獄医立花登手控シリーズ第二弾。本書の一話目で柔術の鴨井道場の三羽烏の一人・新谷弥助の非行問題を描いている。鴨井道場に姿を現さなくなった弥助は、道場へ出かけるといって家を出るが、行方は分からない。やがて弥助は、深川の地回りらしき男たちと飲みまわっていたり、女と一緒にいるといった姿を目撃されていたが、心配した立花登が連絡を取ろうとしても、梨のつぶてである。何かの問題に巻き込まれていると心配した登が、弥助を調べるとよからぬ連中の用心棒になっているようであった。本書は、各話それぞれの小さなうねりの他に、この弥助問題を本書全体に共通する物語とし、最後の五話目『処刑の日』で、この問題が解決するという大きな…
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