紙の本
呂布の生き様
2002/07/17 11:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第3巻は何と言っても呂布。感動ものである。1巻からここまで、この呂布の死を目指して話が進んできたのかと思うくらい、呂布の生き様が、死に様が、この第3巻に結集する。
北方三国志では、呂布のように、一般には「武勇は並外れているが短慮で粗暴」というキャラクタが、実に魅力的に描かれている。前半では呂布、中盤の張飛、後半では馬超など。赤兎馬を加えてもいいだろう。思うに北方三国志が目指すのは、こういう「男の中の男」の物語なのだ。こういった人達が、作者が最も描きたい人物像なのではなかろうか。
上述の3人が、すべて愛妻家(3人の奥さんはすべてオリジナル登場人物)として描かれているのも興味深い。
呂布はここで華々しく散るが、呂布も赤兎馬も、その影は最終巻まで残る。
紙の本
三の巻・呂布に感動
2001/12/20 18:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タツー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻をゴルフで言えば、プレーヤー達が一、二コースを試したところで、同行者のコンディションを見ている位のところか。
三国志に関する本は数多く出版されているが、呂布に関しては、非道、非人間的、感情のない鬼の様な設定で、不気味な役付けとなっているが、この北方三国志では人間味溢れた「人間呂布」として表現され、心を打たれ非常に面白い。また、それぞれの章を代表する人物の主観にたった表現も面白い。やはり次の巻も読んでみようと思わせる巻だ。
紙の本
呂布に尽きる
2022/08/10 15:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
呂布と曹操が決戦した3巻は、呂布の生き様のカッコ良さに尽きる。野心を抱く他の武将たちと一線を画した心持ちが良かったし、劣勢になっても堂々たる姿に感動する。
投稿元:
レビューを見る
2006年7月16日読了。
呂布が最後までかっこよかった・・・。ここまで呂布の内面をちゃんと描いた三国志小説、私は知らないです。巻が進むごとに登場人物たちが生き生きしてきて、先が気になって仕方がない。
投稿元:
レビューを見る
実は、こんな本も読んでます(しかも、かなりハマりました)
きっかけは思い出せないほど偶然に、読み始めたのですが、
途中で、止めるなんて無理でした
北方謙三氏の才能によって、歴史小説なんて域を超えてます
通勤の満員電車の中で読んでいて、涙が止まらなくなることも
しばしば・・・
十三巻という大作ですが、ぜひ一度!
投稿元:
レビューを見る
混迷深める乱世に、ひときわ異彩を放つ豪傑・呂布。劉備が自ら手放した徐州を制した呂布は、急速に力を付けていく。圧倒的な袁術軍十五万の侵攻に対し、僅か五万の軍勢で退けてみせ、群雄たちを怖れさす。呂布の脅威に晒され、屈辱を胸に秘めながらも曹操を頼り、客将となる道を選ぶ劉備。公孫瓚を孤立させ、河北四州統一を目指す袁紹。そして、曹操は、万全の大軍を擁して宿敵呂布に闘いを挑む。戦乱を駈けぬける男たちの生き様を描く、北方<三国志>第三巻。
投稿元:
レビューを見る
北方三国志は正史をナナメ目線で新解釈したものなので、できればスタンダードな三国志を知った上で楽しんでほしい作品です。さて3巻は孫策と周瑜の二喬嫁とり話。無邪気な若々しさになごみます。嫁つれてきたふたりに太史慈がにやついたりするのもよい感じ。
投稿元:
レビューを見る
呂布〜
耐える劉備、次第に大きくなっていく曹操。そして、力を付けていく孫策。
だがやはり、3巻の見せ場は終盤の呂布!
呂布と赤兎の生き様。
投稿元:
レビューを見る
3巻は見せ場が多くておもしろかった。
呂布と赤兎のエピソードはグッときた。李姫と呂布のシーンもいい。なんだか呂布が大好きになってしまいました。どこまでも軍人らしく、潔く、実は優しい。
孫策と周瑜の二喬姉妹を口説くところも面白い。
投稿元:
レビューを見る
2012年05月 05/38
ここまでは呂布の物語。登場人物の魅力が半端ないです。そしてせつない。陳宮を追う呂布がたまりません。
2008年11月 1/128
投稿元:
レビューを見る
初めて読む中国歴史もの(苦笑)。食わず嫌いだとはっきりわかりました。国の大きさと人のスケールの大きさってある程度比例するのかな、と思いました。
投稿元:
レビューを見る
初めのころは嫌なやつと思っていた侶布・・段々読んでいくにつれ、実はとっても自分に正直で真っ直ぐな男らしい男って思えてきた。
今時こんな男いないなぁ・・
すっかり好きになった。
でも、曹操に「降伏してくれ」と言われたときの侶布の答えは「男には、守らなければならないものがあるのだ」「なんなのだ」と聞く曹操に「誇り」「おぬしの誇りとは?」「敗れざること」と言い、城に入った。
そして曹操との戦いで倒れた赤兎を劉備の家臣の成弦固に託し、曹操との戦いで命を落とした。
このあたりの件はなんとも男らしい、素晴らしい武将達だと感動すらしてしまった。
赤兎を連れた成玄固が海で赤兎の突然の動きで侶布の死を知り、泣くシーンでは思わず涙が溢れてしまった。
侶布の性格だけど、もったいない死に方をしたと思う。
曹操め・・・(ー'`ーメ) ムカッ
投稿元:
レビューを見る
混迷深める乱世に、ひときわ異彩を放つ豪傑・呂布。劉備が自ら手放した徐州を制した呂布は、急速に力を付けていく。圧倒的な袁術軍十五万の侵攻に対し、僅か五万の軍勢で退けてみせ、群雄たちを怖れさす。呂布の脅威に晒され、屈辱を胸に秘めながらも曹操を頼り、客将となる道を選ぶ劉備。河北四州統一を目指す袁紹。そして、曹操は、万全の大軍を擁して宿敵呂布に闘いを挑む。戦乱を駆けぬける男たちの生き様を描く、北方三国志第三巻。
投稿元:
レビューを見る
呂布が死んだ。
どの呂布よりも純真で強かった。
大きな軍隊の動き、戦う武将の矛先。
コントラストのある戦争描写が熱い。
傾城傾国の美女、鄒氏。
江東の二喬。
孫策、周瑜の嫁取り誘拐。
2009.06.14.読了
投稿元:
レビューを見る
北方三国志の呂布には定評がある。
天下無双の豪傑。
戦いに生きた男だが、優しく、脆く。
仲間に対して憧れを持っていたんじゃないかな
ってのが感想。
てゆか、黒に赤ってのがいいね
漆黒のなかの情熱。その色合いを見ただけで呂布を思い出す・・・ってのは冗談。
とにかく呂布が倒されたもんで呂布フリークな僕は熱が冷めた。
少し三国志情熱を待とう。