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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.6
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/295p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-446701-3

紙の本

♂♀

著者 花村 萬月 (著)

頭にあるのも、女とするのも、あのことだけ。複数の女を渡り歩き、妄想の限りを試し、やりまくる。全篇エッチに、性だけにこだわったエロ小説。『フォーカス』連載を単行本化。【「T...

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♂♀

税込 1,760 16pt

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商品説明

頭にあるのも、女とするのも、あのことだけ。複数の女を渡り歩き、妄想の限りを試し、やりまくる。全篇エッチに、性だけにこだわったエロ小説。『フォーカス』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー3件

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評価内訳

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紙の本

エッチの解剖

2002/05/27 10:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 花村萬月『♂♀』(新潮社)を読んだ。鹿島茂『オール・アバウト・セックス』を読まなければ、この作家のものをずうっとこのまま読まなかったかもしれない。車谷長吉を師匠・安原顯さんの書評を読んで興味をそそられたように、これからこの作家のものを読むたび、鹿島さんを思い浮かべるだろう。


 前置きが長くなったが、さて問題(?)の『♂♀』。相当にエッチだ。女がエッチを描くのに比べ男の描くエッチはどうも馬鹿で単細胞、石部金吉。ま、構造上からしても、むべなるかなと思ってきたが、どうしてどうして、目からウロコでした。ガンバレ花村萬月! と応援したくもなった。


 女のエッチは精神的、男のエッチは即物的との言い方がどこかで刷り込まれ、体験的にもさもありなんと心得ている。しかし、読んでいて、くだんの対比が必ずしも無意味で陳腐な決め付けとばかりも言えない気がしてきた。作中主人公の独白はなるほどと思った。


   亀頭原理主義者としては、律子の躯の構造に未練がある。
   これからも調子よく摘み食いをするだろう。だが、それは、
   異性の躯を用いた自慰にすぎないような気がする。
   新たな、しかし以前から抱いていたであろう疑問が湧きあがってきた。
   私は、いまだかつて性交をしたことがあるのだろうか。
   異性と交わったことがあるのだろうか。


 鹿島さんが『オール・アバウト・セックス』で引用されていた箇所もそうだが、この本にはたしかに「いま」がある。エッチを通俗に堕さずに描くには相当の力量が要るだろう。エッチの解剖はアタマが良くないとできない。ぼくの好きな岡崎京子さんや内田春菊さんは天才だが、花村萬月も相当にアタマのいい人だと思った。


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紙の本

根性がないと読めません…。

2001/09/02 12:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マッキー777 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 う〜ん…。男と女の感性の違いでしょうか…。興味があって読んではみたものの、表現がただそのままって感じでそこにとても「エロ」を感じる事はできませんでした…。気持ち悪くて半分ぐらいからは流し読みって感じ…。根性がないと読めないですね。

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2019/11/05 14:10

投稿元:ブクログ

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