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図書館の神様
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本読みの気持ちをくすぐる、究極の癒し本。
よし
2008/01/12 22:56:44
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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清は高校の時、バレーボールに情熱を捧げていたが、仲間が自殺してしまう。自分のせいではないとわかっていながら、それから投げやりに。なんとなく高校の講師になり、今は不倫中。興味がないのに文芸部顧問。部員はなんと一人だけ。そんな一年を弟の拓実も挟みながら淡々と描いていく。 真面目な清の性格に前半はつらかった。部の仲間が自殺して、それから全て投げやりになって。この気持ちが痛いんです。ずっと、これを引きずって、地元にもいられなくて逃げて、温かさが欲しくて不倫して。そんな時、文芸部の顧問になって、垣内君と出会って、何かが変わり始めるんです。お互い運動が好きなのに本を読んでいる。これもまたいい。 最後の発表…
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のばしきらない
yaeba
2006/05/16 16:21:02
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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「人生立ち直り小説」と、テーマは重いけれど、軽やかに読める青春小説。海辺の町が舞台になっており、爽やかな風が全体に漂っている。主人公の清は肩に力が入りすぎていて、一生懸命すぎて、それゆえに辛い事件を背負い込んでしまった。それ以降怠惰になって、田舎町でのらりくらりと国語教師をしている。そんな怠惰な生活の中で、人との出会いにより新しい自分と出会い、そして人との別れにより新しい自分への出発ができ、清は前に進んでいく。これを読みながら、太極拳の先生の言葉を思い出した。「全部のばしきらないで下さい。手も足もすこし余裕を残して、のばしきらないのが、完全な状態です。そうしないと怪我をしますよ」のばしきるとプ…
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気づくべき時を知る
オクヤマメグミ
2006/03/09 11:51:23
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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著者の文章には無条件で受け入れてくれるようなやさしさがある。冒頭からある事件をきっかけに、生き方を180°変えてしまった主人公・清について描かれているが、そんな彼女からも全てを奪わず、別の場所が用意される。それが不本意に就いた高校の講師だったとしても。以前持ち合わせていた情熱や正義感のやり場に困った清は、心のよりどころを恋愛に求めようとするが上手くいかない。想定外だった文芸部の顧問になるが、部員はひとりだけ。おまけに文学なんて興味がなかった。やる気のないまま図書室に向かう清。たったひとりの文芸部員・垣内くんとのやりとりが微笑ましかった。どちらかというと「冷めている」二人の淡々としたやりとり。何…
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なぜか読みきってしまった
海風
2006/01/22 08:26:21
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評価 ( ★マーク )
★★★
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贅沢読書家は、文章やリズムやストーリーの展開がイヤだと思えば、すぐに読むのをやめる。この本でも最初から、そういう場面が何度もあったのに、結局読んでしまった。しかも読後感が清々しい。特別なこともなく、私の実体験と重なるわけでもなく、重苦しく迫ってくるわけでもない。しかし、読ませてしまう力があった。さほど読むのに時間はかからない。チャンスがあったら一度手にして損は無い。
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拗ねた講師を前向きに、させたもの
読み人
2005/10/10 21:44:18
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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瀬尾まいこさんのことは、ずーっと気になっていました。新聞にコラムを短期連載していたり、 雑誌「ダ・ヴィンチ」でも、ずーっと連載しているは、しかも、この作家のヒット率は、凄いとか、言われて、雑誌「本の雑誌」でも、次々作品が、大絶賛の嵐でした。図書館でも、ヘビー・ローテーションになっているは。 で、やっと漸く読めました。 素直に率直に面白かったです。先ず、題名からして、やられた感があります。これは、、マンガ、「最終兵器彼女」と同じ、もう題名からして、ノックアウト状態です。この題名を、ディナイ出来る、本好きは、果たしているのか!?とさえ、思ったりしてしまいます。 主人公は、高校の女講師、教諭ではなく…
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本の中には、冒険が詰まってる。
山村まひろ
2004/12/16 00:22:00
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評価 ( ★マーク )
★★★
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私の名前は清(きよ)。18歳までの私は清く正しい人間だった。 ******************* 高校3年生の夏、清がキャプテンをしていたバレーボール部で、試合のあと、補欠の山本さんが自殺したことがきっかけで、清は退部。 以来、道を外れ始め、学校や町のみんなからの冷たい視線をから逃げるように家を出て……今は、鄙びた高校の非常勤講師。 講師になればバレーボール部の顧問になれる! というアサハカな考えから勤め始めたものの、なんと、部員がたったの一名の文芸部の顧問を振られてしまうことに。 唯一の部員である3年生の垣内と、顔を付き合わせる毎日。 国語教師のクセに、文学なんてちっとも面白くない…
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垣内君な高3生って、今いるかな??
テノール
2004/07/09 19:51:00
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評価 ( ★マーク )
★★★
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図書館で少し働いた経験あり、で、題名に興味をもって、読み出した。「清さん」は高校時代の心の傷を持ちながら、自宅から離れて高校の国語の講師をしている。教材の話は出てくるが、大して深い悩みはなく(本当の教師・講師が聞いたら、怒るかもしれないが)、期待もせず、毎日が何気ない自然体で過ぎ、不倫さえしている?? しかし、肩のはらない、文章。そして、人物や、自然に対する見方が、次第に「清さん」を愛おしくさえ感じさせる。クラブ顧問が、文芸部というミスキャストのように不満も伝わってくるが、たった一人の部員「垣内君」。これがまた「清さん」の上手をいく自然体の賢い高3生である。ちょっと賢こすぎないか…?と思った…
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この本に出てくる清と拓実の関係ってのは、三浦しをん『格闘するものに○』の可南子の弟旅人と同じだね、女性の願望が出てるっつうか
みーちゃん
2004/06/06 20:53:00
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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学校の校庭を走る若者と、何だか遠くのほうを走るスカートをはいた年齢不詳の女性の姿を描いた、下手上手風の児童書に似合うかんじの装画は、スズキエミ。装幀は池田進吾(67)で、以前、この人の名前のうしろにある(67)とは年齢のことかいな、と書いた記憶があって、それはそのまま疑問として残っているけれど、もしかするとスタジオの名前か、などとも思う今日この頃である。本は165頁だから、決して厚いものではないし、ハードカバーといってもちょっと力を加えれば曲がるような表紙の材質なので、持って手にしっくりする。で、この本の主人公は高校の女講師で、文芸部の顧問に任命された22歳の清である。当人が言うように「二一世…
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名前のないよな神様に、何度も何度も手を合わせ、祈った事のある人へ
アベイズミ
2004/04/04 08:48:00
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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良いな。何だかとっても好きだな。そんな事をしみじみと噛みしめながら、読み終えた。「何処が心地良いのだろう?」と、自分の中でその「気に入り具合」を確認しながら読み進めるという。不思議な余裕を与えつつ、ずんずん夢中になれた。そんな「間合い(距離感)」が気持ち良くって。ここに流れる「空気感」が気持ち良くって。誰かに「良いよ」と、言いたくなる。そんな本だった。 この距離感は、きっと作者である「瀬尾まいこ」という人が持っているそれで、本能的に「この人は良い、信用出来る」と、私に教えてくれた。主人公である高校の講師の「清」は、だから作者にダブる。気も目的意識も強くて、実に体育系いかにもバレーボール部員(私…
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神様がいっぱい
夏の雨
2004/02/29 21:31:00
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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<小説の神様>と呼ばれた志賀直哉の代表作に『小僧の神様』という短編があります。もちろん、こうして神様だらけの文章から書き始めたのは、瀬尾まいこさんの素敵な物語『図書館の神様』に誘発されてのことです。(ちなみに志賀の名作といわれるこの短編を図書館で読もうとすると、児童書の棚から借り出す方が容易です。<小説の神様>も<図書館の神様>の気まぐれにはどうしようもないのかもしれません) 志賀直哉が<小説の神様>と呼ばれる所以は、その冷静な視線ゆえです。たまたま私が図書館で借りた『小僧の神様』は講談社の青い鳥文庫のものですが、その解説(児童文学者の藤田のぼるさんが書いています)に志賀の文学の有り様がこう…
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水菜のはりはりとした食感を思い出させられる読後感
ろこのすけ
2004/01/09 10:00:00
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評価 ( ★マーク )
★★★
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端的に言えば爽やかな青春物語だけれど、現在の私に腑に落ちる箇所があったりして、一気に読み切った。高校の部活でのアクシデントが元で心に痛手を負うヒロイン「清」。夢をあきらめ、国語教師としてある高校に赴任する。彼女が学校の図書館で出会ったひとりの男の子、垣内君。どこからでも海の見える明るい高校で、瑞々しい物語が始まる…。 高校生の男子生徒の言葉が素晴らしく読書好きの者の心を代弁していて白眉。曰く:『文学を通せば、何年も前に生きてた人と同じものを見れるんだ。見ず知らずの女の人に恋することだってできる。自分の中のものを切り出してくることだってできる。とにかくそこにいながらにして、たいていのことができて…
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まさに、“人生の分岐点となる1冊”なのかもしれません。
トラキチ
2003/12/21 22:48:00
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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デビュー作の『<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=02247407&volno=0000" target="_blank">卵の緒』で独自の瑞々しいタッチでその才能を世間に知らしめた瀬尾さんの第2弾ですが、デビュー作以上にその持ち味を発揮してるような気がする。過去のトラウマや不倫に悩みつつも地方の高校で講師として働く清(きよ)。顧問となった文芸部において柿内君と知り合い、文学にも馴染む事によって彼女の人生観は変化していく…瀬尾さんの描く主人公ってしっかり物のようで気弱な人物が主流となっている。本作は浅見さんとの不倫に悩む姿は少し…
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