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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.3
- 出版社: メディアファクトリー
- サイズ:18cm/106p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-8401-0726-2
紙の本
150cmライフ。 1
著者 たかぎ なおこ (著)
身長150cmの著者が自らのコンプレックスをセキララに語り、時に笑い、時にホロリとさせるイラスト満載のコミックエッセイ。満員電車でおぼれそうになりました…などなど、身長1...
150cmライフ。 1
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商品説明
身長150cmの著者が自らのコンプレックスをセキララに語り、時に笑い、時にホロリとさせるイラスト満載のコミックエッセイ。満員電車でおぼれそうになりました…などなど、身長150センチならではの悲喜こもごも。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
たかぎ なおこ
- 略歴
- 〈たかぎなおこ〉1974年三重県生まれ。デザイン会社勤務を経て、フリーイラストレーター。
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紙の本
もっと楽しめそう…153cmライフ
2006/04/22 09:47
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
たかぎなおこさんには最初から親近感がある。
なにしろ私も153センチライフである。
よく友達に
「並んでみたら思ったより低いのでビックリしたよ。
背が低くかったんだね」と言われる。
そうなんです、実はと言うか、昔から低いのです。
いつも前ならえの時は腰に手でしたから…。
だから、なおこさんの経験は私の経験。
いろんなところから助けられたり、
逆に怖い思いや危ない思いをするところ…
背が低いから良かったことも、困ってしまうことも。
ほのぼのと語られるなおこさんの日々が
私の日々とだぶります。
洋服の着こなしのところはとても参考になりました。
長すぎるスカートはゴムバンドを使用すること、
ワンピースの着こなし術も参考になりました。
ロングスカートが好きなところも私と一緒なので、嬉しくなりました。
でも、最近はお気楽なジーパンばかりはいているので、
大好きなロングスカートも着てみようかぁという気になりました。
153cmライフがもっと楽しめそうです。
なおこさん、ありがとう。
またいろいろアドバイスをよろしくお願いします。
紙の本
ほのぼのできて、そして著者が好きになる本
2004/06/28 23:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木の葉燃朗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
身長150cmのイラストレーターが、日々をつづったイラストエッセイ。なんだかほのぼのしてしまう本。いろいろ大変なこともあるようなのだが、楽しそうな日々なのである。暮らしの中での工夫だとか、満員電車の中でのつらさなどは、身長178cmの自分には気付かないようなことも多くて、新鮮だった。
ファッションについての話も全体の4分の1くらいのページを使って書かれているので、女性は「ふーん」と思うことも多いのではなかろうか。男の俺が読んでも「へえー」と思うような話があった。自分の身長にあわせたおしゃれのしかたや服の選び方は、興味深かった。
その他、学生時代の話(学生時代から背は低かったようだ)、海外での体験や、著者と同じように背の低い人々の仕事の話など、どれも面白く読んだ。ほとんどのページが著者の手書きのイラストと文字で、これがまた味がある。
読み終えると、著者のことが好きになっていて、応援したくなる本。
紙の本
自分ではない誰かの目線で世の中を見ることの大切さ
2004/11/27 09:36
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
身長150センチの小柄な著者が、その身長ゆえに生活の中で感じた不便や得をしたことなど、日々の経験の断片を描いた大変楽しいイラスト・エッセイです。
本書に対する他の読者のレビューを読んでハッとさせられたのは、著者同様に150センチ前後の読者の中に、自分の身長の低さを改めて突きつけられたようで不快感を覚えたり、本書を笑いながら読んでいる高身長の人の姿が思い浮かぶようで侮辱を感じたりしている点です。
私は身長が175センチあり、同世代の中ではどちらかというと平均以上の上背があります。私のようなものがこの本を「面白かった」と言うと、そのことを苦く感じる人がいるという事実はきちんと受けとめたいと考えます。
ですが、私は本書を著者のような小柄な人々を小バカにしながら楽しんだわけでは決してありません。むしろ、大切な事柄に気づかせてくれる書として興味深く読んだのです。
私たちが暮らす社会は「標準」や「平均」というものに基づいてデザインされてきました。なぜならそれは高速大量生産という近代システムに好都合だからです。
その結果、基準値からはずれる少数の人々にとっては随所で生活の不便を感じる世界が生まれました。車椅子では移動しづらい段差のある歩道。車両優先で高齢者には障害でしかない歩道橋。左利きの人を省みない自動改札機。働きながら子育てをする女性に不十分な支援制度。お国訛りを一段低く見る中央集権体制。
世の中の全員が東京出身で中肉中背の右利き現役男性サラリーマンではないというのに。
本書は「自分ではない誰か」の立場に立って世の中を見ることの大切さを教えてくれているのです。そして他者の視点を保ちながら生きる習慣を人々が身につければ、この世の中はもっとずっと良くなるのではないかと思います。ですから、笑ってばかりはいられない本書を多くの読者が手にすることを私は願っています。