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能力構築競争
中公新書
日本の自動車産業はなぜ強いのか
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トヨタ自動車が日本にあることの幸せ
塩津計
2005/12/29 09:46:06
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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藤本隆宏教授の話を直接聞く機会が何度かあった。教授曰く、本書は自分で立つことの出来る(つまり自立できる)数少ない新書なのだそうだ。たしかに新書にしてはページ数が多い。しかし、その論旨は明快で本の厚さを気にすることなく一気に読み通すことが出来る。教授は製造業を「モジュール型」と「擦り合わせ型(インテグラル型)」の二つに分類し、米国や中国が得意なのはモジュール型である一方、日本はインテグラル型のものづくりでは圧倒的な強さを維持し続けていると主張する。90年代は米国発のモジュール型が世界で猛威を振るった10年であった。モジュール型とは企画力、デザイン力がすべてで世界に自国発の規格を普及させ、それに付…
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非常に説得力がある分析。主題のキー概念は、体験的に納得できる。
萬寿生
2003/10/19 11:08:00
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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非常に説得力がある、分析である。 製造業における企業活動を、 「能力構築競争」と 「製品設計情報のやりとり」とみなす、というキー概念は、企業の現場にある者にとって、体験的に納得できる。当事者自身も明瞭には把握していない、表にあらわれない競争力を、このキーワードで、いろいろな観点から分析し解説している。ここに書かれているポイントは、以下の様なことであろう。 「能力構築競争」というキー概念を用いて、二十世紀後半の日本における製造業の発展、とりわけ「物造り」における競争優位確立のプロセスを、自動車産業を事例として、明らかにしていく。「物造り」のプロセスを「製品設計情報のやりとり」とみなす。製造業で…
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私が生きていくための良質の経営学入門
田中武人
2003/08/23 19:24:00
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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題名からは自動車産業のドキュメント本(Project X本といっても良いかもしれない)に思われるかもしれない。無論、そうとしても読むことができるが、むしろ、日本発の経営理論を駆使した実践的なテキスト、良質な経営学入門としてお勧めしたい。本書では、日本の産業で特に世界的に優勢である(2003年の現在の話である)自動車産業を取り上げ、自動車産業の歴史を追い、日本発の経営理論である知識創造プロセスなどの概念をふんだんに散りばめながら、日本のこれらの産業がなぜ競争優位を保っているのか、(著者はそれをある種の「粘り強さ」と「しぶとさ」に帰着させる)を経営学の理論で解き明かしていく。その語り口はドキュメン…
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トヨタの強さの秘密は進化能力
k-kana
2003/08/14 14:33:00
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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「設計情報転写説」が筆者の企業観である。「世の中のすべての産業は広義の情報産業だとみることが可能だ」というのだ。もの造りのプロセスを「情報のやり取り」とみなし、製品=情報+媒体(メディア) という発想だ。すると、製品開発とは設計情報の創造。設計品質とは、市場情報と技術情報をもとに新製品の設計情報を創出する際の効率・スピード・翻訳精度。生産とは製品への設計情報の転写。製造品質は転写精度、「生産性」は製品への情報転写の発信効率となる。筆者は、戦後日本のもの造りシステムを支えたメカニズムの中心的コンセプトを「能力構築競争」だとする。「能力構築競争」とは、企業が開発・生産現場の組織能力を切磋琢磨し、工…
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