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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.11
- 出版社: フェリシモ
- サイズ:17cm/130p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-89432-255-2
紙の本
この本読んだ?おぼえてる? 2 教科書で習ったお話編
著者 あかぎ かんこ (著),フェリシモブックポート編集室 (編集)
「おおきなかぶ」「スーホの白い馬」「ごんぎつね」「最後の授業」「オッベルと象」など、教科書で読んだ心に残る名作とともに、懐かしい国語の授業へタイム・トリップ。【「TRC ...
この本読んだ?おぼえてる? 2 教科書で習ったお話編
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商品説明
「おおきなかぶ」「スーホの白い馬」「ごんぎつね」「最後の授業」「オッベルと象」など、教科書で読んだ心に残る名作とともに、懐かしい国語の授業へタイム・トリップ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
あかぎ かんこ
- 略歴
- 〈あかぎかんこ〉子どもの本の研究家、手づくり雑誌『烏賊』編集長、図書館棚作りプロデューサー。新聞、雑誌などでも活躍中。著書に「子どもの本とごちそうの話」など。
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紙の本
本の探偵
2019/07/21 14:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あかぎかんこさんは本の探偵をしていて昔読んだわからない本、タイトルがわからなかったりした本をまとめて本として出されています。
この前に出されたこの本よんだ?おぼえてる?は子供の頃に読んだ今では手に入らない本がたくさん出ていてとても懐かしかったです。
こちらは教科書に出ていた本が載っています。
これも習ったことがある本とかが出ていて懐かしかったです。
紙の本
待ちに待ってた、こんな本
2002/07/08 18:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供のころに読んだ本で、タイトルや作者名がわからない、そんな本を探してくれるあかぎかんこさんの、『この本読んだ? おぼえてる?』の第二弾。
教科書で習ったお話編です。
教科書で習った話で、今でも忘れられない話って、意外にみんなあるようです。
それも、ちゃんと、当時から興味があって、すぐに本屋に行って、その本を買ったりする性格だといいのですが、当時はそこまで興味がなかったり、教科書も捨ててしまったりで、タイトルも作者もうろ覚え……。
そんな人も多いのでは。
そんな人のために出たのがこの本。
知らない作品も中にはありますが、懐かしい作品がある、ある、ある。
タイトルは覚えていても、案外作者を覚えていないものがあり、「この話って、この作者が書いていたのか!」という驚きもあったり。
懐かしい、そのさし絵を見て、急にまた読みたくなったり。
『この本読んだ? おぼえてる?』第一弾の方でも、子供のころの気持ちを近くに思い出すことができましたが、第二弾はさらに上を行きます。
教科書とは、こんなに、子供のころの自分にぴったりとはりついていたものなのか、と驚くくらいに懐かしいです。
子供のころ、そんなに進んで本を読んでいなかった人でも、この教科書編を見れば、きっと当時、教科書を通して読んでいた作品たちを思い出すはず。
一度、のぞいてみてはいかがでしょうか。
紙の本
読者の記憶に残る断片を手がかりに、「それはこの本でしょ?」と捜してきてくれる<本の探偵>こと赤木かん子さんが演出してくれる——昔、教科書で出会ったお話との懐かしい再会。
2002/01/12 20:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:中村びわ(JPIC読書アドバイザー) - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んだ本の文章がすらすら頭に入ってしまうという渋澤龍彦のような特殊能力に恵まれていない限り、たいていの人があらすじを言えるぐらいに覚えている本の数というのは、たかが知れているのではないかと思う。私などはその最右翼に属していて、読んだそばから筋を忘れていってしまう。先日も、つい3日前に読了したばかりの本のことで思い出せない内容があって愕然とした。ひとりの部屋で、こめかみの当たりからすうっと血が引いていくのが分かる。「これは、さすがにちょっとやばいんじゃないの」と不安になって落ち込んだ。だから、読んで忘れたくないことは、このようにしてレビューの形でメモをしておき、記憶の補填を行っている。
そんな私からすると、この赤木かん子さんという御仁は、とんでもない存在である。何しろ彼女の仕事というのは、「女の子が森でくまに出会うお話」「白い犬がどろんこになってしまうお話」「きつねと自転車が出てくるお話」などという読者の頼りない記憶だけを手がかりとして、その本をぴたり当て持ってきてしまう<本の探偵>なのである。多くの本を知っている上、内容まで熟知している。おまけに、きっとあれだという「ひらめき」がないことには、とてもやっていけない稼業である。
始まってから16年経ったと聞くが、関西の女性向け通販会社に本のカタログ事業がある。彼女のユニークな失踪者捜しはそこでスタートした。その仕事をダイジェストとしてまとめた、本書に先立つ『この本読んだ?おぼえてる?』は、タイトルのネーミング同様、大層チャーミングな本で、手にした私は楽しい時間を過した。ハンディなサイズに、本の装画がたっぷり刷られたオールカラーの贅沢な本。ツボをとらえた赤木節には、ちょっと癖があるのだけれど、貴重な情報がぎっしりと詰まっている。その続編が今度は、誰もが手に取った「教科書」という本を対象として発行された。鋭い企画、歓迎される企画だと思う。
引越しが多かった私の手元には、子どもの頃に愛した本などほとんどないし、転校のために1年に2冊(上下巻なら計4冊)の教科書を国に配布されたというのに、その1冊も残していない。
教科書を離れ大関松三郎の詩集を取り上げた先生、壷井栄の『柿の木のある家』という文庫本を、10コマぐらい使って限られた生徒を指名して音読させ、何のコメントも加えなかった先生。印象に残る国語の授業は、なぜか教科書の外にあった。
しかし…、である。用紙の黄ばんだ教科書のページを載せたこの本で、いくつもの懐かしい教材と再会することが叶った。児童書に少し知識を重ねた今だから、「ああ、これはこの画家の絵だったのか」という発見もあって、体のなかからあっためられるような思いもした。多くの人を陽だまりの小さな教室に戻してくれる本だと思う。
「教科書」という限定つきの対象だから、前作に比べて図版が少なく、赤木さんのエッセイも短いのが少し残念。でも、得がたい情報が形にされたことに深い意味がある。教科書専門の図書館や資料センターの情報も所収されていて親切だ。