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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.11
- 出版社: 小学館
- サイズ:18×18cm/1冊
- 利用対象:一般
- ISBN:4-09-727220-9
紙の本
君といたとき、いないとき With my little moon
空から落ちてきた月と少年の偶然の出会い。人工の月があふれる街で、互いの心は癒されていく。共に過ごす幸せな時間。やがて別れは訪れたけれど…。「ひとりじゃないよ」と優しいメッ...
君といたとき、いないとき With my little moon
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商品説明
空から落ちてきた月と少年の偶然の出会い。人工の月があふれる街で、互いの心は癒されていく。共に過ごす幸せな時間。やがて別れは訪れたけれど…。「ひとりじゃないよ」と優しいメッセージが伝わる月と少年の童話。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ジミー
- 略歴
- 〈ジミー〉台北在住の絵本作家。広告会社のアートディレクターを経て、98年より絵本の創作を始める。作品に「君のいる場所」など。
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紙の本
月と出会った孤独な少年の物語〜人間の根源的な孤独が、美しいイラストと洞察に満ちた言葉で描かれている絵本です。
2004/12/28 19:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る
夜の町は人工の照明にあふれています。夜の闇を照らす月は、孤独なのかもしれません。昼を照らす太陽は、植物の光合成、温度の確保のために科学文明が発達した現在も人間から実質的に必要とされています。夜を照らす月は、どうでしょうか。
月は美しい。月は、昔も今もその美しさゆえに人の心を照らしているのかもしれません。もし、その月が姿を消したとしたら…どうなるでしょうか。
孤独な月が、孤独な少年のもとにやってきました。偶然のようで、必然の出会い。人工の月があふれる町で、本物の月と出会い、孤独な少年の心は癒されてゆきます。月とともに過ごした記憶は、時の流れの中で、少年の成長とともにどのように変容してゆくのでしょうか。
月は僕だけの月だったはずなのに、空に帰った月は、世界中のみんなを照らしています。「ひとりじゃないよ」と教えてくれた月のそばに行きたいと思うのが人情でしょう。「ひとりじゃないよ」と教えてくれたのが、もし、人間の誰かだったら、少年の孤独は、もっと違った形で癒されていたのかもしれません。
人間の根源的な孤独が、美しいイラストと洞察に満ちた言葉で描かれている絵本です。見えなくても存在する、記憶が薄れても確かに存在する大切なものが、この世の中には存在することを教えてくれます。
まざあぐうすの「ほのぼの文庫」は、こちらです。
紙の本
君といたとき、みつけた自分
2002/01/23 22:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきおんな - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あ、月…」そんな簡単な理由で、この絵本を手にとりました。パラパラっとページが勝手にめくれ、そして勝手に止まったページを読んで私は少し考えました。
あの霧がかかったような私の記憶は「優しかった」のだろうか?「光」だったのだろうか? と。それさえも判断がつかないくらい、おぼろげな思い出にならない記憶がとてもはがゆくて…。そしてまた、絵本の重さに任せるままにして止まったページを読みました。
私は貴方をいつまでもほのかに照らす月になりたかったのに、私がいつのまにか月を求めてしまっていたのだろうか? 『月になりたい』ことが欲張りなのか、『月を求めた』ことがわがままなのか、わからないまま…ここから動けない私を見つけてしまいました。
「風が吹いてくれないかしら…」自分で風を熾すことができない無力な私を。
皆さんはこの絵本を読んで、どんな自分を見つけることができるのでしょうか?