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文庫

紙の本

ふわふわの泉 (ファミ通文庫)

著者 野尻 抱介 (著)

【星雲賞日本長編部門(第33回)】【「TRC MARC」の商品解説】

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ふわふわの泉 (ファミ通文庫)

税込 704 6pt

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みんなのレビュー8件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

野尻抱介がヤングアダルトに投げ込んだ爆弾

2001/04/19 19:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S.MATSU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この小説にはヤングアダルト系なら当然あるべき要素が全部ない。あえていえば主人公の泉ちゃんが、眼鏡をかけた女子高生ということだけだろう。

 泉ちゃんのシャワーシーンもなければ、彼女が副主人公の昶君とラブラブになることもない。いや、人物描写そのものが小説としては言語道断なほど平板なのだ。感情の盛り上がりも、汗と努力のサクセスストーリーもない。

 小説の定義に「人間を描くこと」と答えるような人から見れば、「ふわふわの泉」は小説ですらない。

 そのかわり、「ふわふわの泉」には通常の小説が読者に与える感興以外の「感動」がすべてがつまっている。新物質「ふわふわ」の正体が明らかになっていくスリル、ふわふわによる社会の変容、それまでの常識を覆す巨大構造物の建築、そして地球外知性とのコンタクトと、そのあんまりといえばあんまり、すばらしいといえばこの上なくすばらしい結末──。

 これは野尻抱介がヤングアダルトの世界に投げ込んだ「世界を変えるため」の爆弾だ。

 そう、人間なんて自然から見ればたいしたことはないのだ。人間に感動するひまがあったら自然に感動しろ!自然に能動的に働きかける過程での人間に感動しろ。そして人間も自然に含まれる以上、自然への働きかけは必然的に「人間」をも変えずにはおかないのだ。原型をとどめないほどに。

 A・C・クラークの小説を連想する人は多いだろうし、またタイトルそのものもクラークの「楽園の泉」を意識したものなのだが、私としては「野尻抱介の『スキズマトリックス』」と呼びたい。「人間らしさ」をぶっちぎって、疾走するラストは、ブルース・スターリングの傑作とどこか響き合っているように思えるからだ。

 あるいは北杜夫「船乗りクプクプの冒険」とも似ているかもしれない。クプクプも元の世界には帰らないが、泉ちゃんはもっと徹底して振り返らないのである。

 SFファンなら読め。ラスト、大統領とともに「ごああ」とうなるべし。

 宇宙が好きなら、宇宙開発が好きなら読め。ふわふわのとてつもない可能性にうっとりしよう。

 ティーンエイジャーなら読め。ラスト、泉ちゃんと一緒に笑い転げろ。

 傑作だ。バンデグラーフ起電機万歳!

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紙の本

ものたりない

2001/07/12 04:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る

 なんかこう、「設定の無駄遣い」という言葉が頭の中に浮かんできてしまいます。この魅力的な設定を使って、もっといろいろと書けたのではと、ついつい思ってしまうのです。

 ストーリーの根幹をなすものは、あるひとつの発明が如何に社会を変え得るか、と云うSFの王道を行くものです。このふわふわという発明によって、なにが可能になったか、そしてどういう問題が引き起こされたかが語られますが、そういった本来的なトピックに加えて、(ふわふわと無関係な)政治的な問題や、宇宙開発関連、異星からの来訪者など、さまざまな方向性を持ったものが、それぞれ未消化のうちに次から次へと出てきます。どうしても詰め込みすぎの印象を禁じ得ません。

 単なる説明だけでさらっと通過してしまっている部分、つまりふわふわという空前の新素材によって社会や技術にどういう変化が起こったのかと云う点を、もっと具体的に詳細に書いてほしかった。

 内容的に「ふわふわ篇」と「スター・フォッグ篇」にきっちり分けられたのではないでしょうか。そうやって2冊に分けて、もっと読ませてほしかったというのが正直な気持ちです。

 そしてもう一点。この作品には、ふわふわという新素材を得て初めて可能になった、とんでもない構築物がいろいろと出てきます。これらをちゃんと絵で(そう、イラストで)見せてほしかったというのも不満の残るところ。

 うう、もの足りない、食い足りない。

 でも面白いことは面白かった。おすすめ。

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紙の本

趣味の本

2001/06/23 20:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カムナビ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ふわふわというのは,不思議な発明で町が大騒ぎになるディズニー映画の「フラバー」のこと。泉というのは,軌道エレベーターの建設を描いたクラークの「楽園の泉」のこと。ふたつをあわせるとこの本になります。安易きわまりない企画ですが,ライトノベルですので,これでも充分成り立つ様です。SF黄金期なら,正当派の書き手として引く手あまただったろう著者は,女子高校生ヒロインという軟派な設定で読者の御機嫌を伺いつつも,延々と科学解説を続けて,とにもかくにも一冊仕上げてしまいました。要するに他人のアイディアを借りて「僕ならこうする」てな話を小説の体裁をとりつつ,好き勝手に書き散らし,御親切にも「人生」まで語る場面さえあるのです。その図々しさには嫌味でなく感心しました。

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2004/10/12 03:25

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2005/01/17 11:49

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2006/11/14 09:20

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2012/07/16 19:35

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2010/10/31 10:30

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