たちが、愛する本について語る! 熱い思い入れのこもった書評が人を原著に向かわせる。オンライン書店bk1に書評を投稿している人々が結成したプロジェクトによ...

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熱い書評から親しむ感動の名著

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商品説明

心から本を愛する者たちが、愛する本について語る! 熱い思い入れのこもった書評が人を原著に向かわせる。オンライン書店bk1に書評を投稿している人々が結成したプロジェクトによる魂の書評・66本を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー15件

みんなの評価4.5

評価内訳

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  • 星 1 (0件)

紙の本

続編を出してくれないかなぁ。bk1の書評文化を生かさない手はない。

2006/06/13 16:04

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:南亭骨怠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本を買うときに書評を参考にすることが多かった。特にインターネットで本を購入するようになってからは,書評から得る情報が重要になってきた。
 書評は本を買うときの参考。自分で書評を書くなど思っても見なかった。bk1に書評を投稿するようになってから,読書の楽しみが一つ増えたような気がする。
 bk1に書評を投稿していた者達が書評を書き下ろし,一冊の本ができた。それが「熱い書評から親しむ感動の名著」だ。あらすじ本が売れ始めた頃,bk1への投稿者の語り口で,名著を伝えようとした本ができた。
 この企画,2冊目,3冊目と続いて欲しかった。
 1冊の本の中に66人分の書評が載っている。2冊目,3冊目と続くためには,66冊の紹介というのが少なすぎたのかもしれない。
 立花隆の「ぼくはこんな本を読んできた」は,本を買うときに大いに参考にした本である。ここには約300冊の本が紹介されている。300冊も紹介されていれば,自分が読んでみたい本がきっと見つかる。
 「熱い書評から親しむ感動の名著」は,一つ一つの書評の文字数も多く,読み応えがある。その分,気軽に読める本ではないのかもしれない。bk1寄せられた書評の傑作選をまとめて欲しい。それが文庫や新書で出たならば,間違いなく購入する。
 bk1の大きな特徴である書評をいかした本をぜひ企画して欲しい。

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紙の本

「私」を排除せよ!

2004/05/04 03:45

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:南波克行 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 自分自身が僭越にも、本書の執筆者の1人である以上、さらにこの本の書評者の1人になるのはマズイのではないか、と思っていました。それでもやはり、言いたいことがあるなら、それを言わないことはかえって、「熱い書評」者の端っこに名を連ねる者としての、理念にもとるのではないか。書くべきことがあるなら、それは直ちに言葉にして表明する。それが「熱い」書評者なのだ。そう考えたので、改めて投稿を決意しました。
 本書を最初に手にとり、そのまま一気通読。最後のページを閉じた時に感じた最大の感想は、「いかにも『私』が多い」ということでした。
 つまり、この本に収録されている66編の書評のうち、その多くが書評書と共に、何らかの形で「書評者自身」のことが、書かれているということだったのです。ある筆者は、作者ないしは登場人物と、自分自身を重ね合わせている。ある筆者は、取りあげた本を読んだ当時の、自分自身の精神状態や社会的状況を語っている。また、ある筆者はその本の現在の自分自身にとっての意味を述べている。つまりは「私」、第一人称の氾濫です。
 そのことは決して否定しないし、その本への熱い情熱が伝わるならば、それでまったくOKだと思います。実際、本書に収められた書評のすべて(いや、自分のは別か)が、そうなっており、だからこそ通読に耐えるものになっています。十分以上に熱かった! しかし、うっかりすると「自分のことをずいぶん語っているが、ところであなたは誰?」と、この本を読んでくれる、不特定多数の読者には思われかねない、一歩手前ギリギリでの綱渡りであるように思いました。ここにネット書評の弱点を垣間見た思いがします。それは、本書がネット書評から生まれた活字の本という、ある意味画期的な形態であるために、見えたことかもしれません。
無名人でも発表できるネット書評は、有名と無名の境界線がありません。そこでは有名も無名もなく、執筆者が誰であれ同じ土俵で読まれるのです。従って、読者の執筆者の「私」に対する興味など、ハナからないはずです。これはネット情報そのものの本質でしょうが、そうであるからこそ、ネット上での書評や批評のあり方としては、どこまで「私」を書いていいのか、非常にシビアな見極めが必要です。
 これは今日開設されているHPの多くが、個人日記の形式であるブログであることに、あるいは関係するのかもしれません。その延長で、ネット書評にも「私」が流れ出しているのかもしれない。しかし、評されるべきはあくまでも書物と作者であり、「私」ではないように思うのです。そしてそのストイシズムの有無が、「書評」と「感想文」とを隔てる大きな溝ではないでしょうか。
 誤解のないよう、繰り返したいのですが、本書に収録された66編のすべて、そうした「私」の無自覚な流出が慎重に避けられており、だからこそ「熱い書評から親しむ感動の名著」という書名に値するものになっています。けれど、これまで手にとった書評アンソロジーにはあまり感じなかった、どこか微妙な齟齬の感覚がその点だったのです。
 もちろん、聡明な形での「私」の提示は、次の瞬間「顔の見える」書評へと転じます。たとえば、本書に収録されている中でも、スティーブン・キングでは、代表作『IT』でも『キャリー』でもなく、なぜ『ドロレス・クレイボーン』か。あるいは、漱石は『門』が扱われ、村上龍では『どこにもある場所とどこにもいない私』。いずれもその本を扱った必然がよくわかる書評で、そこにも本書を読む面白さの一つがあります。
 ネット書評において、自堕落な「私」の流出をいかに禁じるべきか。本書は期せずしてその模範回答になったように感じました。まだ必ずしも成熟しているとは言えない、ネット書評に対するこれは大きな一石です。

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紙の本

ネットから起こした市井の人による市井の書評

2004/04/29 01:51

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ろこのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本の扉を閉じた後というのは、音楽を聴いたあとの余韻のよう。
感動をすぐ伝えたい衝動にかられるときもあれば、たなごころで温めるように熟成させ、発酵させ、醸し出された内なる声にたゆたうときもある。

書評は、本を通して自分が共鳴する思想なり、思考なり、感動が、感性の呼び鈴(りん)を鳴らす時に書きたくなるのではなかろうか。
その鈴が本書では66通りの音色となって伝わってきて面白かった。
文字通り、書の評なのであるけれども、その評を通してその人の味がみえてきて能弁な人もいれば、朴訥(ぼくとつ)とした味もあり、あっと度肝を抜くようなもの、見識深さに頭を垂れたくなるようなもの、そんな読み方があったのねと感心するものまで様々。
そして何よりも読んでみたいなあと思わせる書評が幾つもあってさすがに66の書評であった。
ついこうして「書評」の書評を書きたくなったのは、66通りの感性の鈴が玲瓏なのに、決してつめたくなく、身近な熱い体温を伝えていたからだろう。
それはプロにはないあの人、この人、隣の人の声、そう、つまりbk1の66の声が伝えた書評だからに違いない。ネットから起こした市井の人による市井の書評。
文字通り「熱い書評」たち。次の67番目、68番目に続く鈴を鳴らすのは読者のあなた。
それにはやはり鈴をならす本にめぐりあうことだろう。

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紙の本

書評文化の黎明

2004/04/16 18:29

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

書評とは、本を読んだ後、その感動を誰かに伝えたいため、あるいは自分が確認するために書くものである。それは、今までは、公に発表されるのは、プロの書評家によるものであった。しかし、インターネットの出現でごく一般の人の書評が公に発表されるようになった。本書は、インターネットの枠を越え、出版という形で書評文化を世に問うた画期的な書である。
私は、読書が好きである。書物というものは、人類史上最大の発明であると思う。2000年前の哲学者、200年前の科学者と対話出来るのである。書物で無かったならば、タイムマシンでも発明しないと出来ない事である。
私は、読後、必ず書評を書くようにしている。書評を書くと面白い。その本を理解出来たか、否か、即座に分かる。良く理解出来た場合は、スムーズにペンが走る。逆に内容を理解出来ていないときは、ペンが止まる。また、その書の核心を掴むのに役に立つ。おそらく、本書に投稿された諸君は、みんな多かれ少なかれこういう感情を持って書評を書いていると思う。
書評を第三者が読む事により、その本を読みたくなることもあろう。こうして活字文化が広まり、読者層が拡大すれば、本書の狙いは叶った事になるであろう。
本書から、ある個人の書評集が出版される可能性が無い訳でも無い。こうして書評文化は拡大してくだろう。
本書は、書評文化の黎明期を切り開いた画期的な書である。

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紙の本

書きあぐねている人のための書評入門

2004/04/26 21:09

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 どうして書評を書くのか、時々考えることがある。誰かに何かを伝えたいという思いがない訳でもないが、それ以上に本を読んだその時そのときの自分自身を残したいという思いの方が強い。その本がもたらしてくれる色々な思いを文章にして書きとめることで、その本を読んだ<今>の自分自身もまた残っていく。そういう意味では、書評は私にとって日記であり、自分史なのだ。

 白い頁がある。そこに自分自身を書いてみなさいと云われても戸惑うばかりだ。白紙から作り上げていくことの労力は半端なものではない。自分とは一体何だろう。誰もがわかりたいと思いながらも、白い頁に肖像画を描けないでいる。そこに、本を置いてみる。本という被写体を描くことで、実は自分自身を書くことになる。文章に書けなければ、その時どきに読んだ書名だけでもいい。二十歳の時に読んだ『門』と三十歳の時に読んだ『門』とは違うはずだ。『門』と書かれた書名の向こうに、その時そのときの自分自身がいるはずだ。

 そこから、書評まではもう一歩だ。その本を読んだ際の自分の生活や体調を書いてみるといい。「二十歳になった。漱石の『門』を読んでみようと思った」とか「妻と喧嘩した。むしゃくしゃして、本棚にあった漱石の『門』を思わず投げつけた。軽そうな本を無意識に選んでいたかもしれない」とか。書評は自由だ。そこに本がありさえすれば、無限に広がる世界だ。

 「文学は、何をどのように描いてもいいものです。批評はまたこれをどのように論じてもいいもの−ときには論じないことで最大の肯定か否定かを示すもの−なのです」

 かつて開高健はある短文(『エピキュリアンの悲しみ』)にこう書いた。そのことを実証するように、オンライン書店bk1に書評投稿している六十六人がそれぞれのスタイルで書いた書評を集めたのがこの本である。年令も職業もまったく違う六十六人ゆえの個性豊かな書評集にできあがった。ここには六十六冊の本と同時に六十六人の人たちの熱い思いがあり、<今>がある。そして、六十七番目の書評子は、もしかしたらこの本を読んだ<あなた>なのかもしれない。

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紙の本

葉っぱ64として読者書評投稿してみました。

2004/04/20 15:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗山光司 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 こうやって「熱い書評本」を手に取ると、1/66人として何か言いたくなりましたが、一応、著者なのか、やっぱ読者なのか、後だしジャンケンで様子見したら評者の方達は読者で投稿している。市民参加ランナーとしては、それは正解なのだろうと、納得しました。しかし、どうもちょいと、違和感がある。それで、投稿を始めたハンドルネーム「葉っぱ64」に先祖帰りして読者書評をしたいと思います。
 
 どうして、「葉っぱ64」から実名の「栗山光司」に変えたのか、それは=はじめに=でbk1編集長の斎藤さんが「ページの端を折った返事集」という粋な言葉で「書評のコンセプト」を述べたが、確かにプロの批評家が陥りやすい「読むことよりも書くこと」を優先せざるを得ない振舞いは、書くことが念頭にある場合、読みながら立ち現れてくる全体としての本の美味しさを味合い損ねてしまう危険性がある。その自戒を印するために実名にしたと言えば格好がいいが、ひょんなことから、ひょんになってしまったと言っておきます。
 =おわりに=で辻さんは「草の根〜」という何か懐かしい響きのある粋というよりメッセージフォークの匂いがしますが、「草の根書評文化」ってブログと通底する「カラオケ文化」に近いものではないかと思う。カラオケであってみれば、熱いのは当然である。それぞれの評者の背に負った個人史なり想いが、それぞれに巧拙は二の次で「自己語り」する。本の内容紹介は読む時の興を殺ぐと自己弁明して、ひたすらに自己表出する。これも、文芸評論家、プロ書評家が陥りやすい隠喩を通して「自己表現」する「書く」ことで歌うアーティストと似て非なるものかもしれないが、その差異が不分明になっていることは事実である。

 栗山光司の『光る海ー静かな一日』はそんなカラオケ書評の典型かもしれない。でも、それによって、「オレは、私は違う歌い方が出来る」と、吉田満さんの『戦艦大和の最期』を手にとってくれる人がいるかもしれない。本を購入する動機は様々で、様々な触手の書評があってもいいかもしれない。リアル書店の手書きPOPはぼくの実体験から言っても効果のあるものですが、ネットの利点は様々な不統一な書評定義のないレビューをリアルタイムで多様にアフォード(提供)する。まさに蜘蛛の巣のネットで読者をネバネバで取り込むことにあるのでしょう。
 ぼくのカラオケ度のアップに、ある評者の方は「葉っぱ節」な〜んて言ってくれましたが、そんな自己語りを抑制するために、言わば、「本に挟む栞(付箋)」のような粋でクールな「読んだ想い」が爽やかな風となって未読の読者に共振していく。かような発信者のひとり、受信者のひとりに、なりたいものです。
 そんな栞する、「読む読むの果に、ため息となって零れ落ちた」ものがレビューとして書くことになる。読んでいる時は書くことを忘れる。
 そんな書評投稿をしたいものです。
 
 2002年に葉っぱ64で書評投稿した折、中条省平さんがぼくの高橋秀実の『からくり民主主義』レビューにコメントをつけてくれて、望外の喜びでしたが、《ただ、この書評が面白いところは、内容紹介を一切と言っていいほどしていないけれど、この本を読み終えて、この人が考えたこと、この本に触発されて現在の日本をどう思うか、を説得的に書いてあるところですね》。
 まったく、今回の本書に掲載されている『光る海〜』は、まさに、内容紹介が殆どなく、せっかくハンドルネームを変えたのに、人間の振舞い、文体は一朝一夕に変じない。汗顔です。「自己語り」からも、「隠喩で語る」ことからも、早く脱却したいのです。でも、ムツカシイですね。
【葉っぱがアフォード・阿呆ダンス】

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紙の本

狭くて深い世界へようこそ。

2004/05/03 17:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 はあ、あなたも本を読みますか。そうですかそうですか。あれはあれですな、「読む人は放っておいても読む、読まない人はいくら薦めても読まない」というような世界でありまして、なかなかに難しいものがございますな。「本読み」という人種は、これでなかかな世間様の中ではマイノリティなのでございます。ましてや、「書評」とか「レビュー」などというものを書こうなどという人種はそれこそ「マイノリティ中のマイノリティ」、極めて希少な存在といっても過言ではございません。こうした稀少人種が期せずして集合を果たしたのは、やはり「ネット書店」という環境によるところが大でございます。中には、買い物をせずとも日々更新されている書評欄だけは頼りにしているような向きも多いかと思いますが、そのような場合でも、読書人口を底辺から支え広げている、という見方もできなくもないわけで、それはそれで意味がございましょう。
 さて本書は、そうした物好きな稀少人種が、たぶん、あまり本を読まないマジョリティな方々に向けて、というコンセプト(だと思う)のガイドブックになるわけでございます。本書の目指すところが成功しているか否か、という点においては、執筆者の端くれとして参加している当方からコメントすべき事柄ではないと思いますので省略させて頂きます。当方、執筆依頼を賜った関係上、取り上げるラインナップなどの情報についてはかなり早くから知らせて頂いているわけですが、そのときの印象を率直に述べますと、「ちょっと保守的すぎるんじゃないの?」という所でございましょうか。
 できあがった本を実際に手にしてみてみますと、「思ったよりも厚いなあ」、「落ち着いた装幀」、「読んでみると、意外にバランスの取れた内容」などなど、それ以前に若干不安に感じていた部分を払拭する仕上がりになっていました。
 世に「このような本を必要とする方が、さてどれほどいるのか」、という点については当方には正確に予測のつくところではありません。が、個人の蔵書としてはさておきき、公共の図書館とか学校の図書室などにはかなり似合いそうな仕上がりとなっております。本書について自腹を切るまでの要求を感じない方も、どうか一手間おかけ頂いて最寄りの図書館などにリクエストして売り上げに貢献して頂きたいものでございます。
 そうすると、版元さんもそうですが、別の方々も喜びますよ。他の執筆者の方々とか、当方とかが。

酩酊亭亭主

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紙の本

読書とは何か。

2004/04/18 22:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yaeba - この投稿者のレビュー一覧を見る

名作がほんの数ページに要約された「あらすじ本」がベストセラーとなっています。以前、私も書店で立ち読みしたことがあります。「タイトルは知っていてもストーリーは知らない名作が数分で読める」という手軽さが人気なのでしょうが、私にはそれを購入する意欲は全く湧きませんでした。
というより、それに違和感を覚えずにはいられませんでした。数ページのあらすじを読んだだけで名作は理解できるものなのか、読書とはそんなお手軽なものだったのか、果たしてそれは「読んだ」ことになるのかと。

それから少し経った頃、すばる舎さんよりこの作品への参加依頼のメールを頂きました。企画主旨は以下の通りです。

「一冊の本とじっくり向き合うことで得られる真の豊かさを体感してほしい。仮にあらすじによって、スピーディーに効率的に情報、知識が得られたとしても、元の文章の呼吸や手触り、本当の感動までは味わえないと思うからです。原著にあたりたくなる強い動機づけとは、その本を読んだ<感動>をきちんと伝えることによって生まれるのではないでしょうか」

私の感じた違和感をこの企画は的確に言い当てており、私は未熟者ながらもこの企画に参加することにしました。

そして、完成……。

他の方の書評を読んでは<感動>が伝わってきて、「この本読みたい!」の連続でした。バラエティ豊かな評者略歴を読み、それぞれの書評から本との深い関係性を窺い知ることで、「読書って年齢も立場も職業も関係なく、どんな環境にあっても楽しめるものだな」と改めて思いました。

読書とは、作者から読者へ一方的に与えられる受動的なものではなく、作者の書いた世界を読者が捉えなおしていくという実に能動的な行為であると私は考えます。お手軽な行為ではないからこそ、満たされる何かがそこにはあるのでしょう。

本書は良質なブックガイドであると共に、読書とは何かという問いに答えうる一冊となっています。

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紙の本

生涯の友が隠れているかもしれません

2004/04/16 13:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:べあとりーちぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 一応こっそりと感想文(書評なんて大それたものではない)を掲載していただいているので、本書に投稿するのは反則技なのだろうか。しばし悩んでしまったのだが、やっぱり投稿することにした。だって面白いんだもん。

 本書に掲載されている66本の書評どれもが、書き手の情熱と愛着と心震えるような感動でできている。既読本については共感と新しい観点を得る喜びを、未読本については「うわっこれ絶対チェック!」というワクワクはやる気持ちを感じるだろう。アタマから尻尾までまるまる読んで、「やっぱり自分の感想文が一番ショボいなあ」と悄気てしまったのだが、それでも対象の書物への愛着の度合いでは、先輩評者諸氏に負けていないつもりである。

 一遍に66冊分の感動をまとめて読む、これはそう滅多に味わえるものではない「濃い」体験だった。「はじめに」の中にもある通り、こういった書評は書物に対する読者の「返事」であると言えるだろう。66人の書き手たちは、本から受け取った何かを、とにかく誰かに向かって投げかけずにはいられなかったのだ。彼らが渾身の力で投げ返した書評という「返事」は、またそれを読む読み手にとっては、あるいは変化球でありストレートであり、あるいはど真ん中のストライクでありとんでもない大暴投であるかもしれない。
 もしも胸の前に構えたミットの中に「ずどん」という手応えを感じたら、何はともあれ書店に走り、問題の書物を買ってきて損はない。もしかしたら「ずどん」とは違った読後感を持つかもしれないが、それはそれで確かな何かを受け取ったということなのだ。今度はまた、誰か他の人に向かって「返事」を投げてみるのも悪くない。

 子供の時から本当に本を読むのが好きだった。本さえあれば何も要らなかった。そういう純粋な気持ちを伝えることができたらいいなと思って、読書という天国の案内人のひとりになれたらと思って、「べあとりーちぇ」という筆名を選んだ(未熟者なのでひらがな表記なのだが)。
 自分がどっぷりハマっている崩れそうな書物の山、家計を圧迫しかねない書籍費を考えると、果たしてここは楽園なのかとふと疑問もよぎる。もしかしたら筆名は「うぇるぎりうす」の方が良かったのかも。
 プロフィールを読むと、66人は多かれ少なかれ、同じように置き場所と書籍代と読むための時間捻出に汲々としているらしい。筆者のように「お風呂も一緒、寝るのも一緒」という方もいらっしゃって安心した。読書の趣味のない人々にはもしかしたら冗談抜きで地獄かもしれないが、筆者に言わせれば、こんなに甘美で幸せな地獄もちょっと他にはないのである。
 …一緒にハマってみませんか(ふふふ)?

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紙の本

これは単なる書籍の紹介ではない

2004/04/21 15:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

新聞・雑誌に紹介されている評論家・識者の書評を見る。おもしろそうな本はないか、あるいは話題になっている本がどんなものかを小当たりしてみる目的で目を通すだけのことだ。そこには当然のことだけれど評価対象である本のことが書いてあって表現はいろいろだが結果的にマル・バツ・採点が示される。もっともバツの書評には滅多にお目にかかれないが。書評に目を通す人は紹介されている本に興味があって書評文そのものあるいはそこから滲む評者の人物像を鑑賞・玩味するわけではない。
会社組織には人事考課制度があって二段階、三段階にわたる評価者の手になる考課表を見るときがあるが、これも評価対象者が問題であって評価者の人となりを推定するものではないのと同じだ。
しかし中には評価者の人物が色濃く反映されているシロモノに出くわすことがある。こうなるとうれしくなって、「目を通す」というより「読みふける」に近い感覚で、評価対象者ではなく評価者の方を見つめるのである。
さて66人の「本好き」の手からなるこの書評集がそれだ。
これはおもしろい!
20代から60代の幅広い年代層の男女、職業も様々である。良き水先案内人であって、未読の名著への読書意欲をかきたてられるのは間違いないところだが、なによりも筆者一人一人の素顔が浮き彫りされているところだ。とぎすまされた感性の発露。未来への希望や夢の反映もあれば、過去の傷跡への感傷。原作者の言葉を借りた実は自己の表現。穏やかな心もあればもどかしさを訴える叫びもある。
数知れないほど本を読んだ。その読書をこよなく愛するものたちが、この1冊!とよりすぐった。だからおそらく彼とその本との出会いは彼の全人格の本質に近いところでのふれあいだったはずである。そのふれあいの印象を一生懸命書いてみた。その印象は彼の人生の節目のところの生々しい断面そのもののはずである。そうであればこの書評集は単なる名著へガイドブックではなくなる。そこには66のドラマティックな「私の内面」が描かれていたのだ。だから「目を通す」のではなく「読みふける」ことになるのである。
これはおもしろい!
未読の本がたくさん紹介されているのだが、読んでいない本についてもその筆者との価値観の彼我を推察できるほど個性が光っているのだ。ネットで一方的な出会いがあるおなじみの筆者たちそれぞれの横顔を思い浮かべる。評論のプロでないところがいい。みんなちょっと気取って書いているところでプロでないから照れくささが滲んでいるのがいい。そして末尾のプロフィルを読んでおもわずふくみ笑いしたりする。

書評集「よっちゃんの書斎」はこちらです

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紙の本

私の文章は恥ずかしいので読まないで欲しいけど、他の方々の文章を読んで下さい!

2005/12/04 14:35

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る

bk1の懐かしい評者の皆様、お久しぶりです。
3307と申します。僕のことを覚えていて下さるかたは
どのくらいいるでしょうか。
今は、「元評者」になってしまいました。「はてなダイアリー」の
愛用者となり、本とは離れて、はてな界隈で言うところの
「ちらしの裏(日々の雑感)」を、好きなように書いています。
そのため、すっかり書評の投稿をしなくなってしまいました。
http://d.hatena.ne.jp/book3307/
bk1に書評を投稿しはじめた頃は、ちょうど今のような
寒い季節でした。2001年の晩秋になるでしょうか?
私はbk1に『星虫』の書評を投稿しようとしたのですが、
ログインが上手くできなくて諦めました。
また、評者さんたちの「質の高さ」に足がすくんでしまい、
文章を書けなかったことも、正直に告白します。
しかしある日背中を押してくれた方がいました。
下手くそな書評なのに、「お前の書評いいじゃないか」と
仰っていただきました。
素人の書いた文章を誉めてくれる方の存在に接し、
私はたいへん勇気づけられ、書評を投稿するようになりました。
気がついたら、私が尊敬していた評者さんたちと一緒に
一つの本が生まれました。
あれから1年8か月が過ぎましたが、こんなに嬉しいことはありませんでした。
何故ならば、blogで本を書いて出版する例はあっても、
「尊敬する評者さんたちと一緒に、一つの本を世に送り出す体験は、
本当に本当に唯一の体験だったから」です。
池袋のジュンク堂で行われたトークセッション、こっそり私も参加しました。
もしかしたら、どなたかとお会いしていたかもしれませんね!
その後の打ち上げで、そうそうたる方々とお会いできたのは、
一生の想い出です。その節は、皆様ありがとうございました!>ALL
今、この本に、私が寄せた文章を読み直すと、ただただ恥ずかしい
ばかりです。好きな本について感じたことを、ただ書いただけです。
全力で書きました。
でも、私の文章に限定して言えば、「素人」の感想でしかありません。
しかし、私以外の評者さんの文章は違います。手にとって読んで下さい。
「本が好き」だということの奥深さ、広がり、そして豊かさを、きっと
ご納得いただけます。
「本のある生活」や「本への憧れ」が、各自の書き方で真摯に
書かれています。巧拙ではなく、そんな「本が好きな方たちのハート」が
私には伝わってました。
だから、本書は私にとって、かけがえのない本なのです。
繰り返します。
この本を、ためしに立ち読みなさって下さい。もし、私の文章を
ご覧になった方が「本が好き」でいらっしゃるなら、必ず一人は
「あ、これは、私だ」と思える評者さんを見つけ、「共通するテキスト」を
持つ、見知らぬ誰かと出会う楽しみを味わっていただけることでしょう。
どんな方法でお読みいただいても、ただお読みいただくだけで十分です。
でも、正直に申し上げて、共著者の一人として大変お恥ずかしいのですが、
本書には重版がかかっていないと思われます。
つまり、「貴重」な本なのです。
在庫がなくならないうちに、在庫のあるオンライン書店で入手された方が
無難ではないかなぁと、愚考いたしました。
以上

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紙の本

書物への返事の新しい形

2006/03/06 11:55

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 bk1への書評投稿者が書いた、名著の書評集。通常の書評より長めなので、より熱がこもっているように感じられます。そして、書評ということについて感じていることを、一言書いてみたくさせてくれました。
 「何気なく、本に対して「返事」(それが書評の形をとってもとらなくても)が出来るとよいと思う」と、「はじめに」に編集長が書かれています。昔から本には読者の意見を問う葉書が入っていたりもしていました。でも普通これは他の読者にはあまり知られないままで終わります。絶賛するものは出版社が広告に取り上げたりもしますけれども。学校の読書感想文などもクラスや関係者などの間で読まれる程度で、新たな読者や反響を呼び起こすものにはならないでしょう。そういう意味合いで考えるならば、書評も、特に一般読者が書く書評は、本に対する「返事」の新しい形かもしれません。
 ここに載っているのは「名著」の書評ですけれども、数年もすればどうなっているのか。書籍自体と同じく、書評にも命の長いものもあり、短いものもあることでしょう。それでも、こういった「一般読者」の書評で息長く支えられていく本があったら嬉しいことです。
 執筆者のプロフィールも載っているので、投稿に現役活動中の方、卒業された方、それぞれがどんな形で書評を書いているのか、が窺えるのも嬉しかったです。でも、あんまりこの場でほめすぎると「内輪うけ」になっちゃう怖さ、ですよね。(だから評価保留、です。)
 bk1編集部の、次の「書評企画」も楽しみです。「書評文化」というものがあるものならば、健康に育って欲しい、まんざら関係なくもない、近所のオバサンのような気持ち・・でしょうか。

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紙の本

頼りになる書評家が次々と現れる楽しさ

2004/04/24 11:37

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

 僕が敬愛して止まない書評家・「夏の雨」さんが巻頭を飾っている。なんだか嬉しい気分。僕よりかなり年上かと思っていたが、プロフィールを読むと少しだけ上だった。で、彼が取り上げているのが『病牀六尺』──凡そ僕なんかが選ぶはずもない書物である。にも拘らず、この書評を読んでいるとこの本を読みたくなってくる──なんと正しい書評のあり方か!
 あと楽しみにしていたのは「みーちゃん」さん。いつも僕とは全く異質の意見を述べられるので妙に気になって読んでしまう。残念ながら今回取り上げておられる本は僕の守備範囲ではなかったのだが、いつもどおりのキレのある文章は楽しい。例によってカバー(装丁)から説き起こすのだが、今回は珍しくその前に段落が1つある。いやはや、しかし、素人でこれほど毒のある文章を書ける人も珍しい。
 「とみきち」さんが堀江敏幸を取り上げている。僕はこの作家の名前さえ知らなかった。ところが、「KANAKANA」さんも「ろこのすけ」さんも好きな作家として名前を挙げている。へえ、そんなに有名な作家だったのか、と思いつつ「とみきち」さんによる紹介文を読み進むとすぐに興味ムクムクになってくる。よし、買って読もう、と思う──これまた書評のあるべき姿。
 他にもたくさん馴染みの書評家名が並ぶ。へえ、「ソネアキラ」さんってコピーライターだったんだ(他にも意外にプロの物書きが多いのにびっくり)。やたら守備範囲の広い「南亭骨怠」さん(ふーん、技術科教師で野宿ライダーでしたか)、碩学「オリオン」さん、ポップな「深爪」さん、頼りになる書評家が次々と現れる。
 しかし、それにしても、扱っている本の時代やジャンルがなんと広いことか! まあ、森鴎外やゲーテくらいはあるだろうと思っていたが、ダンテの『神曲』とかセルバンテスの『ドン・キホーテ』とか、題名は知っていてもまさかと思う本が取り上げられている。中でも出色は「爪子姫」さんの『手紙魔まみ、夏の引っ越し(うさぎ連れ)』の書評──取り上げている本と言い書評の文章と言い、なんじゃあ、こりゃあ!? ぶっ飛んでしまいましたよ。
 もちろん中には読んだって何の引っ掛かりもない書評もある。──それはそれで仕方がない。書評ってそういうものである。僕にとって面白い小説が他人にとって面白いとは限らないように、他の人が膝を打つ書評が僕にとってはつまらないことがあって当然である。
 ところで、ここでこの本の書評を書いているのは、今のところほとんどこの本の著者ばかりである。まあ、66人も狩り出してしまったらそういうことになるかもしれないが、それではいかんのじゃないか?

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紙の本

書評対象作品

2004/03/06 10:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『夢の中での日常』 島尾敏雄(“銀でぶ”さん)
『屍鬼』 小野不由美(“紫月”さん)
『神曲』 ダンテ(“のらねこ”さん)
『冥途・旅順入城式』内田百ケン(“ごんだぬき”さん)
『福翁自伝』福沢諭吉(松井高志さん)
『青が散る』宮本輝(“諏訪旭”さん)
『日本的自我』南博(“濱本昇”さん)
『堕落論』坂口安吾(“さいとうゆう”さん)
『門』夏目漱石(“GG”さん)
『魔の山』トーマス・マン(“佐々木昇”さん)
『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹(“けんいち”さん)
『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー(“すなねずみ”さん)
『小林秀雄初期文芸論集』小林秀雄(“大塩芳雄”さん)
『どこにでもある場所とどこにもいないわたし』村上龍(“川内イオ”さん)
『センセイの鞄』川上弘美(“田川ミメイ”さん)
『不思議の国のアリス』ルイス・キャロル(“りこ”さん)
『残像に口紅を』筒井康隆(“Snakehole”さん)
『マークスの山』高村薫(“よっちゃん”さん)
『きっと君は泣く』 山本文緒(“オレンジマリー”さん)
『ドロレス・クレイボーン』スティーブン・キング(“カワイルカ”さん)
『ブルース』花村萬月(“yurippe”さん)
『ダルタニャン物語』アレクサンドル・デュマ(“成瀬洋一郎”さん)
『中二階』ニコルソン・ベイカー(“king”さん)
『万延元年のフットボール』大江健三郎(“pipi姫”さん)
『わが名はアラム』 ウィリアム・サロイヤン(“たっちゃん”さん)
『ドン・キホーテ』 セルバンテス(“林さかな”さん)
『あらくれ』徳田秋声(“ソネアキラ”さん)  
『後宮小説』酒見賢一(“べあとりーちぇ”さん)
『パークライフ』吉田修一(“元高角三”さん)
『シューレス・ジョー』W・P・キンセラ(“yama-a”さん)
『火車』宮部みゆき(“あや”さん)
『戦艦大和の最期』 吉田満(“栗山光司”さん)
『雨天順延 テレビ消灯時間 5』ナンシー関(“ぼこにゃん”さん)
『アメリカの夜』阿部和重(“メル”さん)
『渋江抽斎』森鴎外(“ぶりゅん”さん)
『抱擁』A・S・バイアット(“かわうそ亭”さん)
『孤独の発明』ポール・オースター(“オリオン”さん)
『定年ゴジラ』重松清(“トラキチ”さん)
『いつか王子駅で』 堀江敏幸(“とみきち”さん)
『淀川長治自伝』淀川長治(“南波克行”さん)
『ラチとらいおん』 マレーク・ベロニカ(“ゆきな”さん)
『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』穂村弘(“爪子姫”さん)
『海の都の物語』塩野七生(“アルテミス”さん)
『病牀六尺』正岡子規(“夏の雨”さん)
『山月記』中島敦(“星落秋風五丈原”さん)
『フィネガンズ・ウェイク』 ジョイス(“変態庵主人”さん)
『審判』カフカ(“こたにりこ”さん)
『図書館の神様』瀬尾まいこ(“ろこのすけ”さん)
『蝦夷地別件』船戸与一(“みーちゃん”さん)
『うたかたの日々(日々の泡)』ヴィアン(“ヲナキ”さん)
『ホリー・ガーデン』江國香織(“KANAKANA”さん)
『孤島の鬼』江戸川乱歩(“朝宮運河”さん)
『存在の耐えられない軽さ』ミラン・クンデラ(“Akimbo”さん)
『永遠の出口』森絵都(“3307”さん)
『十五少年漂流記』 ジュール・ベルヌ(“mitch”さん)
『ゴヤ』 堀田善衛(“ガブリ”さん)
『火怨』 高橋克彦(“南亭骨怠”さん)
『外套』 ゴーゴリ(“奈伊里”さん)
『ファウスト』ゲーテ(“まんでりん”さん)
『池袋ウェストゲートパーク』石田衣良(“yaeba”さん)
『ハイ・フィデリティ』ニック・ホーンビー(“深爪”さん)
『ガープの世界』ジョン・アーヴィング(“katu”さん)
『10 1/2章で書かれた世界の歴史』ジュリアン・バーンズ(“青月にじむ”さん)
『蛇行する川のほとり』恩田陸(“UMI”さん)

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