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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2003/07/01
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波文庫
  • サイズ:15cm/412p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-310242-8
文庫

紙の本

夜明け前 改版 第1部上 (岩波文庫)

著者 島崎 藤村 (作)

夜明け前 改版 第1部上 (岩波文庫)

税込 946 8pt

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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

希望と不安の「夜明け前」第一部(上・下)

2005/05/07 18:09

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

幕末から明治への変動の様子を、父親をモデルにしたといわれる木曾、馬籠宿の当主を主人公に描いた作品、「夜明け前」。第一部は、大政奉還に至るまでの宿場町、江戸や京都の様子を描いています。大きな歴史の変動の中、自らの庄屋という立場をみすえ、そこでの生き方を考え続ける主人公。街道の様子にみられる史料的な記述や、彼を取り巻く人々の描写が、お話しの世界を広く、深くし、小説なのにnon-fictionのような読み応えを感じました。
山で迷い、暗くて押さえつけられたような夜を過ごし、やっと薄明かりがさして来て「これで進むことが出来る」とほっとしてはいるが、どこへ出るのか不安でもある、本当に題名どおりの「夜明け前」の雰囲気で終わる第一部。ここで「大政奉還、さてどうする」という会話の最後に主人公が言う「まあ、賢明で迷っているよりかも、愚直でまっすぐに進むんだね」という言葉が心に残り、第二部ではどうなっていくのだろう、と思わせます。
実は「ふるさと」に描かれた藤村の言葉、馬籠の情景の優しさに惹かれ、子供向けでないものも、と読み始めました。「幼きものへ」「ふるさと」に通うやさしさと、「破戒」に通じる内面の苦悩描写(優しさがある分だけ苦悩も深いのでしょうか)、加えて歴史的な大きな視点、と多くの物が含まれている、やはり大作です。
余談ですが、「・・・・からで。」という書き方が随所にあり、あまり見慣れない文体なので面白いと思いました。藤村の他の作品では気づかなかったのですが、この作品だけなのでしょうか。

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紙の本

どこで、道を間違えたのかと嘆く前に、原点をみれば。

2020/02/17 16:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、「木曽路はすべて山の中である。」で始まる名作中の名作として紹介される島崎藤村の代表作だ。美しい日本の風景が描かれているが、その実、幕末の慌ただしい事件が山深い木曽にまで、どのように及んできたかが理解できる。
 嘉永六年のアメリカのペリー艦隊の来航によって、にぎにぎしく、海防に駆り出される軍勢が江戸に下る様子。皇女和宮の徳川将軍家への輿入れなど、その様子が宿場町を通して見えてくる。
 外圧が無ければ、つましく暮らす人々の生活は、永遠に続きそうな気配すらある。しかしながら、徳川幕府による治世は、ほころびを見せていた。変革の波に乗じる輩、封建制度を厳守したい勢力との軋轢は、容赦なく、この街道筋の宿場町にも影響を与える。
 宿場の本陣を営む一家、その中の青山半蔵が主人公だが、国学の影響を受けたことで日本の姿とは、何かを極めようとする。平田篤胤の国学思想に触れた青山半蔵には、モデルがいる。実に、島崎藤村の父・正樹、その人である。
 藤村らしい文体は、実に見事に物事を描写している。風景が目前に現れるかのようだが、実父の平常の生活ぶりを彷彿とさせる文章の流れに、思わず先を急ぎたくなる。
 昨今、落ち着かない日々が過ぎる。感染経路が複雑に入り組むコロナ・ウィルスが蔓延するかと思えば、天候不順、利権がらみの政治闘争。本来、人とは、人はどう生きてきたのか、そういう根本的な問題を求めぬまま、「今だけ、金だけ、自分だけ」の行き過ぎた欧米型の資本主義の問題点が露顕している。
 良きものも、悪しきものも、すべてが皇国日本に押し寄せる。その諸々をどのように対処するのか、それを考えさせる一書ではないか。明治維新によって徳川幕府は倒れ、新政権は外来の文明を選別することなく、全てを受け入れた。その結果、どのようになったのか。
 さらなるトドメは、昭和二十年(一九四五)の大東亜戦争の敗北である。ここで、アメリカ文化を受容せざる得なくなった日本だった。何を得て、何を失ったのか。考えさせられる書である。

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2008/07/16 20:12

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2009/08/17 00:38

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2010/07/09 10:49

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2016/01/15 20:39

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2020/06/24 17:32

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2021/06/27 22:01

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