とらわれの身の上 ４ （花とゆめＣＯＭＩＣＳ）

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投稿者：黄龍　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

留衣の出現により、恵への思いを募らせる鈴花。「主人と下僕」の関係を対等にする為に、恵との絆を更に深めようとするが、逆にふたりを隔てる龍神の呪いが悪化してしまい——!?嘉が中国から竜神の掛け軸の情報を入手し帰国。鈴花は「昇竜の掛軸」から竜神を呼び出し、そしてなんとか呪いを解く鍵となる情報を竜神から聞き出す。次巻、鈴花と恵は中国へ。番外編は恵の両親の出会い編と恵と鈴花の小さいころのお話

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投稿者：叉葉　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　留衣の出現により、恵への想いをつのらせていく鈴花。主人と下僕の関係を対等にする為に、恵との絆を更に深めようとするが、逆に２人を隔てる竜神の呪いがますます悪化してしまい…！！　そんな折り、中国より嘉が緊急帰国。竜神の掛軸の在り処が判明したというのだが…！？（カバー折り返しより転載）
　とうとうこの巻で竜神が登場します。嘉が中国から竜神の掛け軸の情報を入手し帰国。その後掛け軸を手に入れた鈴花達はどうにかして竜神を呼び出そうとします。そしてなんとか呪いを解く鍵となる情報を竜神から聞き出し、次巻、鈴花と恵は中国へ行きます。この本の３分の２は本編で、残りの３分の１は番外編です。番外編は恵の両親の出会い編と、恵と鈴花の小さいころのお話と、恵の大学の友人でニューハーフの相楽剛志（名前はゴツイ（笑））の視点から見た恵のお話です。最後に中国取材日記やサイン会のレポートなどもあります。個人的にはこの巻は本編より番外編が面白かったです。

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投稿者：コヤタ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

呪いにより、おたがい油断したとき目が合うと、鈴花に執事としてかしづいてしまう恵。症状は悪化し、恵は鈴花なしでは生きていけない体質に・・。恵は鈴花を一人の女の子として好きになり、鈴花も恵を・・。留衣の出現で不安になった鈴花に恵は安心できる証をくれる。それでほっとしたものの、今度は鈴花がホームシックに。恵になぐさめられてホームシックの涙が止まった鈴花に、今度は恵が父兄参観しに行くことに。下僕発作であれこれしないか心配の鈴花に、察した恵はじっとガマン。その後恵の父の帰宅で、恵たちは呪いを解く手がかり『昇竜の掛軸』があることを知り・・・！？

相変わらず、表紙がキレイ！表紙だけの見掛け倒しではなく、中味を読んでもやっぱり絵に独特の華と魅力があります。主と執事、オマケに執事が下僕体質なんていうおいしい設定が魅力的な本書。好きな方にはかなりツボに入るんじゃないかと思います。特にそれがツボに来ない方には、設定のおいしさのわりにストーリーは普通・・ですが、絵が美しいのでかなり救われている気がします。また、この4巻には本編の番外編『とらわれの身の上〜特別番外編〜』『とらわれの身の上〜小さな恋の物語〜』『とらわれの身の上〜相楽嬢的恵観察〜』の3作と、著者の中国取材日記『中国の秘境　雲南の旅！』が同時収録。バラエティに富んだ内容になっています。

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投稿者：ともき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

呪いである特定の人に下僕作用が起きたり、ライバルが出現したりと毎日が気を張る日常と、これからその呪いを解くための戦いの、短いけれどもお互いの気持ちを確かめることのできた有意義な休息期間の巻です。恥ずかしがりやな鈴花（ヒロイン）の積極的なアプローチは、不器用で面白かったし、漫才のような二人の駆け引きは、読んでいるうちに感情が引きずられてしまい、登場人物たちと同じような気持ちを味わえました。少しパターンが似ていて、もっとメリハリがあれば今より面白くなると思います。が、先が楽しみな本です。