「ホラー」というよりも「怪談」という言葉の方がよく似合う作品だ。そして表紙の絵と本の中身のイメージがこんなにぴたりと合う小説も珍しい。この嫌でも目を釘付けにする表紙の絵は、京都国立近代美術館にある甲斐庄楠音の「横櫛」という作品だそうだ。静かに微笑んでいるような和服姿の女性、でも、どこか背筋が寒くなる雰囲気を醸し出している。この雰囲気の絵をいつかどこかで見たことがあるとずっと気になっていたが、最近になって、久世光彦のエッセイ『<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=00767663&volno=0000" target="_blan…
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