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プールサイド小景・静物  改版  新潮文庫

プールサイド小景・静物(新潮社) 庄野 潤三著
税込価格: ¥500 (本体 : ¥476)
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出版 : 新潮社
サイズ : 16cm / 318p
ISBN : 4-10-113901-6
発行年月 : 2002.5
利用対象 : 一般

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コメント・書評

何にもない良さを語るのはとてもたいへんである。
ばー
2008/03/14 13:35:00
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★★★★★

  庄野は、昭和29年(1954年)に本収録作『プールサイド小景』で第32回芥川賞を受賞。  収録作は、表題『プールサイド小景』、『静物』をはじめ、他に『舞踏』、『相客』、『五人の男』、『イタリア風』、『蟹』、など計七編。 庄野潤三というと、続けて小島信夫、安岡章太郎、吉岡淳之介、と続けて連鎖が私の中では形成されていて、ああいいなあ、ここらへんの時代の小説は、たまらん、などとついつい気づけばこの時代の人達の小説に還っていて、その還りからまた新しい読書のリズムを刻みだすきっかけになるのですが、「なんで私はこんなにもこの人たちに惹かれるのだろう」などと前々から思っていて、ノスタルジーでも…  全文読む 評価する

生活ということ
山口アキ
2005/06/25 06:20:49
評価 ( マーク )
★★★★★

この本のなかには生活があり、ほとんど生活しかなかった。この感想は、おそらくこの本を読んだ人の多くが感じるものではないかと思う。けれど、生活があるということは不思議なことだと思わせる小説だとも思う。 静物という話には夫婦と三人の子どもが描かれている。釣堀にいった話、父と長女の二人で映画を見た話、猪について聞いたことを父が子どもたちに喋る話、ぬいぐるみを取り合う話、逃げ出した蓑虫を見つける話。いくつもの挿話によってできている。何の変哲もない話ばかりだ。特別な感慨もない。 しかし、その変哲のない生活の裏には凄まじい悲劇が隠されている。それでも生活は小さな幸福に満ちて、慎ましやかな瞬間を続けている。そ…  全文読む 評価する

日本が未熟だった時代の夫婦像
呑如来
2002/07/27 19:37:00
評価 ( マーク )
★★★

 今読むとかなり古めかしく思える作品群である。浮気をしながらも自分は悪くないと考えている身勝手な夫と、浮気されていることは薄々気づきながらも夫から愛されることだけを望む妻、などという図式は「男は仕事、女は家庭」といった男性原理がまかり通っていた時代のありふれた小景ではあったかもしれないが、現代の女性はそんな男とは初めから結婚などしないだろうし、そういう男だとわかればさっさと離婚するのが当然であるから、作品に感情移入もできないし心理描写がうまいと感嘆することも難しい。人が自分の若かりし頃を振り返るときのように「こういう時代もあったのだなあ」と気恥ずかしく感じさせられるのみである。とはいえ、この小…  全文読む 評価する

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