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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.12
  • 出版社: 平凡社
  • レーベル: 平凡社新書
  • サイズ:18cm/262p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-582-85164-9
新書

紙の本

憲法対論 転換期を生きぬく力 (平凡社新書)

著者 奥平 康弘 (著),宮台 真司 (著)

憲法対論 転換期を生きぬく力 (平凡社新書)

税込 858 7pt

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.6

評価内訳

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紙の本

「田吾作」呼ばわりされても読むだけの価値はある

2003/05/31 16:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

僕は対談ものは滅多に読まないし、宮台真司という社会学者についても何かうさん臭い気がして今まで読む気にならなかった。ところが、朝日新聞に掲載されていた宮台真司の憲法論が見事なまでに正鵠を得ていると思ったので、この本を読んでみることにしたのである。

読んでみたところ、宮台真司という人は果たしてうさん臭い奴だった。
「まえがき」の部分で、宮台にとって奥平康弘という年長の憲法学者がどれほど偉大な存在であるかみたいなことを書いておきながら、その割には宮台はひとりで喋りすぎている。対談のうちの8割くらいは宮台の発言なのだ。これは旧き良き謙譲の美徳の日本的価値観からすれば極めてよろしくない。いや、百歩譲ってそれはまあ良いとしても、そもそも宮台のものの言いようが不遜である。「田吾作」だの「馬鹿ども」だのと「民度の低い日本人」を罵倒しまくるのを典型として、日本国民の大多数に対していちいち見下した表現をしている。いくら言ってることが正しかったとしても、これでは読む側の反発も必至で、こういう喋り方は非常に損だなあと思った。それに対して、奥平名誉教授の「僕は結局憲法の世界では連戦連敗だったな」(第6章、232ページ)という謙虚な物言いが清々しく際立っている。
ただし、いかに言い方がひどいとは言え、宮台の言っていることは大筋においてちゃんと論理的整合性が取れているし、それは当然彼の分析力の非凡さを示すものであり、従って彼の発言には非常に有意義な提案が満ち溢れている。だからこそ、いかに宮台が腹立たしい奴であっても、僕は彼の発言のひとつひとつに耳を傾けて最後まで読み終えた。──僕が思うに、日本人にはそういう態度が欠如しているのである。

日本人の多くは、言っていることの正しさではなく、言っている奴が嫌な奴かどうかみたいなことで判断してしまう傾向が強い。彼の喋り方が気に食わなければ、彼の話した内容については考えてもみないのである。この傾向を脱することができなければ、憲法論議なんて一歩も前に進むはずがないのである。──そして、僕が今書いたまさにそのことと同じようなことを、宮台真司は全体として主張しているように思える。喋り方が気に食わないからと言って他人の話を聞けないような人間が、宮台によって繰り返し繰り返し「田吾作」と罵られているのである。

「『映画の中にどういう情報が内在しているのか』という観点から、『正しい情報を読み取りましょう』と考えるのは、残念ながら誤りだ」「映画から何を体験できるのかということは、自分の頭の中や記憶の引き出しに、どれだけのデータベースが構築されているのかということに依存する」(第2章、76ページ)。「憲法とは、統治権力を義務規定に伏させるための、統治権力と市民の間の社会契約ですが、契約時に市民が統治権力に何を要求したのかという立法意思=憲法意思が、憲法に──したがって人権に──実質を与えるものとして極めて重要になってきます」(第3章、117ページ)。「全ての人に今すぐ役に立つのでなければ役に立ったとは言えないというのであれば、ちょっと待ってください、誰々の不本意は大いにある、だけど誰々の不満があるということと、憲法がナンセンスというのは違うでしょう」(第4章、145ページ)。「憲法は統治権力に対する命令、すなわち、『国家』に対する命令です。ピープルに対する命令、すなわち『社会』に対する命令ではありません。憲法の背後には、統治権力が極めて恐ろしいものだという発想があります」(第4章、161ページ)。

どうでしょう。上の引用全てが宮台の発言です。腹の立たないところを特別に選んでみました。

by yama-a 賢い言葉のWeb

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紙の本

感想対論

2005/12/23 05:35

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「宮様ってステキだわ。シゲキテキ!」
「そうかね。俺は奥平さんのような、落ち着いた話し方のほうがいいな。宮台氏は悪口雑言が過ぎるよ。いつものことだけどさ」
「あらっ、奥様のロマンスグレーも、もちスキよ。でも、宮様はね〜、あれでいいの」
「なんでだい?」
「それがあのお方の芸だからよ。やさしく揺り動かしたって目が覚めないのよ、私たちって。宮様にピシって叩いてもらわなくっちゃあ」
「はあ〜、市民エリートを育てろとか言ってるしなあ。筋は通ってるかもしれん。俺には前衛ぶってるようにしか見えないがね」
「あなたも、口の悪さだけなら宮様に負けてないわ」

bk2担当 「あのう、そろそろ本の内容に入ってもらえませんか」

「キャハ☆ そうでしたわ。宮様はね、真正リベラリストなの。だからリベラルな憲政を求めていらっしゃるんだわ」
「リベラリストもいろいろだけどね」
「宮様の口癖ですけど、《リベラリズムの原則とは、「立場を入れ替えても耐えられるか、耐えられなければ不公平だ」とするものです。》というものよ。シビレルワ〜」
「それから《憲法的原則の意味は、社会よりも国家のほうが恐ろしいから、社会の規制よりも国家の規制を優先しようということに尽きます。》これもリベラルな憲政には不可欠ね」
「ま、それには同意するよ。でも、ちょっと文句も言わせてもらおうかな」

《天皇を尊崇申し上げるからこそ、「田吾作による天皇の政治利用」を許さないという意志を貫徹できるか否かに、僕たちが近代人たりうる民度が問われる。
すなわちリベラリズムと天皇陛下への個人的尊崇とは、論理的に両立するのです。》
「よく分かんないな、ここ。リベラルの文脈では誰が誰を尊崇しようが、そんなのは勝手なはずだ。何でわざわざこんな前提を持ち出して、「両立」させようとするのかね」
「宮様は憂いているのですわ。《かつても今も天皇陛下万歳と言わせてきた者たちの中に天皇を尊崇していない者も大勢おり、尊崇どころか天皇を「私略」に利用しようとする者どもも大勢いる。》ことを」
「あのさ、誰のことだろうと、本当に尊崇しているどうかを見分ける客観的な基準なんてないんだよ。尊崇なんて個人的な事柄を、憲法問題に絡めて持ち出すものではないね」

《陛下ご自身としても、阿保を首相に任命しなければいけない立場に複雑な思いをされることも多いのではないでしょうか。》
「こんな風に天皇の「意志」を忖度してるけど、何を根拠にそう思うのかな。単なる自己投影じゃないの?
他にも、何度も「天皇の意志を無視するな」みたいなことを言ってるね。けど、自由な発言権なんてない存在だぜ。天皇の意志なんてものが、どこまで詳らかになっているのだろうか?
《子々孫々の繁栄を目指す「愛国」の本義に--従って陛下自身の意志に--悖る》とか、宮台氏にとって都合のよい「意志」だけを汲み出している。これも立派な「政治的利用」さね。あっ、宮台氏は「田吾作」じゃないからいいのか。
しかも、さんざん「天皇の政治利用」に反対しておきながら、《実を言うと、僕は一概に否定的じゃないんですね。》とひっくり返す。悖理だよ」
「長広舌ご苦労様。でも、それは誤解ね。宮様の陛下への思いは純粋よ。だから《天皇や皇室の方々に人権を認めて差し上げた上で、天皇や皇室を文化概念に転化することが必要》と、おっしゃってるのよ」
「君は、「宮様」の言うことなら何でもいいんだな」
「ふんっ」

「もうひとつだけ。宮台氏は三島由紀夫の「文化防衛論」を重要視してるね。だけどリベラルなら、自由意志による「文化混交主義」こそを重視すべきだね」
「はいはい。あなたが宮様嫌いなのはよくわかったわ」
「奥平さんの発言にも触れたかったけど、もう時間だ。評価いこう」
「私は★5個よ」
「俺は3つだな。ここは妥協ってことで・・・」

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