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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.10
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま文庫
  • サイズ:15cm/390p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-480-03761-6
文庫

紙の本

内田百間集成 1 阿房列車 (ちくま文庫)

著者 内田 百間 (著)

内田百間集成 1 阿房列車 (ちくま文庫)

税込 1,210 11pt

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みんなのレビュー34件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (17件)
  • 星 4 (7件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

偏屈を愉しむ

2009/11/26 15:17

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風紋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 阿房宮は、秦の始皇帝が渭水の南に築いた宮殿である。それが、宮の一字がとれたとたんに阿呆になる。
 阿房列車は、すなわち阿呆列車である。
 なんの用事もないのに、汽笛一声、揺られ揺られて列島のあちこちへ出かけ、車中でも宿でもしたたか飲んで、飲みつぶれて、名所見物もしないで帰ってくる。本書は、そんな話ばかり延々と書きつらねている。
 要するに、本書には見事になかみがない。徹頭徹尾、内容のない話を独特の語り口で読ませるのだ。

 偏屈を故意に前面に押しだして笑いをさそう点で、『阿房列車』は内田百間の師、夏目漱石の『吾輩は猫である』の末裔である。
 もっとも、『猫』は、奇矯な高等遊民たち複数が屁のような気炎をあげ、無用の知識を際限なく放電するが、かたや『阿房』は、畸人は独り百間先生のみ、教養はチラとかいま見せるていどだ。そのつつましさは俳諧的であり・・・・じじつ、百鬼園内田栄造は俳人でもあった。百間は、郷里岡山県の百間川にちなむ俳号である。

 それにしても、著者の偏屈は筋金いりだ。
 偏屈の人は、理屈の人である。
 「これから途中泊まりを重ねて鹿児島まで行き、八日か九日しなければ東京へ帰つて来ない。この景色とも一寸お別れだと考へて見ようとしたが、すぐに、さう云ふ感慨は成立しない事に気がついた。なぜと云ふに私は滅多にこんな所へ出て来た事がない。銀座のネオンサインを見るのは、一年に一二度あるかないかと云ふ始末である。暫しの別れも何もあつたものではないだらう」
 理屈の人は、一献、たちまち酔狂に至る。

  「そら、こんこん云つてゐる」
   酔つた機みで口から出まかせを云つたら、途端にどこかで、こんこんと云つた。
  「おや、何の音だらう」
  「音ぢやありませんよ。狐が鳴いたのです」
   山系が意地の悪い、狐の様な顔をした。

 ヒマラヤ山系こと平山三郎は、当時国鉄本社職員で、百間先生の気まぐれに毎回辛抱強くつきあった有徳の士。寡黙で動かざること山のごとく、「山系は行きたいのか、いやなのか、例に依つてその意向はわからない」茫洋たる人物だ。だが、どうしてどうして、平山三郎の回想録『実歴録阿房列車先生』ほかは、山系君と呼ばれる有能なサンチョ・パンサが付き添ってこそ『阿房列車』が無事に発着したことを示している。

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紙の本

時代をこえた名著

2018/05/18 12:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

各所からオススメと聞き、読みました。
予想をはるかに超えました。

列車は、移動手段ではなく、目的なのです。
観光したり、行き先で知り合いに会うなどすることを嫌います。それは、目的が変わってしまうから。
変わり者ですね。
変わり者具合が、傑出していて最高でした。

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紙の本

古き佳き汽車旅

2004/06/13 09:38

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:気楽な読書人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

九州は、現在であれば飛行機か新幹線で日帰りできてしまう。
それをのんびり「汽車」で一昼夜。
コムパアトで持参の美禄を飲み、
足りなくなるとボイに追加を頼む。
何事もなく旅程は進み、東京へと帰る。
ただそれだけなのだが、随所に織り込まれた「棘」がなんとも心地よい。
従者「山系君」とのやりとりも他愛のない内容なのだが、思わず頬がゆるむ。
この作家の名前すら知らない若い人も多いと思うが、是非とも一読を勧めたい。
特に汽車の好きな方、あるいはノスタルジー的な意味で
シャーロックホームズを読まれる方には好まれると思う。

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2004/10/05 05:29

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2006/03/21 21:46

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2007/09/25 23:37

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2008/09/23 20:54

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2009/05/12 22:56

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2009/11/02 22:53

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2011/03/06 14:03

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2010/10/24 14:46

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2011/08/02 17:39

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2012/11/18 01:41

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