紙の本
くらくら。。。
2015/11/09 02:48
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投稿者:スナフキン - この投稿者のレビュー一覧を見る
じとーっと暗い話が続き。。。中身は濃いし構成も良いのですが、かなり前半からネタバレし過ぎの感もあります。まあ、そうじゃないとわからなすぎるのかもしれませんが。一揆読みがちょっときつい読み難さは多少あります。
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時間を越えて交錯する、独特の文章構成。地の文に、告白、新聞記事、日記や手記など、さまざまな文章が出てきて、読者を翻弄する独特の折原ワールドです。とても緊張するシーンの連続だけど、この手法も続くと、「またか」って感じで、少々飽きてきます。
今回は特に残忍な描写もあり、その犯人の異常性の強調もされているのだけど、はたして、現実的かどうかというと、非常に疑問もあります。読者もだまされないぞって気持ちで読むので登場人物の名前もすべて偽名と言う前提で読んでいます(笑)
それにして、子思う母親の気持ちは分かるけど、ここまで異常になるのか。主人公の夫はもっと早く警察に話をすべきだと思うけど・・・
2003.9.15
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2005.01.11購入。叙述トリック系の有名人らしいですが、初めて読みました。なかなか面白かったです。別に、この作品はびっくり系トリックという訳ではなく、そもそもの設定自体が入り組んでいる。誰がだれだか良く分からなくなる感覚がいいのかも。乳児誘拐事件が数十年後にいろんな人を巻き込んで、どろどろとした結論に至る、という話。登場人物のキャラがもうちょっと立っているともっと面白かったかも。まあでも、その辺は各章誰について書いているのかあんまりはっきりさせると、それはそれで読者に混乱を引き起こせないので、微妙なところだとは思うけど。
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ここしばらく、折原さんの本を讀んでゐなかつた。
折原一といへば、やはり敍述トリックなので、地の文では誰のことを描寫してゐるのかをいつも注意しながら讀んでいつた。
それでも、やられてしまふのだから、もはや折原ワールドに身を委ねるしかない。
今囘は5つの誘拐と8つの殺人事件が起きるが、それぞれ誰が犯人なのかは最後の方までよくわからない。
といふか、犯人はとある人物であるかのやうに書かれてゐるのだが、それがその通りなのかは、なかなかわからないしくみになつてゐる。
それにしても、本書では折原一にしてはめづらしく、胸の惡くなるやうな描寫が多い。
現實世界の出來事でなくてよかつたと、しみじみ思ふ。
2004年1月17日讀了
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わたし、ヒステリックな女性にはトラウマがあり、かなり苦手。
読んでいて、桐野夏生さんの「Out」を思い出した。
出てくる女性がすんごいえげつないというか、不愉快なのよね。
それに、こいつ絶対怪しい!と思ってた人の名前を入れ替えても○○○○にはならないから、おかしいなぁと思ってたら・・・おいおい、折原さんそれってずるくない?
とか、30男が「ぼ、僕もです」とか言ってるのってかなりきもいんですけど。
とか、その他にも突っ込みどころは満載。
でも今までの○○者シリーズの中では、一番読みやすい。
そして一番最後に話を整理をしてくれるから、何も考えずに読んでるあたしにはとてもありがたい(^^;)
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女の視点からみると不快な描写もあるんだけど、もうラストは頭掻き毟りたくなります(笑)ただ…やっぱりついていくのは大変〜
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折原一ワールド全開。
そつのない面白さだけれど、でも、ビニールを投げつけるシーンとかが無意味にきもかったのと、
あまりに偶然がありすぎて、ちょっと評価は低めで・・
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うーーん、こんなものなのか。
こんなにも、女性は怖いのかと・・・。
復讐って怖いね。
あんまり、怒らせないようにしないと笑
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子供が失踪し、殺されてるような描写。ひたすら気持ち変人。
そしてそれを追うルポライター。上下する時間の交わり。
様々な人物や時間の交作によって、読む人たちを混乱させ、意外な終焉を迎える。
読んでて面白い、読みてを欺く「倒錯もの」
好き嫌いは別れますが、これは上物かも。
完全に読み手を分けますし、納得いかない人もいると思いますが。
氏の作品はいつもこんな感じです(笑)
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産院から一人の女の赤ちゃんが誘拐された。ここから連鎖して起こる事件。この赤ちゃんの穴埋めというべき誘拐と殺人事件が起こり続ける。盗まれた赤ちゃんの穴埋めとして届けられた女の子は実は刑務所で出産されて養子に出された子供だった。この子が誘拐されて届けられていた。その子の狂気の母が子供を取り戻すべく殺人を繰り返していた。その姿と重なるように最初に赤ちゃんを奪われた母親も事件を繰り返していた。
事件が3重構造になっていて解りづらいけど、しっかり書き込まれていてサスペンス感いっぱいで面白い。
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生まれたばかりの子供が誘拐された。
そして<あすか>という名前の女児がさらわれる。
写真週刊誌に掲載されてしまった男は、追いかけてくる過去に翻弄される。
物語は混迷しながら進んでいく。
それは、誰も信用できないからだ。唯一の事件とは無関係な第3者としてカメラマンの青年がいるが、彼は物を見ているようで見ていない。それは、出てくる人物全てにいえることではある。誰もかれもが自分のことだけで精一杯で、俯瞰するものがいない。
だから、巨大迷路で故意に迷わされてる感じがする。
にしても、折原一は心底人間を恐れてるね。
そんな気がした。
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執念ってすごいな。
でも、実際に自分の産んだ子供を誘拐されてしまったら、執念で探す気持ちは分からなくもない。
後半は、「女」がどっちがどっちか分からなくなった。
けど、最後まで読んだら、納得。
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乳幼児誘拐から連続殺人へと。過去から現在まで目が離せない展開。猟奇殺人が次々に。まさに折原ワールド。長編ながら一気に読んでしまいました。
なんと犯人は!えっ!読者には読めない結末に!まさにドンデン返し!
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子供さらわれちゃうよシリーズ第二段として、「慟哭」の直後に読みました。
話が最後に全部つながっちゃうよシリーズと同様、読む順番間違えたな、と思いました。50/50チャンスなのに・・・
新生児がさらわれて、関係が崩れ落ちた家族。たびたび起こる「あすか」誘拐事件。過去をひた隠しにする男と、死体を壁に投げつける幼児執着女・・・
話の流れは、あっと驚くどんでん返しで面白かったです。
ただ、全体的に話を引っ張りすぎる傾向があって、間延び、後延び感があります。
そしてどんでん返しの前でも結構引っ張るので、罠に気づいてしまいます、残念ながら。
そういう意味でも、話の種やオチが似ている「慟哭」を後に読むべきでした。
(理由は言わずともがな)
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宇都宮で生まれたばかりの赤ちゃんが誘拐され、その母親が失踪。自分の妻(堀江チヨ)と無期懲役囚(佐久間玉枝)との関係は。。。。