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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.12
- 出版社: ポプラ社
- サイズ:20cm/141p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-591-07852-3
紙の本
絵描きの植田さん
絵描きの植田さんの住む村に、ある日、母娘が引っ越してきました。娘メリの天真爛漫な明るさに、植田さんも心がほぐれます。そんなメリが、吹雪の夜森で遭難し、病院に運び込まれ…。...
絵描きの植田さん
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商品説明
絵描きの植田さんの住む村に、ある日、母娘が引っ越してきました。娘メリの天真爛漫な明るさに、植田さんも心がほぐれます。そんなメリが、吹雪の夜森で遭難し、病院に運び込まれ…。植田真の絵が彩る、奇跡みたいな物語。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
いしい しんじ
- 略歴
- 〈いしい〉1966年大阪生まれ。京都大学文学部仏文学科卒業。「麦ふみクーツェ」で第18回坪田譲治文学賞受賞。他の著書に「プラネタリウムのふたご」「トリツカレ男」など。
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著者/著名人のレビュー
独特の幻想空間を創り...
ジュンク堂
独特の幻想空間を創り出すいしいしんじに、強力なパートナーが。繊細な筆使いの「植田さん」です。物語と絵の協奏曲をお聴き下さい。
紙の本
本屋で見つけられない本。
2004/02/07 21:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリニト - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を本屋で探すのは至難の業だ。
なんといっても存在感がナイ。
ここ最近出版されたのいしいしんじの作品は『麦踏みクーツェ』にしても『プラネタリウムのふたご』にしてもかなりの厚さで読みごたえがあった。
今度の新刊もそうであろうと、発売直後に書店で探すがいっこうに探し出せず、
とうとう店員に聞き手に入れたその本は、
『薄い』。
しかも真っ白な表紙に細いペンで適当に書いたタイトルがあるだけのごくシンプルなもの。…通りで見つけられないはずである。
しかしその装丁は、
実は読んでみると納得の確信犯的なものだということに気づくのである。
いしいしんじの作品に登場する主人公たちは多くの仲間を持ちながらも、
常に孤独である。
独り山の中で絵を描くことを生業とする「植田さん」もそんな孤独な主人公の1人。
事故で恋人と音を失くし、ひっそりと暮らす植田さんのもとに1人の少女が訪れるとき、植田さんの心が溢れ出し、みんなと交じり合う。
後半に挿入させている本物の「絵描きの植田さん」のイラストを楽しみに読んでもらいたい。