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  • 発行年月:2002.7
  • 出版社: ビブロス
  • サイズ:19cm/175p
  • ISBN:978-4-8352-1359-0
コミック

紙の本

幾千の言葉より 成層圏の灯 (Super be×boy comics)

著者 鳥人 ヒロミ

幾千の言葉より 成層圏の灯 (Super be×boy comics)

税込 628 5pt

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

こころに灯をともして

2003/04/01 00:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あかり - この投稿者のレビュー一覧を見る

人は何のために生まれてくるのでしょう。
生まれてきたということには、意味があるはずだ。
誰かを愛し、その人を助け、支えるために生まれてきた人もいるかもしれない。
そんな生きかたも、ありかもしれないなあ。
この作品を読んで、そんなふうに思った。読んでいない人にはおすすめしたい、
深い愛の物語だ。

この作品はシリーズになっていて、「成層圏の灯」「年上の人」「セミシングル」ときて、本作で完結。
主人公の子供時代から、叔父との禁断の愛の生活を経て、成長して大学生になり、恋人ができて、仕事を始めてという、一人の人間の半生を読むことができる。本作では、社会人になっている。
ほんの短い一瞬だけを切りとった作品では味わえない、どしんとした充足感があるのだ。

一人は、才能あふれる将来有望なカメラマン。
一人は、やりたいことも特にない平凡なサラリーマン。
仕事がどうということではない。けれど、それぞれに思うところがあり、恋愛感情と絡みあいながら、二人の関係は変化していく。「職業」という視点でみると、はじめは、才能があって好きな仕事ができる方がいいに決まってると思った。自分ならそっちのほうがいい。
けれど、そういうことじゃあ、ないのだ。職業じゃあ、ないのだ。好きな人の役に立つこと。これは立派なことなのだ。意味のある生き方なのだ。
だって、二人とも対等で、しあわせそうだ。ちゃんと同じ重さがある。

人生に意味をつけるのは自分で、自分が納得できるなら、それですべてオーケー
だ。最後の終わり方に映画のような情緒を感じた。そう、まるで映画を見ているようだった。

愛する人の灯になりたい。みんなが、誰かの灯として生きているはずだ。

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紙の本

感動のフィナーレ

2002/07/29 16:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ミントティー - この投稿者のレビュー一覧を見る

いよいろ完結です。
今回は佐伯が愛のためがんばります。
こんな佐伯も好きです。
喜瀬川と佐伯の二人の愛の行く方をどうぞ堪能してください。

シリーズは全四巻です。一巻は絶版ですが、二巻からお読みになっても楽しめます。短編中編の組み合わせでストーリーが構成されていますので。

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紙の本

とりあえずは終わったのね

2002/07/21 23:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はーと - この投稿者のレビュー一覧を見る

長い長い二人の話の、とりあえずは完結編。
運命の出会いをして、一生一緒にいるというドラマみたいな永遠の愛ではなく、
紆余曲折、別離を繰り返して辿り着いた二人の関係は、それぞれの浮気があったり、
喧嘩があったりした分、余計に永遠と確信できます。これからもまだまだ起こりそう
で、でもそれでも安心して見守れそうな二人を見ているのはとても幸せ。

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紙の本

英の逆襲

2002/07/16 16:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る

長かった「成層圏の灯」シリーズ、完結編。
勝手にサブタイトルを付けさせて頂くとするならば、さしずめ「英の逆襲」。
これまでさんざん佐伯に振り回されてきた英は、極限まで傷つけられ、絶望を味わってきた。何もかもを諦め、何に対する未練もなく、「ただ生きているだけ」となった英。そんな英にふたたび佐伯が歩み寄りを見せるが、例えるなら「空腹の限界を超えてしまった」状態の英は、佐伯を前にしてももはや飢えを感じることもなく…。
「佐伯に興味を示さない英、そんな英に一生懸命尽す佐伯」という、前巻まででは考えられなかったような展開が面白い。スパンの長いトラウマ絡みのラブストーリー、興味をもたれた方はぜひご一読を。

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紙の本

とびきりの笑顔が印象的。

2002/07/13 22:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る

散々佐伯を欲しがり、なのに得られず、そこにカブが現れ、少しずつ佐伯を忘れる方向へと英の気持ちが向かい始めたとき、佐伯が英を選んで英の元へとやってくる。
せっかく欲しがった佐伯の存在ではあったけれど、時すでに遅し。
もう英の中では以前のように佐伯は特別な存在に思えないのだと拒絶してしまう。

激しく擦れ違い、もう何もかもダメなのかと思われた二人。
読んでいるこちらとしても、カブちゃんがいい味を出していたので、もうカブちゃんでいいんじゃ…と思ったりもしたけれど、最後、多分七年もたってからの話の中で、佐伯からのプロポーズに、英のあれだけの笑顔を見せられてしまえば、「長かったね」と祝福の拍手を送りたくなってしまう。

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2011/11/24 23:43

投稿元:ブクログ

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