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官僚たちの夏  改版  新潮文庫

官僚たちの夏(新潮社) 城山 三郎著
税込価格: ¥580 (本体 : ¥552)
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出版 : 新潮社
サイズ : 16cm / 352p
ISBN : 4-10-113311-5
発行年月 : 2002.3
利用対象 : 一般

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コメント・書評

人事権者
kumataro
2010/11/23 09:52:58
評価 ( マーク )
★★★★

官僚たちの夏 城山三郎 新潮文庫 ひと夏のお話かと思っていたら違っていました。昭和30年代~40年代の出来事です。国家公務員たちの権力闘争で、夏が人事異動の時期なのです。 人事権者である主人公通産大臣官房秘書課長風越信吾氏が人事カードをもてあそぶところから始まります。生臭い話です。前半部では、結局、人間界の答えには「解(かい、真実の答)」はないと感じました。力の強い者の発言が「解(かい)」らしきものになるのです。仕事キチガイたちが働いていた時代です。無定量、無際限に働くのです。帰宅しないのでしょう。結婚は見合いです。 この小説は人事権者の物語です。昭和時代における組織の歴史書を読むようでもあり…  全文読む 評価する

城山三郎の作品は注意して読め!
塩津計
2009/08/27 21:27:06
評価 ( マーク )
★★

城山三郎は平然と歴史を捻じ曲げ大ウソをつく。これ、すべて売文のためであり、カネ儲けのためである。無知な大衆というのは単純な勧善懲悪を好む。城山の戦略は正にこれで、複雑で思いもよらない展開に満ちた歴史というドラマを城山は、まるで遠山の金さんや水戸黄門のように編集し直してしまう。ここに城山「文学」の最大の問題点がある。今、「官僚たちの夏」がTBSで放送され話題を呼んでいる。これはこれで結構なことではあるが、ここで展開される「米国=強大な国力をバックにいたいけな弱小国に圧力をかける悪者」「自由貿易・国際派=新自由主義者=弱肉強食の信奉者で悪者」「貧しいながら焼け跡から懸命の努力を重ね立ち直ろうとする…  全文読む 評価する

あなどるなかれ、”官僚力”
hisao
2009/08/26 17:06:45
評価 ( マーク )
★★★★★

1960年代、池田隼人(59年通産大臣、60年内閣総理大臣)佐藤栄作(61年通産大臣、64年内閣総理大臣)政権下、日本が途轍もなく元気な時代に活躍した風越(モデルは佐橋滋通産次官)を筆頭とする官僚たちの話である世間に反官僚ムードの高い今、テレビ・ドラマ化され、なかなかの人気である何故だろうか?複雑な思いもある”ミスター通産省”・風越(佐橋)は親分肌で傍若無人の超官僚、開襟シャツ1枚、ノーネクタイで大臣、財界人を睥睨するテレビではより一層美化されているが、小説では辣腕官僚の傲慢不遜な”強権”ぶりもあからさまに描かれる我が信念への絶大の自信ゆえ、大臣・財界人を馬鹿にし、吼える、恫喝する自分の信念を…  全文読む 評価する

通産官僚の栄枯盛衰
奥原 朝之
2002/07/30 19:26:00
評価 ( マーク )
★★★★

 時は昭和30年代後半。日本国内は高度経済成長の波に乗り資本自由化を目前にしていた。資本自由化によって国内産業が大打撃を受けると考えた通産官僚は特定産業振興法(略して特振法)を制定して国内産業の保護を図ろうとする。 しかし時代の波は自由化に動いており、保護政策よりも競争政策だという通産官僚と対立する。 経済産業省(旧通産省)は省庁の中でも比較的規制の少ない省庁である。それは国内経済が発展するにつれて国内産業の保護を段階的に無くしてきたからである。それが自然な流れだと思う。 最後は保護政策を主張した官僚たちが破れて幕が下りるのだが、それは時代の要請であり避けられなかったことなのではないだろうか。…  全文読む 評価する

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