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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 13件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.8
  • 出版社: 三元社
  • サイズ:22cm/361p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-88303-083-0
  • 国内送料無料

紙の本

遅刻の誕生 近代日本における時間意識の形成

著者 橋本 毅彦 (編著),栗山 茂久 (編著)

明治6年の太陽暦採用。定時法に転換した日本の社会の鉄道、工場、学校における時間規律の導入は、いかにして行われ、人々の生活をどのように変えていったのか。現在に至るまでの時間...

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遅刻の誕生 近代日本における時間意識の形成

税込 4,180 38pt

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商品説明

明治6年の太陽暦採用。定時法に転換した日本の社会の鉄道、工場、学校における時間規律の導入は、いかにして行われ、人々の生活をどのように変えていったのか。現在に至るまでの時間意識の変遷をたどる。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

近代日本における鉄道と時間意識 中村尚史 著 17-46
一九二〇年代における鉄道の時間革命 竹村民郎 著 47-76
近世の地域社会における時間 森下徹 著 79-98

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著者/著名人のレビュー

今日は時の記念日。6...

ジュンク堂

今日は時の記念日。671年、水時計によって時報が開始された日にちなみます。

さて、今のいわゆる「時間」が制定されたのが明治6年1月1日。
それまでの日の出と日の入りの刻をもとに算出する、要するに、
季節によって時間が違う和時計による生活は終りを告げました。

そんな「臨機応変」だった昔は遠く、今の日本は電車のダイヤに
代表されるように非常に厳密な時間管理で動く社会。
その間の変化を論じ、浮かび上がらせる1冊。

いつ、どこから日本人は「時間に正確」な民族になったのか?
明治といえば、祖父か曽祖父まで辿れば到達するくらいの近い過去なのです。

【折々のHON 2010年6月10日の1冊】

みんなのレビュー13件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

意外な日本人像

2003/07/27 19:12

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「遅刻」。私が「悟り」と思える物を感じる前(36歳以前)学生時代も会社に入ってからも、毎日、遅刻ぎりぎりの登校あるいは出社をしていた。そういう事もあって、本書に興味を抱いた次第である。
 現在、日本人は世界で最も時間厳守に厳しい民族の一つと考えられている。私のアフリカ旅行時の体験(飛行機が故障でフライトが遅れ、翌朝、何時にバスが出ると連絡を受けたところ、その時間にバスの中に居たのは日本人のみだった)からも、それを感じている。しかし、それは、明治以降徐々に日本人に培われた感覚で、どうも、それ以前は、日本人の時間感覚は非常に大らかなものだったらしい。明治以前、日本は不定時法という時間を採用していたのである。つまり、明るい時間(昼)、暗い時間(夜)を12分割し、それを1刻として生活していた。すなわち、季節により1刻の長さが変化していたのである。これは、日本のように中緯度で季節による昼夜長さの変化が少ない地方で発達した制度であって、欧州のように高緯度で季節によるそれが大きい地方では、定時法(現在と同じ絶対時間)というものが発達し、時計という技術の発達を促した。
 明治以前の日本では、時計というものはあったが、それを所持しているのは、大名、大寺院くらいで、庶民には縁遠いものであった。そういう事からも、待ち合わせで1刻くらい待つのは、当然の事で、子の刻に会おうといっても、分の感覚が無かった当時では、あたりまえの事だったらしい。明治に入り、文明開化により、西欧の技術者が多く日本に入ってきたが、日本人のこのルーズな時間間隔に苦情を述べた記述が多く残っているのを見ても、確かなようである。この点、現在、我々が西欧の鉄道の時間厳守の無さを嘆くのと対比させると面白い。
 明治に入り、まず、時間意識の革命が起こったのは、鉄道からであった。鉄道路線が延長されるに伴い定時法による絶対時間というものの必要性は、その待ち合わせ時間からも普及が欠かせないものとなった。次に、工業化を推し進めた結果、機械が導入された工場というものが増え、機械の稼動と同時に仕事が始まるという観点から、工場における出社時間というものが厳密化してくる。当初、遅刻に対し、非常に厳しい厳罰を課していたようである。こういう変化があったとはいえ、一般的日本人に時計というものが普及したのは、明治の後半から大正にかけてのようだ。明治以前、和時計という機械式時計が存在した。これは、16世紀頃、西洋から入っていた時計を日本人の職人が不定時法という日本の習慣に習って改造したもので当然職人技の代物で、大名が所有していたようである。ここで、西欧の時計を自国の技術で真似る事が出来たのは、日本以外に無かったという記述を読んで、日本の潜在技術力の高さに驚いた次第である。時計は、まず、クロックが家庭に普及し、ウォッチの普及は、それからかなり遅れるようだ。個人が時間というものに縛られるのは、このウォッチの普及が大きな鍵だったのだろう。
 明治の教育において、「時は金なり」を奨励し、時間を大切にする事を教育したのも時間感覚の向上には寄与していたらしい。明治時代に創刊された「家庭乃友」には、既に主婦の時間割というものが記載されていたようだ。
 このように、定時法の普及、時計の普及、社会の時間感覚の要求、日本人の勤勉性が絡まって現在の日本人の時間感覚が出来上がったようである。時間を厳守する事は大切であるが、この時間に振り回されないような生き方をしたいと感じた次第である。

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紙の本

昔の日本人の意外な時間観

2001/10/13 17:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 日本人は時間に正確な民族である。それは定説のようになっているが、実は時計の普及率が7割を超える明治末期までは、みんな正確な時刻など気にせず生活していたのだ。時刻が分からないのだから、守ることが出来ないのも当然といえる。
 また、明治初頭まで日本は太陰暦を使っていたが、太陽暦に切り替わった後明治末期まで、年中行事の日付を算出するために太陰暦が併用されていたという。旧暦といえば単に現在と一ヶ月違いと思っていたが、太陰暦が無くなって正確な日付が分からなくなり、新暦の特定の日に固定されたというのが真相である。

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紙の本

ずっと以前から,太陰太陽暦による定時法と不定時法の併用を行っていた江戸時代のヒトの時間感覚に興味があった

2004/01/06 09:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SnakeHole - この投稿者のレビュー一覧を見る

 実はワタシ,ずっと以前から,太陰太陽暦による定時法と不定時法の併用を行っていた江戸時代のヒトの時間感覚に興味があった。……言ってること分かりにくいかな,説明してみよう。
 よく時代劇とかで出てくる「子の刻」とか「戌の刻」とかいうのは1日を12個の「刻限」に等分した定時法なのね(子の刻が午後11時から午前1時までの2時間)。で,もう一つ,今でも「3時のお八つ」という言葉や「時そば」という落語に残っているような「いくつ」という時刻の言い方は,日の出と日の入りを基準にして昼夜をそれぞれ6等分して打った時鐘の数,すなわち不定時法だったわけ。
 ちなみに「時そば」で最初にうまく1文ごまかすヤツは九つ(だいたい今の時間で午前0時過ぎ)にそばを食って「……七つ,八つ,何時だい?」「九つで」「十,十一……」てな具合にやるんだが,真似をするほうのぼうっとしたヤツはそれを四つ(午前0時前)にやっちまうもんだから,「……七つ,八つ,何時だい?」「四つで」「五つ,六つ……」と余計に払うことになるんだよね(笑)。
 閑話休題,この本はそうした時制でやってきたニッポン人が,明治大正を通していかに近代的時間意識を獲得して来たか,またそれによって何を得,何を失ったかなどを分析した論文集である。その題材は多岐に渡っており,正直オレには退屈なものもないわけではなかったが,「歳時記の時間」(長谷川櫂),「明治時代における時計の普及」(内田星美)などはたいへん面白く読めた。「てっちゃん」方面のヒトなら「近代日本における鉄道と時間意識」(中村尚史),「1920年代における鉄道の時間革命〜自動連結器取替に関連して」(竹村民郎)なども興味深いのではないか。それにしてもこういう論文書くひとってホント「〜における」が好きなのな(笑)。

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紙の本

時間に追いまくられてひぃひぃ言っている人には、その根本を見直すために格好の一冊

2001/09/26 22:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:守屋淳 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ある超大手出版社の話。そこはとても古いタイムレコーダーを使っていて、定時は9時半出社なのに、なんと9時39分までは「9時30分」の刻印が押されるのだそうです(実話)。羨ましくもノンビリしてる話ですが、これは遅刻の本質を考えさせてくれる逸話でもあります。
 つまり、時計の長針が分単位でなく、10分単位にカクッカクッと動くように出来ていれば、9分遅れまでは遅刻ではない……。逆に言えば、秒単位の管理になれば、0.3秒の遅刻でも叱責される社会が来るわけです。
 では、今のような分単位の管理はどこから始まったのか——こんな疑問を、鉄道ダイヤ、会社の出勤管理、学校の時間教育、主婦の時間管理などいろいろな切り口から解き明かす本書、今では当たり前と思っていることが物凄い苦労のうえに構築されたことを教えてくれて滅法面白い人文書となっています。
 まず興味深いのは、江戸時代までは時間はきっちり決まった定時法ではなく、その時々の昼と夜を当分に分けていく不定時法(当然、季節によって時間が変動する)だったということ。でも、それじゃあ会社は出社管理もできないし、鉄道も発車がまちまちになって、それこそ大事故の元凶になってしまう。そこで明治から定時法を取り入れていくんだけど、今まで三十分とか一時間の単位で動いていた人にとってみれば、そう簡単に馴染めるものでもない。いってみれば、現代で突然、二十一世紀にもなったし今後の企業管理はすべて秒単位にするぞとか言うようなものでしょうか。そりゃ、そう簡単には馴染めませんよね。そこで学校で時間の大切さを教育したりとか、てんやわんやが始まり——
 時間に追いまくられてひぃひぃ言っている人には、その根本を見直すために格好の一冊。遅刻魔で迷惑かけまくっている人も、反省してまずは近代人になるために必読でしょうか。 (bk1ブックナビゲーター:守屋淳/著述・翻訳業 2001.09.26)

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