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さかしま
河出文庫
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俺たちゃ畸形思想なのさ
SlowBird
2011/12/11 00:35:00
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評価 ( ★マーク )
評価保留
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滅びゆく貴族の血筋であるデ・ゼッサントという人物が、その美意識の中にまさに朽ちていこうとする。自分なりの生き方を貫こうとしてはいるのだが、それは誰の目にも世の中に世を向けて破滅へと向かう道でしかなかった。パリを捨て、俗物どもとの交流を絶って、田舎の屋敷に籠って、装飾やら文学やらお気に入りのものばかりを集め、その快楽に耽け続けることを夢見る。かつては散々放蕩したものの、そうして今や彼の生活自体はさして深く語るほどのものは少なく、その思想、審美眼に基づく古今の芸術作品への思いが強く押し出されている。絵画では例えばギュスターブ・モローや、ルドンを絶賛する。そこには神秘と幻想とエロスへの、執拗でありま…
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逆説
矢野まひる
2002/09/07 12:28:00
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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白状するが、ユイスマンスを読むのは根性がいるのだ。退廃主義と言うから退廃してるのかと思ったら、とんでもない。いまどきのワイドショーなどで、なんとなくだらしがない、無気力、ごてごてしている、といった程度の意味で口にされる退廃という言葉とはわけが違うのだ。「さかしま」を読む限り、退廃ってのは、ものすごい生への執着のことを指しているとしか思えない。 主人公デ・ゼッサントは、宗教にも勉学にも女にもすっかり嫌気がさしている。聖体のパンが、小麦粉ではなくじゃがいもの澱粉で作られるのには納得できない。金銭ずくの価値観しか持っていないのにも関わらず、凋落した貴族や僧侶のつまらぬ虚栄心やうぬぼれには迎合するブ…
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