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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.8 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.10
  • 出版社: 毎日新聞社
  • サイズ:20cm/267p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-620-31589-3

紙の本

永遠の不服従のために

著者 辺見 庸 (著)

暗愚に満ちたこの時代の流れに反逆する勇気がないなら、次善の策は、日常的な服従のプロセスから離脱すること。「だらしのない抵抗」の方法だってある筈だ。『サンデー毎日』に連載の...

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永遠の不服従のために

税込 1,572 14pt

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商品説明

暗愚に満ちたこの時代の流れに反逆する勇気がないなら、次善の策は、日常的な服従のプロセスから離脱すること。「だらしのない抵抗」の方法だってある筈だ。『サンデー毎日』に連載の「反時代のパンセ」に加筆・訂正して刊行。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

辺見 庸

略歴
〈辺見庸〉1944年宮城県生まれ。早稲田大学文学部卒業。共同通信社勤務を経て、作家。「自動起床装置」で芥川賞受賞。他の著書に「もの食う人びと」「ゆで卵」など。

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.8

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

あなたの敵はあなた自身なのです

2002/11/10 19:13

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投稿者:栗山光司 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 作者の怒りは熱く深いが、時として自虐的に己を撃ち虚無感に苛まれる。この国の様々な偽善は結局、自分に跳ね返って来る。『9.11 アメリカに報復する資格はない』(文春文庫)の〔チョムスキー〕に辺見はインタビュアーとして、接するのだが、「私は嫌われているな」と思い知らされる。恐らく、当方がくどくどしく語り悩むほどには物理的には闘っていないこと。少し闘ったにせよ、まだなにも深手を負うていないこと。肝心の自国権力とはろくな闘争もせず、その自堕落を反米論調でまぎらわし、自他ともに欺いていることである。 それは9.11以降の状況に苛立ち、我慢出来ないが、作者の身体(日常)にまで浸食されていない不徹底さをチョムスキーに見抜かれ、石川淳の「マルスの歌」のごとき詩的修辞を蹴っ飛ばされ「彼の語り口はある意味で驚くほどメタファーに乏しかった。文芸的レトリックも皆無といっていいほどだ。もっぱら乾いた事実の積み重ねでもって、マスメディアの虚偽、左右の知識人の偽善と惰弱をくちをきわめてなじるのであった。…」と、慨嘆する。

 この本はアジテート的な表題といい、時として、怒りにまかせて言葉を投げるが、表現された過激な言葉がジャーナリスト出身の悪しき習性で発せられた身体性を伴わないものではないかと、文学者である作者の含羞の自己嫌悪が見え隠れする。=ただ、弱虫は弱虫なりに小心者は小心者なりに、根源の問いをぶつぶつと発し、権力の指示にだらだらとどこまでも従わないこと。激越な反逆だけではなく、いわば「だらしない抵抗」の方法だってあるはずではないか。=と、作者は親切にもあとがきに書く。このあたりの作者の内面の葛藤は今日、ネットで紹介された『空爆の日に会いましょう』の真摯な書評氏同士のやりとりに通底するのではないかと、この本は未読ながら、考えさせられました。確かに身体性を持たない出来事から何も生まれません。ただ、意見だけが生まれます。失われてしまった、というか始めからゼロであったかもしれない身体性をここ、東京の日常と繋いでゆくために仮想難民としてあてどなく泊まり歩く。リアルはここから始まる。と【edradour】さんは見事な分析をする。しかし、もし、この本を読了すれば、私は【penerope】さんと同じ様な感想を持つだろうと予感する。このあたりのズレは私の裡深く同居している。目の前に事が迫り上がった時、どのような行動をとるか予測は出来ないが。ただ、想像力と度胸だけは摩滅しないように、日常を見極める(眼)のセンサーだけは磨いていきたいと思う。前もっての性急な答えは観念だけの信の置けないものだと思う。矛盾は矛盾のままで、ただ、日常を誠実に生き抜くしか方法はないのではないか。結局、決断時に己の生き様が出るのだ。
 
 辺見は若いKに言う「世界とは少なくとも初歩的には、それぞれの人間の個人的事実(事情)からしか眺めることのできない、やっかいななにものかなのだから。多くの人の死や多くの人の死の可能性をよそに、日常を何気なく生きてしまうことで、君がいちいち咎められるいわれはない。僕は咎めない。庇う。ただ、ぼくはぼく自身とぼくの世代およびそれ以前から生き長らえてきたこの国の人間の大半をいま、とても、庇う気にはならない。…」
 私は彼と同年なので、弾劾の対象になるのだろう。「あなたの敵はあなた自身なのです」と、内省から出発したいと思う。国家とて同じこと。「アメリカの敵はアメリカ自身なのです」。

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2006/07/22 01:33

投稿元:ブクログ

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2014/09/16 21:14

投稿元:ブクログ

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