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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.12
- 出版社: 日本経済新聞社
- サイズ:20cm/231p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-532-35068-9
紙の本
敗者のゲーム なぜ資産運用に勝てないのか 新版
マーケットに勝とうとすることは無意味である−。投資家が豊かな情報をもとに積極的な役割を果たし、成功するために、証券運用における現代の実戦的方法を論じる。個人投資家向けの部...
敗者のゲーム なぜ資産運用に勝てないのか 新版
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商品説明
マーケットに勝とうとすることは無意味である−。投資家が豊かな情報をもとに積極的な役割を果たし、成功するために、証券運用における現代の実戦的方法を論じる。個人投資家向けの部分を大幅に追加した99年刊の新版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
チャールズ・エリス
- 略歴
- 〈チャールズ・エリス〉1937年生まれ。ニューヨーク大学で博士号取得。72年、グリニッチ・アソシェイツ社設立。現在同社取締役。アメリカのファイナンス、資産運用分野での指導者的存在。
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紙の本
「負け犬同士の戦い」と言う意味ではない。念のため。
2008/01/27 00:12
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マーケットライダー - この投稿者のレビュー一覧を見る
敗れたもの同士のゲームという意味ではもちろんない。
実力、体力ともに互角のもの同士が勝敗を分かつ要因に迫る、非常に興味深い論点である。
実は、それは、ミスをした方が敗者となるということと筆者は言う。
そう、勝者に焦点を当ててないところがユニークである。
では、なぜミスをしてしまうのか、外部要因的には相手の作戦ということもあるが、それはきっかけであって本質ではない。なぜなら、相手の作戦に寄らずミスしてしまうこともあるからだ。
例えば、優秀な選手同士がゲームをして、勝者と敗者に別れる決定的要因は何か。
それはいかに勝つかではなく、敗者となった側が、一方的にミスを重ねることで結果的に勝者が出来上がる。これは、勝者のゲームではなく、敗者のゲームであると著者はいう。
株式運用の世界においても、このことは王道である。
もっともつまらないファンドがこの敗者のゲームにおける勝者である。
ミスターマーケットは、実は自分の中にいると言うことが、良く理解できる本だ。
紙の本
出版社コメント
2003/12/04 20:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日本経済新聞社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
運用哲学の基本を説いた古典中の古典といわれるロングセラーの最新版。米国バブル崩壊以後の動きを盛り込みデータ類も一新。21世紀の長期投資のための戦略と指針を解説した注目の書。個人投資家への助言も充実。
■著者紹介
チャールズ・エリス(Charles D. Ellis)
1937年生まれ。イェール大学卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールで最優秀のMBA、ニューヨーク大学でPhD取得。ロックフェラー基金、ドナルドソン・ラフキン・ジェンレットを経て、1972年グリニッチ・アソシェイツを設立。以後、30年にわたり代表パートナーとして、投資顧問会社や投資銀行などの経営・マーケティング戦略に関する調査、コンサルティングに腕を振るう。2001年6月代表パートナーを退任。現在同社取締役、イェール大学基金投資委員会委員長、バンガード取締役。この間、全米公認証券アナリスト協会会長などを歴任。The Loser's Game, Wall Street People, Classics, The Second Crash など多数の著作がある。
<訳者>
鹿毛 雄二(かげ・ゆうじ)
しんきんアセットマネジメント投信社長。
1964年東京大学経済学部卒業。同年日本長期信用銀行入行。長銀インターナショナル(ロンドン)副社長、日本長期信用銀行証券運用企画部長などを経て、1993年長銀投資顧問社長。1998年LTCB・UBSブリンソン投資顧問会長。2000年UBSアセットマネジメント会長兼社長。2001年UBSグローバル・アセット・マネジメント会長。2003年6月より現職。
■目次
新版に寄せて
第I部 資産運用の本質
第1章 敗者にならないゲーム
第2章 それでも市場に勝ちたいのなら
第3章 「ミスター・マーケット」と「ミスター・バリュー」
第4章 投資の「ドリーム・チーム」がいたならば
第5章 運用につきまとう矛盾
第II部 運用理論の基礎
第6章 「時間」が教える投資の魅力
第7章 収益率の特徴と中身
第8章 リスクが収益を生み出す
第9章 効率的ポートフォリオとは
第10章 なぜ運用基本方針が必要か
第11章 運用基本方針策定のポイント
第12章 運用成果測定の狙いは何か
第13章 運用機関と上手につき合う
第III部 個人投資家への助言
第14章 市場予測の難しさ
第15章 個人投資家にとって何が問題か
第16章 生涯を通じた投資プランを立てよう
第17章 人生の終盤で成功するために
終章 敗者のゲームに勝つために
おわりに
訳者あとがき