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沈まぬ太陽  1  アフリカ篇  上  新潮文庫

沈まぬ太陽(新潮社) 山崎 豊子著
税込価格: ¥620 (本体 : ¥590)
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出版 : 新潮社
サイズ : 16cm / 409p
ISBN : 4-10-110426-3
発行年月 : 2001.12
利用対象 : 一般

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コメント・書評

事故と労務に揺れる企業の実態を描いた力作
ドン・キホーテ
2008/02/10 21:54:06
評価 ( マーク )
★★★★

  山崎豊子が自ら巻末のあとがきで書いているとおり、現実に起こったことをモデルとして小説を書くという山崎自身としては新しい技法でまとめた長編小説である。 出版後には新聞、週刊誌を初めとして相当な議論が巻き起こったようだ。それもそのはず、モデルは実在する航空会社、登場人物も実在し、ストーリーも実際にあったように描かれているからである。 誰しもそれは分かって読んでいるので、悪役として描かれている企業や人物が反発するのは当然である。本書では主役と悪役がはっきりと描き分けられている。主役に敵対する人々はすべて悪役である。名誉を毀損されたと訴える人がいても、不思議ではないという実感だ。文庫本5…  全文読む 評価する

強いて欠点を挙げるとすれば…
拾得
2004/02/11 23:43:00
評価 ( マーク )
★★★★★

 筋を通そうとした一人の苦難の人生の記録を読んで、「面白かった」という感想も失礼な気がするが、とにかく間違いなく面白かった。実在の人物と日航という企業をモデルにとりつつも、一個人一企業を超えた「時代」を切り取ってみせてくれる。組合活動に熱心に関わったがために、海外に十年余も流される前半部に、サラリーマン人生の悲哀と組織の不条理さを感じた読者も少なくないだろう。しかし、この組合活動からは、もはやリアリティが薄れかけている戦後日本の組合活動の出発点の一つ、職員と工員との提携というテーマも浮かび上がってくる。 史上最大の航空機事故「御巣鷹山事故」の詳細な叙述(3巻)からは、この大事故に関わった人間た…  全文読む 評価する

組織の怖さ
ごまた
2002/05/19 00:07:00
評価 ( マーク )
★★★★

組織の中で生きる事の難しさ、組織という壁を強く感じた。組織の中で自分が信じる道を貫き通す事は難しい。けれども、それを行ったものに対する会社と言う組織の仕打ちが本当にひどく、これが事実なのか信じられない。ほんの数十年前の出来事とは到底思えない。  全文読む 評価する

確かに力作なのだが
よっちゃん
2002/03/16 23:56:00
評価 ( マーク )
評価保留

 彼女の作品を読んだのは最初、「女の勲章」であったと記憶している。今でこそ「方言」がマスメディア、小説に広く使われ特段違和感はないのだが、当時は東京弁をいわゆる標準語としてその他の言葉は主役の座にはなかったと感じている。「暖簾」「ぼんち」「女系家族」と全編を大阪弁で表現。大阪弁と言えば「落語、漫才の世界でのんびりした、柔らかい、あるいは間の抜けた」との印象を持っていた私は 彼女の小説を読んでその登場人物の使う大阪弁の「したたかさ、陰湿さ、押しつけがましさ。特に脅迫性の凄み」に圧倒されことを今でもおぼえている。だから、私が大阪弁を使う人に威圧感を抱かざるを得ないところがあるとすれば、それはすべて…  全文読む 評価する

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