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ぼっけえ、きょうてえ  角川ホラー文庫

ぼっけえ、きょうてえ(角川書店) 岩井 志麻子著
税込価格: ¥500 (本体 : ¥476)
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出版 : 角川書店
サイズ : 15cm / 211p
ISBN : 4-04-359601-4
発行年月 : 2002.7
利用対象 : 一般

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コメント・書評

不気味な情景描写に魅せられる
ぱやぴす
2009/07/21 14:57:43
評価 ( マーク )
★★★★★

他の小説にはない独自のスタイルと不気味さに引き込まれて一気読み。日常に潜む情念や怨念が狂気となって迫ってくるような感覚に魅了される。  全文読む 評価する

岩井節炸裂。
戸隠かれん
2005/02/14 20:37:00
評価 ( マーク )
★★★★★

 物語は、遊女の一人語りの口調で描かれていて、 姿は出てこないがもう一人、話を聞いている客がいる設定。 語り口調なので雰囲気がある。 草木も眠る丑三つ時(とまではいかんだろうが)… 静まりかえったほのぐらい部屋。 ぼんやり灯った灯篭の、明かりに浮ぶ遊女とその客。 ぽつりぽつりと身の上を、語る遊女のなまめかしくも恐ろしい影。 その様子を隅の“ついたて”からそっと覗いているような、 そんな感じ。  この本は、表題作のほか、三つの短編が収録されている。 有名な『ぼっけえ、きょうてえ』は先に触れた通りだが、 そのほかの話も負けず劣らず、素晴らしい。 雰囲気は抜群で、文章のセンスも良い。 そして何より、…  全文読む 評価する

グロテスクとユーモラスとの間を揺れる作品
PNU
2003/06/13 12:29:00
評価 ( マーク )
★★★

 岡山弁がユニークな怪奇民俗短編集。表題作がユニークで楽しかった。 「ぼっけえ、きょうてえ」楳図かずおのある作品を彷彿とさせるオチ。凄惨なことをサラッと方言でなんでもないことのように語る女郎が愉快。  「密告函」岡山のペスト流行が引き金となり、さまざまな悪意が育ってゆく。しかし、人間関係(身勝手な男と外面菩薩内面夜叉の女)のモチーフは過去にそっくりな漫画があったりする。ひょっとして、山岸凉子、好きですか? 「あまぞわい」怪奇な民話と、腥い男女関係のもつれが互いに絡み合う世界。 「依って件の如し」頭牛&体ヒトタイプの件が登場。農村の排他的で息苦しい雰囲気がどろどろとしていてキッチュ。  全文読む 評価する

おそるべし岡山弁
パンちゃん
2003/06/04 22:13:00
評価 ( マーク )
★★★

 「ホラー」というよりも「怪談」という言葉の方がよく似合う作品だ。そして表紙の絵と本の中身のイメージがこんなにぴたりと合う小説も珍しい。この嫌でも目を釘付けにする表紙の絵は、京都国立近代美術館にある甲斐庄楠音の「横櫛」という作品だそうだ。静かに微笑んでいるような和服姿の女性、でも、どこか背筋が寒くなる雰囲気を醸し出している。この雰囲気の絵をいつかどこかで見たことがあるとずっと気になっていたが、最近になって、久世光彦のエッセイ『<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=00767663&volno=0000" target="_blan…  全文読む 評価する

やっぱりこの本は、カバーの甲斐庄楠音の手になる不思議な女性の絵でしょう、これだけだって、かなり「きょうてい」ものだよ
みーちゃん
2003/04/17 20:15:00
評価 ( マーク )
★★★★

この本の全ては、やっぱりカバーの絵。とも角、一度見たら忘れられない。不健康だけれど、妙に気になる。でも、手を出すには勇気がいる。おまけに小説のタイトル『ぼっけい、きょうてい』、全く意味が分らない。どこの言葉か、造語か方言であるかも見当が付かない。ホラー大賞というのは魅力だけれど、気持ちが悪い。そんなことを思っていたら、あっという間に三年が経ってしまった。その間、余り気になるので知り合いの画廊で聞きました、この気持ち悪い絵を描いた人を知らないかって。さすが、プロ。直ぐに見抜いただけではない、自分の家にもその画家の作品があるという。この奇妙な味の装画は甲斐庄楠音の「横櫛」、彼女に言わせると知る人ぞ…  全文読む 評価する

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