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紙の本
愛しのチロ (平凡社ライブラリー offシリーズ)
著者 荒木 経惟 (著)
なにを想っているのか。そんなチロを凝視(みつ)めて、Aはチロを想う。愛しのチロ…。写真家荒木経惟と愛妻陽子がこよなく愛した猫のチロの生きる歓びにあふれた写真集。90年刊の...
愛しのチロ (平凡社ライブラリー offシリーズ)
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商品説明
なにを想っているのか。そんなチロを凝視(みつ)めて、Aはチロを想う。愛しのチロ…。写真家荒木経惟と愛妻陽子がこよなく愛した猫のチロの生きる歓びにあふれた写真集。90年刊のライブラリー版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
荒木 経惟
- 略歴
- 〈荒木経惟〉1940年東京生まれ。千葉大学卒業。写真家。64年第1回太陽賞、91年東川町国際写真フェスティバル国内作家賞等受賞。写真集に「荒木経惟写真全集」など。
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紙の本
ネコでも女性
2008/11/04 22:14
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が一番すきな写真は、
チロちゃんが仕事をしているアラーキーの肩に乗っている写真。
そして、ウインクしている写真。
ネコ好きの人に、
「この写真集、ネコの写真にヌードっていうんですよ」
といったら、
いつもヌードなのにね、と笑った。
私は、動物の写真を見ても、「かわいいー」といってキャーキャーできない性質である。
でも、私がこの写真集が好きなのは、かわいいっていうより、
やっぱりチロがどことなく女性らしくて、
ヌードにされているような気がするから。
ネコであっても、アラーキーの、女性に対する愛と敬意があると思うから。
そして、じっとものを見つめるチロが、
妻・陽子氏の写真と、
なんとなく似ている気がするから。
サイズも写真集にしては手に取りやすい大きさです。
動物好きもそうでない人も、
ヌードのネコ、いかがですか。
紙の本
愛情あふれる一冊
2003/04/10 15:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まりりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は荒木さんご夫妻の愛猫チロの写真集ですが、実際には愛猫を通して亡くなった奥様に対する荒木さんのあふれんばかりの愛情が表現されていると思います。この本を見て私はとても感動し、最後は胸が熱くなりました。猫のいる道は通りたくないと言うほど猫嫌いの友人にこの本を貸したところ、「この本はちっとも嫌じゃなかった。荒木さんは愛情いっぱいでとても心の温かい人なんだね。何度も読み返しちゃった」という感想が返ってきました。これも天才と言われる所以でしょうか。
紙の本
チロの写真
2010/07/10 16:09
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K・I - この投稿者のレビュー一覧を見る
アラーキーの写真はときにとんでもなく過激(とくに昔の写真)。
でも『センチメンタルな旅 冬の旅』のように写真を「芸術」にまで高めている、
そういう写真も撮る。
一方で、「週刊大衆」という雑誌で、
「人妻ヌード」という極めて俗な写真も撮り続ける。
アラーキーの名はばくぜんと昔から知っていたのだが、
そのすごさを知ったのは、
東京都写真美術館内のカフェで、
『センチメンタルな旅 冬の旅』を見たときだ。
僕はコーヒーを飲みながら、写真集をめくっていった。
そこには、妻、陽子さんとの新婚旅行から、
陽子さんが病を得、亡くなっていく過程が写真におさめられていた。
写真を見てあれほど心ゆすぶられた経験は後にも先にもない。
「天才」という呼称はだてじゃないな、とそのとき思った。
この写真集は先日亡くなった、
愛猫のチロを写した写真がおさめられている。
写真の中のアラーキーは若い。
チロの寝ている姿、スズメ(だとおもう)をむしゃむしゃと食べている姿、
シャワーを浴びている姿、アラーキーの原稿の上に乗っかってこちらを見ている姿。
アラーキーの手書きの文章も入っているのだが、
それも印象深い。
今回は図書館で借りたので、
お金に余裕ができたら、
手元においておきたい、と思った。