『剣客商売』第一巻の書評で、私は、こう書いた。>60歳間近で20歳になるかならずの女性と結婚するという……秋山小兵衛って、久米の仙人の「その後」みたいな暮らしをしている。これが15歳~18歳ぐらいの娘とそんな仲になったのなら、現代の法律では許されないということを別にしても、まず、全読者から、すけべ爺い、とののしられること必定である。19歳の心身ともに健康でかつ金持ちというほどでもないが経済的にも家族の愛情にも恵まれた家庭の娘が相手だから、おもに男の読者からうらやましがられ、女の読者からも許しを得ているのだ。ああ、それなのに、それなのに、この『剣客商売』第七巻では、小兵衛は、おはるが十七歳…
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