電子書籍
パイドン
2023/05/15 16:23
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んで、プラトンの「パイドン」の話が頭をよぎった。「魂への配慮」とか「霊魂の不滅」とかいうのは、現代だとこうなるのか、と。”私は寿命が来れば死にますが、絵画やダイヤモンドは、そのあとも誰かに引き取ってもらえ、生き続けていくのですから”という言葉がよかった。この人の美に対する考え方が表れているような気がする。サテンのシーツの話もよかった。物質的な豊かさへの挑戦も、魂の何かに近づくためには必要だよね。
紙の本
女性に読んでほしい!
2002/07/18 01:25
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投稿者:たろきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
片目を失ってしまうきっとかなしい本なのではと初めは手に取りませんでした。
でも、テレビで活躍されている姿、どうしてこんなにも人をひきつけ、楽しく
させられるのだろうと、私はふたたびこの本を手にしました。読み終えて
とてもピーコさんの生き方にひきつけられ、感動しました。そしてなによりも
女性としての常識も教えられました。目を失うという生活、考えられますか?
目を失うということがどれだけ大変なことなのか、でもこの本にはそんなノウハウ
ではなく、とても素敵な女性としてのノウハウがつづられています。
紙の本
あったかいピーコさん
2002/11/06 07:29
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投稿者:みっつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファッション・チェックをはじめとしていろいろなTV番組に、明るくてはっきりものを言うキャラで登場するピーコさん。そのずばずばと言うのに、何か悪がない感じが個人的に好きなタレントさんだった。
それで、本屋でこの本を目にして読んでみることにした。読んでみたらとてもあったかい本だったのでかなりびっくりした。友人やおすぎや家族をすごく大事にする人であり、ものすごくあたたかい人であることがこの本を読めばすぐわかる。
TVで率直に物を言うのとおんなじで、あまりにも周りの人のことを率直にべたほめするので、こっちまではずかしくなってしまう文章もあるけれど、ピーコさんの生き様を感じることのできる本である。
それにしても、この本をよんでいると、ピーコさんのあのオネエ言葉のあの口調が浮かんできてしまうのがおもしろい。またこの本でもその物言いで、思わず微笑んでしまうところがある。
おすぎとピーコの仲のことを知ることができて、なぜだかほっとしている。これから2人がTVに出ているのをみたら、私は今までにまして応援しているだろう。
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■説明
おすぎとピーコのピーコ本人の 癌による眼球摘出にまつわる話。
■感想
おすぎとピーコの正直な物言いが気持ちよいと感じる人はこの本はオススメ。「辛らつで嫌い」という人には向いていないかもしれない。
私には、共感することが沢山な本であった。
ピーコが目を取り出したという話はちらっと聞いていて、ああ、義眼なんだな。というのはどこかで聞いたのだが、 メラノーマという癌が原因だったとのこと。
「縦糸の友達」とは永六輔さんがピーコにおっしゃった言葉だそうで、縦糸は一生の友、横糸は一過性の友というように六輔さんは捕らえているとのこと。
===本文より===
友達に何かしてもらいたいと思うのは「欲」だということを、私はこのときはっきりと認識したのです。<中略>
その人のためにしてあげたいことを、たくさんしてあげる。その人から、なんの見返りも望まない。
それが本当の友達なのだ...。
====
===本文より===
自分がしにそうなほど悩んでいるときに「そうそう、あなたの言うとおり」といつも言うような友達がいたとしたら、最初はいい気持ちになれるかもしれませんが、<中略>しだいにその人を信じられなくなるかもしれません。
自分にとって居心地のいい人が、自分のことを本当に思ってくれているというわけではないのです。
====
もっともっと書きたいけれど、このへんで。
私は、相手の悩みを真剣に受け取って考えたときに、素のままの自分の考えを言います。
もちろん相手を傷つけようとして言うつもりはなく、「自分だったら」と考えていることそのものです。 でも、これによって、私から離れていく人も居るかもしれない。それはそれでよいと思います。その人が私に求めているのは そういう言葉ではないのでしょう。
それを理解してくれる人もいるし、それを好まない人も世の中にはいると思う。
そんな風に私と似ていると思うところのあるピーコには 物凄く共感したのでした。
そうして、そういう生き方をしてきたピーコに しっかりとした縦糸の友達ができていることがうれしかった。 私のこの考えを理解してくれる人は きっと私の縦糸の友達になるんだろうな。と思ったのでした。
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TVでピピーピピーしてるピーコしか知らなかったので、びっくりしたのが一番の感想です。たくましい生き様!!
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エアチェックは欠かさない!という程ではないですが、おすぎとピーコがかなり好きな私。歯に衣着せぬマシンガントークは最高に面白いし、おすぎとピーコがそれぞれ相手にツッコミまくるところも物凄く好き。でも、ここまでくるのに本当に色々な苦労があったはずだし、それがあるから言いたい事言えるという部分もあるんだろうなあ、なんて思ったり。ホントはこんな風にしみじみ見ちゃいかんのだろうけど、つい。私はピーコにファッションチェックをされたら全面的にダメ出しをされるタイプの人間なので、中盤に書かれていた美についての項はほとんど興味を持てなかったし、ガンにより片目を摘出してからの心境の変化(自分の為だけではなく、誰かの為に何かをする生き方をしたい、というくだり)には「ご立派だけどキレイゴトだよねそれって……」というイジワルな感想しか持てませんでした。だって、ガンになる前、自分の事だけ考えて生きてきた時だって、ピーコさんの周りには友達いっぱいいたわけで。それって生き方うんぬんよりも、ピーコさんが魅力ある人だったからでしょう?でもそうやって考えてみると、どういう生き方をするかって、究極のエゴの世界なのかも知れないな。ファッションチェック風に辛口な感想を述べるならば、「きれいにまとめすぎ!!」という感じでしょうか。
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あの人にこんな過去があったんだと思いながら読み始めました。不幸は突然襲ってきますがそこにしっかりと立ち向かったピーコさんと素晴らしい友達の方々が描かれています。本当にいい友達をお持ちだと思います。人柄なんでしょうね、うらやましいです。電車で読みながらなんどか涙で読み進めなくなりました。人の幸せってなに?って考えさせられる本です。
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テレビでピーコが話しているそのまんまの口調の文章だった。どんな人なのか全然知らなかったけど、どういう人生を送ってきたかを本を読んで少し知ってから、ピーコを見る目が少しだけだけど変わったような気がする。
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ピーコが片目を失っていたなんて知らなかった。病魔にめげずに頑張って生きていこうとするピーコの姿がこの本に描かれていた。自伝的内容で、共感できる考え方が多々あった。これからTVでピーコを見る時は今までよりも注目してみよう。
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昔から好きだったピーコ氏のエッセイ。
予備校でくさくさしてる頃に新宿の本屋で見つけた。
息抜きを理由に勝ったが一晩で読み切った。
さらにピーコ氏を好きになった一冊。
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ピーコさんに対する、というか「ゲイ」に対する偏見が
一気になくなった一冊。
題名のとおり、この病気によっていろんなものが見えて
きたようです
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タイトルで少し自分に通じるものがあって手にしたんだけど、読んでいるとピーコさんの人となりが今まで自分が考えていたものと違っていて、読んでよかったと思いました。
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今まで感じていたピーコさんへの印象が変わった一冊。誰でも失ってから見えるものも多いけど、歳を重ねた人の回想録は深みがあり学ぶところも多い。中高生に一度読んでもらいたい。内容の意味が分からなくても一度ぜひ。
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おどろいた、、ガンで眼球をとってたなんて。周りの友達にどれだけ支えられてたのか、親がどう育ててくれたのか、に気づいたという。病気になると、元気なときには気づかないことがたくさんわかるんだよなぁって思う。
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片目を失ってから思い出した母から学んだことや、
ファッションや教養についての話や人脈で広がった世界など
たまに耳に痛いお言葉もあったりもしたけど
読んでみて面白かったです。
『・・・教養がないと美しさはわからないということを知ったのです。それこそ本もたくさん読まなければいけないし、オペラでもクラシックでも知っておいた方がいい、ということに気づいていくわけです。』
私もちゃんと教養を高めていかないといけませんね。
アラサーの私でもまだ遅くはないはず
自分にできることから始めていきたいですね。