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商品説明
ねぼうに注意、天気予報に注意、世間に注意…。そして注意のしすぎに注意! 子どもから大人まで「なるほど」の「じょうぶな頭とかしこい体になるため」の生活絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
五味 太郎
- 略歴
- 〈五味太郎〉1945年東京生まれ。絵本作家。世界各国で翻訳された絵本は30種類12カ国におよぶ。サンケイ児童出版文化賞、ボローニャ国際絵本原画展など多数の賞を受賞。
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紙の本
小学生向けの絵本、大人も楽しめます。
2016/02/20 00:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
五味太郎さんらしい、ちょっとひねった面白さのある本。普段普通に注意していることは、納得。しかし、こんなにも注意をする必要があるのか、と思う内容も。注意ばかりでは、疲れると思うと、そこにも指摘が。さすがです。
紙の本
すこぶる有効!「すこやかにそして力強く暮らしてゆくため」の注意、注意!!子どものみならず大人にも、いや大人にこそ。
2003/09/04 07:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうたのーと - この投稿者のレビュー一覧を見る
女の子が起きてから学校に行き、帰ってきて寝るまでの一日、さまざまなことに「注意しましょう」とアドバイス。「すこやかに そして力強く暮らしてゆくためには ぼんやりしていてはいけません いろいろと注意しましょう」で始まる注意、これも含めてその数70!
大人が子どもに対してする注意とはひと味違います。わかるでしょ、なにしろ五味太郎さんですから。ぴりりとからい。これがすこぶる有効なんです。子どものみならず、大人にもです。いや、むしろ大人こそ注意が必要ですね。
最初の「ねぼうに注意」では「なにはともあれ 起きなくてははじまりませんので ねぼうには注意しましょう」、それはそうね、もうしょっぱなから納得するしかありません。
次の「めざめに注意」、「ぱっちりめざめさえすれば 今日一日はとりあえずだいじょうぶ! というぐらいの気合で ぱっちり目覚めるように 注意しましょう」、これはこれは、お疲れの大人にこそ有効な注意ではありませんか。
「天気予報に注意」、「予報はけっして 予定ではないのですから あまりしんけんに聞かないように 注意しましょう」、天気予報がはずれた!と怒る輩がいますよねぇ。そんな人にはこの注意。
学校の中での注意は、少しばかり窮屈な学校生活を送っている人にはすこぶる有効です。あぁ、子どものころにこんな風に注意していたら、もうちょっと楽だったのになぁ…。学校の先生、これ、読んでおいて下さいね。
周りの人との関係、これは社会生活でもお役立ち、すこぶる有効。
注意の仕方も「そりなりに」「いちおう」「ま」「ふつうに」「あらためて」「じゅうぶんに」「ごく」「そこはがんばって きっぱりとするように」「こちらのペースが乱されないように」と、バリエーションに富んでいます。「こういうことには 注意してもしかたないので」なんてのもありますよ。
家に帰って寝るまでのラストスパート、たたみかけるような注意もすこぶる有効。
「明日の用意に注意」、「明日がまた 価値ある日でありますように 心を込めて用意するように 注意しましょう」
「本日の気がかりに注意」、「どうしても 気にかかっていることがあったら いちど整理してみるように 注意しましょう」
これって大人は忘れがちです。そうでした、思い出させてくれてありがとう。
最後は「そして 注意のしすぎに注意」、「注意のしすぎは あなたの健康を害するおそれがあります 注意しましょう」、最重要事項ですね。見事な締めくくりです。
とぼけているようで鋭い、五味太郎流人間観察にも唸ります。
「一般に 親は心配することが仕事ですから」
「なぜか ご近所というものには ふしぎな緊張感がただよっているものなので」
「大人は なにしろ いろいろなことをやるものですから」
「『一家だんらん』をこよなく愛するのは 社会的にやや自信のない親たちですので」
なるほどねぇ。
「すこやかに そして力強く暮らしてゆくため」にはピントをはずさない注意が必要ですね。それには五味太郎流視点がすこぶる有効ということがよくわかります。
紙の本
落石に注意って、どんな注意をしたらいいのか?
2003/06/01 22:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなか侮れない、大人向きの皮肉のきいた一冊。
逆に子どもに理解されるのだろうかと不安になってしまうほど。しかし子どもというのはあまり馬鹿にしたものでもないので、意外にうけるのかもしれない。
朝起きるときの注意、学校へ行くときの注意のほか、母親に注意、世間に注意、おじゃまに注意など、どれも「ああわかる!」と思うこと請け合い。ちょっと疲れたとき、こういう本が手元にあると、気がすうっと楽になれる。絵もかわいい。
いい味だしてます。大人から子どもまでみんなで楽しめます。