DVとストーカー。この二つを、これほどいびつな関係で結びつけた小説はこれ以外にないだろう。この作品の主人公は社会から阻害され,必要とされなくなった人間である。そして大学時代の同級生を十数年たってからストーキングし始めるのだ。しかし、その相手は夫からDVを受けて助けを求めている。そして、やって来た『白馬の王子様』はストーカーだった…。そんな時貴方はどうするだろう?この作品はそれぞれの登場人物の視点が細かく描写されていることに注目できる。それが作品に深みを持たせているのだろう。現代の社会が抱く病を鋭くえぐり出した作品と読むことができる。この作者は最近映画化された『呪怨』の作者でもある。こちらの方も…
|