純情クレイジーフルーツ ２１世紀篇 もう一度夢みたい！ １ （Ｑｕｅｅｎ’ｓ ｃｏｍｉｃｓ）

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投稿者：kaede　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

雑誌でチラリと見たときは、かつて女子高生だったキャラたちは母親になっており、代替わりした純クレなんて…と思っていた。
けれど、ちゃんと一冊を読んでみれば、代替わり、というほどでもなく、確かに主人公達は母親になっていたけれど、それぞれの性格は高校生から大人になってしまっているのに、笑えるほど変わりなく、それどころか、年数を経た分、性格もパワーアップしている、といった感じだし、子供たち、という存在が増えた分、ストーリーもパワーアップしている。

期待を裏切らない未来図、変わらないテンション、パワーアップした面々。
ちゃんと「懐かしい純クレ」から、「今でもおもしろい純クレ」になっている。

中でもよかったのは、小田島先生の奥さんになっている実子の話。
あいかわらず穏やかなテンションの小田島先生なのだけれど、実子を未だに好きでいる花椿の存在にちゃんと嫉妬していたところ。
それに実子も。
学園祭の余興で実子たちが昔の制服を着ることになり、家で一人着てみた実子は「これを毎日着てた時は何を考えてたんだっけ…」と思い返してみて赤面する。
毎日「小田島先生」のことを考えていたのだと———。
散々、稼ぎの少ない男を選んじゃった、なんて言いながらも、結婚して二児の母になっても、それでも、小田島先生のことを一番好きな人だったと思い出すだけで赤面してしまう実子の意外に純情なところが、本当にあの頃のままで、すごくよかった。

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投稿者：Aloha　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

懐かしい、実子の一重が帰ってきました。３０代の方なら、絶対共感もってもらえる作品です。松苗先生のゴージャスなタッチと、バックに散る花があいかわらず光ってます。小田島先生、やっぱり素敵！　それにしても、今の高校生って派手なのね。みよちゃんが地味にみえました。

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投稿者：ｅｍｉｓ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ちっとも変わっていない！
２０年前、おバカで夢見る女子高生だった４人組（５人？）のその後は、それぞれ結婚して子供が出来たり、作家になったり、スーパーモデルになったりしてるけど、中身はちっとも変わっていなかった。
いつも何かを求めて夢見てる十代の頃と、三十代の今ってそんなに違いがあるものじゃない。ステキな大人の女になんて簡単になれそうにもない。
昔、大笑いしながら夢中になって読んでいた「純クレ」、まるで自分の分身のように感じた「リアル」な感情はいまだに変わりがない。
変わらない華麗な絵柄の、そこかしこに思わずときめいてしまった。
いっそこのまま、１０年後、３０年後、５０年後まで書き続けて欲しい。そんな気持ちになった。

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投稿者：sorano　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

純クレ世代に青春を過ごした私としましては、この本が出たということで、読まずにいられませんでした！　懐かしい〜の連発でした。かつての登場人物が出てくるたびに居た居たこんな人、覚えてるー！！という感じに一気に読み進んでしまいました。
今回の内容は丸ノ内女学園が廃校の危機に？　元女子高生４人の現在、などなど気になっていた「その後」のお話です。
当時のナマイキな女子高生もすっかりおばさんになってしまったのだけど、実子・みよちゃん、桃苗、沢渡くんは今でも仲良し４人組。梅本、教頭先生、花椿くんといった脇役陣たちも健在で、何年たっても変わらず面白さを与えてくれるストーリーです。