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維納音匣の謎 (祥伝社文庫)
維納音匣の謎
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紙の本
出番を厭う名探偵
2003/06/10 10:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る
霞田兄妹、ふたたび。妹が現場に居合わせた縁で、殺人事件の捜査に探偵として駆り出される兄。こういった小説の常、警察は信じられない抜け作ぶり。
あいかわらずヒロインは無邪気にして天真爛漫、アニキの苦労がしのばれたりもして。犯人は途中で予想がつくけれど、探偵の苦悩が読者を最後まで惹きつけてくれます。しかし三条刑事は、ラスト、あれはないでしょー。もしかして…? とは思ったけれど、そんなの女性には侮辱ですよ、ギャフン。