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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2003.6
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社新書
  • サイズ:18cm/252p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-08-720196-1
新書

紙の本

幽霊のいる英国史 (集英社新書)

著者 石原 孝哉 (著)

幽霊のいる英国史 (集英社新書)

税込 792 7pt

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評価内訳

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紙の本

幽霊」という斬新な切り口でアプローチしたユニークな英国史

2006/02/01 22:07

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:黒燿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、集英社新書が気になる。
この本を手に取ったときには、「英国といえば幽霊だし、大抵の歴史上の有名な人物は因縁のあった場所に今も住み着いて、ツアーの目玉になっているから、それらをまとめた怪談集なのだろう。」と考えていた。
私は怪奇譚やオカルト関連の本が集めているわけでもないのに溜まってしまうという性質で、英国の幽霊関連の本は何冊も持っているにも関わらず、「新書だから手軽に開けていい」などと理由をつけて買ってしまった。
しかしそれは大きな間違いだった。
この本は英国史に名を残した人物がなぜ幽霊になっているのかを、冷静に分析しているのだ。
歴史書には決して描かれない真実を幽霊譚は映し出しているのかもしれない。
それは声無き民衆の声なのだと。
当時の正式とされている記録というものは、概ね時の為政者を正当化する視点で書かれている為、真実からは程遠い記述も多かったであろうことは、最近、私も実感していることだ。
下手なことを書いたら発禁どころか、書いた本人が処罰される怖れさえある時代のほうが長いのだから。
丁度、そういったことを考えていたときにこの本に当たったのは偶然にしても興味深い。
例を一つ挙げておこう。
第二章の「歴史を動かした女たち」の最初に登場するイザベラ・オブ・フランスは、13世紀にフランスからイギリスのエドワード2世に嫁いだ女性である。
父は美男王と呼ばれたフィリップ4世。
英国史では反国王派のマーチ伯を愛人にして国王を退位に追い込み、幽閉した上で暗殺してしまった英国史上最悪の悪女である。
その後、息子のエドワード3世が成長するとライジング城に軟禁され、生涯をそこで終えた。
著者がイザベラ王妃の軟禁されていたライジング城を訪れると、地元の人々は異口同音にイザベラ王妃は立派な女性で国民に敬愛されていたのだと言う。
彼らが言うには夫であったエドワード2世こそ、同性愛に耽り愛人を溺愛するあまりに国政をないがしろにした愚王だったと。
乱れに乱れた国政を救済するには、他に方法はなかったということなのだろう。
しかし無能、無策、寵臣政治などと生きている間はあらゆる悪名を鳴らしたエドワード2世は、息子のエドワード3世の治世になると今度は「悲劇の殉教者」になる。
エドワード3世はスコットランドを屈服させ、フランスにも連戦連勝の大勝利をおさめてゆるぎない絶対君主となった。
王妃の愛人マーチ伯モティマーはこの上なく残虐な方法で処刑され、王自らが訪れて額づく豪華な父王の墓のあるグロースター大聖堂には巡礼者が殺到することとなる。
王妃は死後、モティマーと共に葬られることを望み、それは叶えられたが胸の上にはエドワード2世の心臓を納めた小箱が置かれたという。
この逸話は夫婦と親子の壮絶な愛憎を感じさせる。
ともかくこうして愚王は聖者となり、逆にイザベラは「フランスの雌狼」という悪名が歴史に刻まれることとなったのだという。
イザベラを表立って賞賛することがタブーとなると、イザベラを慕い、愚王を聖者として認められないひとびとの間に「ゴーストとなったイザベラが何かを訴えている。」という伝聞が広まった。
イザベラの幽霊は所縁のある場所に今も姿を見せる。
「幽霊」という斬新な切り口でアプローチされ、豊富な知識と、現地でのインタビュー、多くの資料で裏打ちされたユニークな英国史である。

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2005/05/14 01:20

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2005/11/07 20:44

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2010/02/24 22:38

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2020/02/24 18:03

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