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- カテゴリ:幼児 小学生
- 発売日:2002/11/21
- 出版社: 講談社
- サイズ:25×27cm/28p
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:4-06-189228-2
紙の本
うさぎのマシュマロ (講談社の翻訳絵本 クラシックセレクション)
著者 クレア・ターレー・ニューベリー (作),劉 優貴子 (訳)
お菓子のマシュマロのように、白くてふわふわの赤ちゃんうさぎがやってきました。ほかの動物を初めて見るねこのオリバーは、びっくりして目をぱちぱちさせています。1943年コルデ...
うさぎのマシュマロ (講談社の翻訳絵本 クラシックセレクション)
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商品説明
お菓子のマシュマロのように、白くてふわふわの赤ちゃんうさぎがやってきました。ほかの動物を初めて見るねこのオリバーは、びっくりして目をぱちぱちさせています。1943年コルデコット・オナー賞受賞作品。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
クレア・ターレー・ニューベリー
- 略歴
- 〈ニューベリー〉1903〜70年。オレゴン州生まれ。「サリーとライオン」でデビュー。「こねこのミトン」は世界的ベストセラー。「こいぬのバーキス」等でコルデコット・オナー賞を受賞。
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紙の本
うさぎとねこの仲良し
2004/07/24 22:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る
翻訳者の劉優貴子さんは、ボストンのお気に入りの書店で、こねこのミトン、こいぬのバーキス、そして、うさぎのマシュマロと出会います。1930年代後半から1940年代にかけて出版されたクレア・ターレ・ニューベリーの絵本が復刻された出版フェアーでのことでした。
ニューベリーの描く動物たちは、とにかく優しくかわいい。半世紀以上経た私たちの視覚にもニューベリーの動物に対する優しさが感じられます。
「うさぎのマシュマロ」では、うさぎとねこの出会いから、仲良くなるまでの過程が、ニューベリーの繊細なイラストと言葉で描かれています。うさぎのマシュマロとこねこのオリバーのお話は事実に基づいて書かれていることが、翻訳者の劉氏とニューベリーの娘さんとの出会いの中で確認されています。
家政婦のティリーさんにかわいがられていたオリバーのもとに、突然連れてこられたマシュマロは、まだ幼く母親が恋しいうさぎでした。ティリーさんはオリバーのこと、マシュマロのことを折に触れて、詩に綴ります。
劉氏のリズミカルな詩の日本語訳が、生き生きとオリバーとマシュマロの様子を伝えているように感じます。
二匹の動物たちがどんな風に仲良しになってゆくかは、この本を読んでのお楽しみですが、わが家でもスピッツの白ちゃんとシャムネコの赤ちゃんチイちゃんとの関わりを実際に経験しました。生まれたばかりのチイちゃんは手のひらに乗る位の大きさでした。ちょっと目を離したすきにいなくなり、必死で探しました。
何と白ちゃんの犬小屋の中で白ちゃんにくるまれるようにお昼ねをしていました。白ちゃんにとっては侵入者であるチイちゃんをくるんでくれた白ちゃんの愛情を感じた日々を思い出した暖かい一冊です。
ウサギ好きの方にも、猫好きの方にも、たまらないくらい可愛いニューベリーのイラストをお楽しみください。
紙の本
愛らしい2匹のお話。
2003/01/10 14:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真愛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は1942年に出版され、今年復刻されました。この物語の主役は、ネコのオリバーとうさぎのマシュマロです。しかも、このお話は事実に基づいて描かれています。そのため、絵も文章もとてもリアルに描かれ、読む人の想像力を容易に助けてくれ、今にも絵本から飛び出して来そうです。
オリバーはこねこの頃からティリーさんに飼われている、とても恵まれたネコです。オリバーは大きくなっても外に1度も出た事がないので、他の生き物を知りません。知っているのは、おもちゃのネズミとビロードのぬいぐるみだけ。
そんなある日、ティリーさんはオリバーを呼びます。ごはんと思って行ったオリバーはそこに驚くべきモノがいました。それは、白いふわふわの赤ちゃんうさぎのマシュマロです。ティリーさんは「オリバー、怖がっているんじゃないでしょうね」と。しかし、まさにその通り。だってその子は鳴きもせずただ座っているだけ。一方のマシュマロは何も気にしていない様子です。マシュマロはまだ子供なのでママが恋しいです。でもごはんをもらって、ちょっと元気。その器に入って眠ってしまいます。
次の朝、オリバーはうるさくドアを引っ掻きごはんをねだります。マシュマロはおとなしくにんじんをもらいます。そこでティリーさんは詩を書きます。「うさぎはよい子」。また、オリバーはその朝、勇気を出しマシュマロに近付き、飛びかかろうとしました。ティリーさんはその日から2匹を別の部屋に入れました。一方のマシュマロはまたまた、何が起きたかわかっていません。
そんなマシュマロもだんだん慣れて、部屋中飛び回り、匂いをかぎ、何でもかじってしまいます。そこでティリーさんはまた詩を書きます。「うさぎに ちゅうい」。
ティリーさんは出かけるとき必ず2匹を別部屋に入れて行きます。しかし、その日はオリバーのごはんはなく、鳴いても返事がありません。代わりに変な音が聴こえます。その音の犯人はマシュマロです。部屋を無邪気に飛び回っているのです。オリバーはドアの取っ手に背伸びをして、ドアを開け隣の部屋へと行きました。やはりマシュマロがはしゃぎまわっています。オリバーは興味津々でそれを見ています。マシュマロも「ママが新しい毛皮を着ているの?」と思っています。突然マシュマロはオリバーにキスをします。びっくりしたオリバーも匂いをかぎ、マシュマロの体をなめ始めました。
その日以来、2匹は仲良しになりました。オリバーは自分のこねこと思って世話をやきます。マシュマロもまたオリバーの後を何処へでもついていきます。そしてティリーさんはまた詩を書きます。きっとオリバーもこんな気持ちだろうと思いつつ。
このように2匹が仲良くなっていく過程は、ドキドキもありまた微笑ましくもあります。私もうさぎを飼っているので、ついつい買ってしまったという絵本でしたが、何度も読むうちにとてもお気に入りの1冊になっていきました。そして、私は人も同じだな、と感じました。苦手、と思っている人でも仲良くなれることもある、そんな事も思わされました。